バルサファンの自分にとっては複雑な気持ちもあるのだが、ライバルのレアルマドリードがリバプールを倒し、チャンピオンズリーグ(CL)のビッグイヤーを手に入れた。
試合は前半からリバプールが優勢。激しいプレスと怒涛の攻撃。何度となく放たれるシュートをレアルのGK・クルトワが好セーブを連発。凌いで凌いだ上、後半14分の速攻はフェデ・バルベルデからのクロスに、若きエースのヴィニシウスが合わせゴールを決める。
この虎の子の一点を、終盤は守って守ってレアルが逃げ切る。レアルマドリードは、なんとCL最多14度目の制覇。プリメーラ(スペインリーグ)とスーペルコパを制覇しているので三冠達成。アンチェロッティ監督は、CLで最多の4度目の制覇、スペインリーグ制したことで5大欧州リーグの制覇となった。銀河系軍団を超えて最強になった感がある?
というのも、CL決勝トーナメントに入ってから、奇跡の大逆転を繰り返してきた。戦った相手は、パリ・サンジェルマン、チェルシー、マンチェスター・シティ。準々決勝、準決勝は延長戦の末に勝ち上がってきた。
得点王(15ゴール)となったベンゼマは34歳。ベスト16と準々決勝でハットトリック。準々決勝のチェルシーとの第二戦ではいったん逆転されてからの決勝ゴール。準決勝でも決勝点を決めている。
リバプールとの決勝こそ若きストライカー・ヴィニシウスが決めたが、中盤のカゼミーロ、モドリッチ、クロースといったベテランの働きぶりは見事。そして、GK・クルトワは9セーブ。正に守護神。凄いチームが凄い優勝劇を披露してくれたものだ。
(写真は、いつものごとくWOWOWから拝借。)