
「クライ・マッチョ」 クリント イーストウッド監督 米 ○NTS
1975年にリチャード ナッシュが発表した小説をクリントウッドが監督、主演で映画化しました。
今は落ちぶれたロデオスターのマイク(クリント イーストウッド)に昔の恩人からメキシコにいる実の息子ラフォ(エドゥアルド ミネット)を母親の元から誘拐してきてほしい、と頼まれます。渋々引き受けたマイクはメキシコで豪邸に暮らす母親から「息子はどうしょうもない不良で家も出て今は闘鶏でもやっている。」と言われます。「マッチョ」と名付けられた愛鳥で勝負に挑むラフォを見つけます。親の愛を知らず人を信頼できない生意気なラフォとマイクの前に次から次へと難題が襲いかかるのでした。
警察に追われた二人を匿ってくれた女性との出会いは時代を反映させています。マイクは料理も一緒にするし、子どもの世話もするし、ただ威張っている男ではありません。英語とスペイン語の壁を手話で簡単に超えてしまうという子どもの存在も印象的でした。闘鶏のマッチョくんもいい演技でした。
クリント イーストウッドも主演はこの作品がラストかな。次回からは監督に専念したほうが無難です。
作品には関係ありませんが、平日の昼間という時間帯で観客に「じいさま」が多く、シニア層のわがままな態度が目立ちました。ポップコーンはガリガリ食べるし、携帯電話が鳴ればなんと話し出しちゃって「ああ、あの件ね、どうなってるんでしたっけ?はいはい、わかりました。そのようによろしくおねがいしまーす。」って感じで平気でしゃべっているし、「今の年寄は・・・。」マナーを弁えてほしいものです。
タバコは、なし。無煙です。