無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

2012年度無煙映画大賞授賞式のお知らせ 

2013-05-17 | 2012年度無煙映画大賞受賞作品
2012年度無煙映画大賞授賞式のお知らせ 
   
☆この賞は次のようなことを目的に設けられました
➀ 映画に携わる俳優及びスタッフなどすべての働く人々をタバコの能動喫煙、受動喫煙の害および残留タバコ煙の害から守ること。
➁ 映画俳優の喫煙シーンがきっかけでタバコ依存症などになった人が多いので、喫煙シーンをなくすことで当事者だけでなく観客もタバコの害から守ること。
➂ 2004年に日本も批准し、世界175以上の国や地域が批准している国際条約「タバコ規制枠組条約(FCTC)」第13条(注)を遵守することを促します。
④ ①、②、③により、映画に関わる人々がいつまでも元気に活躍され、また映画を楽しむことができること。また、タバコのない健康な社会となることを願うものです。
(注)<FCTC第13条>
タバコの広告・販売促進・スポンサーシップの制限または禁止をすることを謳っています。
従来からある情報提供手段(印刷・テレビ・ラジオ)およびインターネット、携帯電話、映画を含むあらゆる形のニューテクノロジーを用いた情報提供手段による広告・宣伝を禁止しています。

無煙映画大賞作品賞   「しあわせのパン」 監督=三島有紀子  
無煙映画大賞主演女優賞  綾瀬はるか  主演作品「ひみつのアッコちゃん」「ホタルノヒカリ」                         
無煙映画大賞主演男優賞  松坂桃李  主演作品「ツナグ」「今日、恋をはじめます」
無煙映画大賞監督賞    斉藤玲子  「よだかのほし」
無煙映画大賞特別賞   「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳」(長谷川三郎監督)
            「よみがえりのレシピ」(渡辺智史監督)
            「スケッチ オブ ミャーク」(大西功一監督)
無煙映画大賞特別アニメ賞 「アニメ・ジュノー」(木村真一郎監督)

日時:2013年6月1日(土) 13:30~16:00 (開場 13:00)
会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
*入場無料 どなたでも入ることができます。

<内容>
・特別講演「PM2.5と健康」(大和浩 産業医科大学教授)
・パネルディスカッション「タバコと健康」(小宮山洋子元厚生労働大臣ほか)
・無煙映画大賞授賞式
・制服向上委員会ミニライブ

なお、この授賞式は、タバコ問題首都圏協議会が主催する「世界禁煙デー記念イベント2013」の一環として行われます。現在、受賞者の出席を確認中ですが、3人の監督のご出席が決定しています。

問合せ先 タバコ問題首都圏協議会 電話:03-3222-6781
     メール:mash_event@yahoo.co.jp


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図書館戦争

2013-05-17 | 2015以前の映画評


「図書館戦争」 佐藤信介監督 ○ PP ライター

 国家によるメディアへの検閲が正当化され、銃器を手にしたメディア良化隊の攻撃から「本を読む自由」を守るために組織された「図書隊」との戦いが繰り広げられるという時代設定です。郁(榮倉奈々)は高校生の時に出会った図書隊員に憧れ、図書隊の一員となりました。そして、鬼教官(実は高校生の時に出会った人)の堂上(岡田准一)の厳しい指導を受けるのでした。ほどなくして、図書隊にとって重要な人物の死をきっかけに大戦争が始まるのでした。
 自称「自衛隊オタク」の有川浩原作の人気小説を自衛隊の協力を得て映画化しました。榮倉と岡田のデコボココンビは笑わせてもくれますが、「言論の自由を守るための軍隊」という図書隊の位置づけに違和感があります。「自由を守る戦い」というのは歴史的にも「非暴力の闘い」でしょう。「人を傷つける自由」は世界のどこにもないのではないでしょうか。また、ビンタや腕立て100回などの体罰はまずいでしょう。文化を守る組織に体罰は似合いません。あれこれちぐはぐさがあり妙にひっかかる作品です。ちなみに46の「県庁おもてなし課」の原作も有川浩ですが、同じ作家が書いたにしては内容が違い過ぎでこれもちょっとひっかかります。
 タバコはなし。無煙です。本を焼く場面でライターを使いました(PP)。

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