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マダムのおかしな晩餐会

2019-01-15 | 2019外国語映画


「マダムのおかしな晩餐会」 アマンダ ステール監督 仏 ☓
 
 セレブの晩餐会にいきなり人数合わせで「マダム」として参加したメイドが起こすちょっと皮肉なコメディです。
 アン(トニー コレット)とボブ(ハーベイ カイテル)は倦怠期を迎えたアメリカ人の夫婦です。パリの屋敷で食事会を開きますが、人数が13人という不吉な数字になってしまいました。そこでスペイン人メイドのマリアを「お客様」に仕立てます。マリアは緊張のあまりワインを飲み過ぎて酔ってしまい、下品なジョークを披露したり本音でおしゃべりをしたり周囲からは浮いてしまいます。隣席のイギリス人画商は「マリアは実は伯爵夫人」という嘘の情報もあり興味を持ちます。そして、マリアはその画商と恋に落ちてしまいます。しかし、アンは自分が頼んだにもかかわらず面白くないのでした。その上、夫のボブはフランス語の教師に気があるようでますます苛立つのでした。
 セレブ社会に、厳然と残っている階級性をところどころ皮肉な目線で暴いています。複雑な心境の「本物のマダム」であるアンをトニー コレットが、「偽物のマダム」マリアをロッシ デ パルマがそれぞれ競演しています。
 タバコは、何回か登場、メイドがキッチンで喫煙するのはプロ意識にかけるのでは・・・。(☓)


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