無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

県庁おもてなし課

2013-05-16 | 2015以前の映画評


「県庁おもてなし課」 三宅喜重監督 ○ PP「たばこ」看板 ☆

 高知県庁に観光促進を目的に設立された「おもてなし課」に配属された若手の職員掛水(錦戸亮)は観光特使の小説家吉門(高良健吾)の助言を受け、民間感覚を取り入れるためアルバイト職員明神(堀北真希)を採用し、元県庁職員だった清遠(船越英一郎)のもとを訪ねますが・・・。
 いわゆるご当地映画ですが、単なる観光案内に留まらず二組の男女の恋のゆくへも組み込まれ充実した内容の作品となりました。高知なのに竜馬を封印したところも大変新鮮で、好感が持てます。
 出演者がみなさん好演していますが、特に高良健吾はどんな役を演じても自分のものにしてしまううまい俳優です。主役の錦戸も公務員らしい優柔不断な頼りなさを全身で演じていてよかったです。高知関係者ではなくてもおもしろい作品に仕上がりました(☆)。
 タバコはなし。無煙です。県庁敷地内の喫煙所が映るのですが、全くタバコも煙も見せず、タバコを消す動作だけでした。大変気を使った演出でした。「庁舎内禁煙」とか事務所の禁煙マークもありました。ただ、清遠の民宿近くの塀に「たばこ」の看板があり何回か映りました(PP)。残念!

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