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「人生スイッチ」 PG12 ダミアン ジフロン監督 アルゼンチン スペイン △
人生の「禁断のスイッチ」を図らずも押してしまった人々の驚愕と爆笑の6本の物語で構成されています。製作はペドロ アルモドバル。
「おかえし」→乗客全員がある男の関係者だったという飛行機の行くへは・・・?
「おもてなし」→夜のドライブインにウエイトレスの親の敵が客として現れ、仲間のコックは仇討をそそのかしますが・・・。
「エンスト」→とろとろ走るポンコツ車を悪態をついて追い越した後新車がパンク。その後は・・・。
「ヒーローになるために」→何度もレッカー移動されてしまう不運な爆破処理専門の男がしかえしで起こした爆破事件が意外な展開となって・・・。
「愚息」→大金持ちの愚息が起こした人身事故を使用人の罪にするために父親は弁護士に相談します。ところが、弁護士も検察官も使用人も法外な報酬を要求してきます。
「HAPPY WEDDING」→華やかな結婚式が何事も無く進行しているさなか新郎の浮気相手が出席していて・・・。
それぞれの物語は独立していて、ハッピーエンドもあれば意外な展開で終わるものもあり、「先が読めない、予想がはずれる」という点では人生そのもののようです。
「63,さよなら人類」と構成は似ていますが、北欧とラテンの国民性の違いがはっきり現れていてそれぞれ面白い作品です。
タバコは、「おもてなし」の中で「猫いらず」を料理に入れて仇討をそそのかしたコックの女性が外で喫煙、「HAPPY WEDDING」でホテルの屋上で調理員が喫煙、それぞれ一瞬なので(△)です。