「バナナとグローブとジンベイザメ」 矢城潤一監督 ××
弁護士になったばかりの光司(塩谷瞬)は母と妹と暮らしています。両親の離婚後、父親とは会っていません。結婚式をまじかに控え、父親を招待しようかと迷っています。一方、父親の敦(中原丈雄)は介護が必要な祖母と暮らしていますが、母親の世話をするよりも複数の女性と奔放にあそんでいました。そんな時、祖母が脳梗塞で倒れますが、敦の朝帰りのため発見が遅れ回復が望めなくなります。その上、祖母の年金と働いていた居酒屋の売り上げを持って姿をくらましてしまうのでした。沖縄での暮らしを始めた敦ですが、そこで交通事故で瀕死の重傷をおってしまいます。連絡を受けた光司は敦のいる病院を訪れるのですが・・・。
どうしようもないダメな父親ですが、子どもの頃たった一度家族で訪れた水族館とキャッチボールの思い出のため父を切り捨てられないやさしい青年を塩谷が好演しています。もっともだらしがないのになぜかもててしまう敦を演じた中原は今まで目立った役はしていませんがぴったりの雰囲気でした。
タバコは敦の彼女の一人スナックのママ役の根岸季衣が2回焼肉屋で食べながら喫煙しました。(××)
水商売は喫煙者というパターンです。
なお、父子そろってバナナが好きなのですが、敦がバナナの皮を川などに投げ捨てる場面があります。そのため最後に「バナナの皮はゴミ箱に」と注意が出ます。タバコ関連でも、「人前で吸うと、受動喫煙の害を及ぶすことになるのでやめましょう」などという注意は出してほしいものです。