もう10年以上も前になりますが、仕事で音響メーカーの研究所の方と、音の採集をしたことがあります。
音の採集というと、何のことかと思う人がいるでしょうが、虫の声とか、水琴窟の音、風の音、お寺の鐘の音が対象でした。
その中で、水琴窟の録音が大変でした。
水琴窟というのは、地中に大きな甕を埋めた中に、一滴一滴の水が落ちるときの音を楽しむ大変凝った仕掛けです。
この水琴窟の録音をしたのですが、人間の耳には聞こえない人口雑音が録音されてしまいます。
なんの音かなと思いきや、自動車の走行音でした。
録音再開のために、夜中の1時から再度録音しましたが、それでも雑音は入りました。
その時の、技術者の方は、人間の耳はうまくフィルターの効果があり、聞きたくない音はカットしているような話しをしていました。
聞きたくない話は、聞こえない・・・
日常よく経験することですが、改めて人間の聴覚のすばらしさを感じました。