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無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

声をかくす人

2013-01-05 | 2015以前の映画評


「声をかくす人」  ロバート レッドフォード監督 △ ☆

 1865年南北戦争終結直後、リンカーン暗殺事件の犯人隠匿の冤罪で、アメリカで初めて死刑を執行された女性メアリー サラット(ロビン ライト)と、彼女の弁護をした弁護士フレデリック(ジェームス マカヴォイ)の実話に基づいた物語です。「私は無実です。」という南部出身のメアリーは北軍の勝利を確実なものにし、そして南部の残党を一掃するために民間人であるにも関わらず軍法会議にかけられ犠牲になりました。メアリーには自分が死刑になっても守りたい人がいました。北軍の兵士として闘ったフレデリックは恋人に去られ、地位を失いながらも弁護を続けるのでした。
 「語られてきた歴史が、必ずしも“本当の”物語ではない。」というレッドフォード監督の熱い思いが伝わる秀作です。国家にはさまざまな陰謀が渦巻いているのでしょう。原題「THE CONSPIRATOR( 陰謀)」に対して、邦題の「声をかくす人」っていうのは映画の本質を伝えきれていないのが残念です。
 タバコは裁判の場面で煙が上がっていました。主役級は吸わずそこは評価できますが、無煙で撮ってほしかったです。タバコについても「国家やタバコ会社が語っていることは必ずしも本当ではない。」というか全くのでたらめですからね。


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サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ

2013-01-05 | 2015以前の映画評


「サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ」 クリス ケニーリー監督 米 □

 現在の映画界は、フィルムとデジタルが共存(サイド・バイ・サイド)しています。映画史の過渡期となっている「今」をアメリカ映画界の監督たちがどう考えているのかを、俳優キアヌ リーブスがインタビューしたドキュメンタリーです。デジタルカメラの発達で簡単に映画を撮影できるようになったことの功罪や、撮影の腕よりもデジタル処理の技術の方が製作の要となってしまうことの問題点などを各監督が語ります。
 観客の知らないところで映画の裏側は日々変化していることに驚かされます。いずれにしても面白い作品を提供してほしいですね。
 タバコは過去の映画「アラビアのロレンス」や「カサブランカ」でタバコが映りました。(□)現在の場面では無煙です。スタジオ内には禁煙マークがありました。タバコについていえば喫煙者と非喫煙者とはサイド・バイ・サイド(共存)の関係ではなく、すでにタバコは過去のものになっているということですね。 


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