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「孤独な天使たち」 ベルナルド ベルトルッチ監督 伊 ××
14歳のロレンツォは学校のスキー教室に参加すると母親に嘘をつき、実はその間地下室に潜伏し一人の時間を楽しむ予定でした。ところが、異母姉のオリヴィアが夜中に転がり込んできます。姉は傍若無人な態度をとり、せっかくのロレンツォの計画を台無しにしてしまいます。しかし、オリヴィアがヘロイン中毒で苦しむ様子を見せつけられたりするうちに二人の気持ちに変化が起きてくるのでした。
ベルトルッチ監督10年ぶりの新作です。日本映画の「中学生円山」も同じ年頃の少年が主人公ですが、全く異なる切り口で14歳の少年を描きました。どちらもそれぞれおもしろいのですが、文化の違いは大きいと感じさせられました。
タバコはオリヴィアが少年の前で喫煙しました(××)。大病した監督ですが、この撮影でかなり受動喫煙の害を自ら受けたことでしょう。タバコについては勉強不足ですね。残念。