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無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

カラカラ

2013-01-16 | 2015以前の映画評


「カラカラ」 クロード ガニオン監督 日加 ○ ☆

  元大学教授のピエール(ガブリエル アルカン)は気功の合宿のために沖縄に来ていましたが、合宿終了後那覇の観光に出ます。そこで純子(工藤夕貴)と出会います。意気投合したふたりですが、翌日夫婦げんかがきっかけで家出をした純子がピエールの通訳を兼ね旅に同行することになりました。ピエールは親友を亡くしたことがきっかけで何をしたらいいのかと目的を失っていました。それぞれ問題を抱えぶつかりあいながらも、沖縄の美しい自然のなかで自分自身を見つめなおしてゆくのでした。
 タイトルの「カラカラ」というのは泡盛をいれる容器のことで、空になると「カラカラ」と鳴る仕掛けがあります。出会った時のふたりの気持ち、それぞれの空虚さを表現しています。沖縄各地の美しい自然や人々が二人の気持ちを満たしたようです。
 タバコはなし。無煙です。いくつかの民宿や居酒屋での場面もありましたがタバコは出ませんでした。さすがカナダ人監督です。というかカナダでは当たり前ですかね。民宿の室内では禁煙表示がはっきりと映りました。
 沖縄が舞台で無煙だったということもあり☆をつけました。この映画を沖縄で観られてとてもうれしくなりました。 沖縄は先行上映で12日から、東京の公開は1月19日からです。
 無煙映画賞の候補です。

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ルーパー

2013-01-16 | 2015以前の映画評


「ルーパー」 ライアン ジョンソン監督 米 ×××

 主な舞台は今からおよそ30年後の2044年です。タイムマシンで未来から送られてくる者を処刑する「ルーパー」と呼ばれる非合法の暗殺者組織がありました。主人公のジョー(ジョゼフ ゴードン レヴィット)は薬物に依存しながらこの仕事をしていました。あるとき、なんと30年後の自分(ブルース ウィリス)が送られてきます。オールドジョーはヤングジョーの処刑をかわし逃げ出します。オールドジョーは愛する人を救うため過去を変えるという目的があってやってきたのです。当然のことながらふたりはそれぞれ組織から執拗な追跡を受けます。オールドジョーが追っているのは30年後に極悪非道の男に成長するはずの子供でした。はたして未来を変えることはできるのでしょうか。
 SF作品にはこれまでもいくつかのタイムマシン関係のものがありますが、「自分自身を始末しなければならない。」という設定は初めてでしょう。そのせいか、ヤングとオールドのジョーが似ているかどうかはあまり問題ではありません。極悪非道の犯罪者になる予定の子役が好演をしていて助演男優賞にノミネートされるかもしれません。
 興味深い作品ではありましたが、タバコは大変古臭い扱い方をしていてとても残念です。全体に煙がもやっとしている場面が多く、2044年にタバコがまだあるのかとがっかりです。(×)そのうえ逃亡中ヤングジョーが薬物の禁断症状が出た時に、ジョーを匿ったサラ(エミリー ブラント)が「週末には少しは楽になるわ。」と励ますセリフがありますが、その言葉を喫煙者のサラに捧げたいです。サラはタバコを吸うしぐさをしたり実際に吸ったりと、かなりのニコチン依存症です。(×)そのほか娼婦やダンサーが吸う場面もアップで映したりと、(×)タバコの宣伝をかなりしていました。

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