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劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命

2018-08-02 | 2018日本語映画評


「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」西浦正記監督 ◯ 東宝

 人気テレビドラマの劇場版です。
 災害や大事故などの緊急の場での医療者の苦悩や成長、そして被害者の人間模様を描いたドラマです。テレビのシリーズを見ていなくても理解できるような脚本になっています。
 フェリーが海ほたるに激突し多数のけが人が出る大事故に合わせ、成田空港でも事故が起きます。藍沢(山下智久)を中心に白石(新垣結衣)緋山(戸田恵梨香)らがドクターヘリで現場に向かいます。彼らの奮闘ぶりだけでなく被害者それぞれのドラマのひとつひとつに社会が抱えている大きな問題が垣間見えます。そのあたりが丁寧に描かれ内容はなかなか充実しています。その上、藍沢が怪我までしてしまい、意識不明となり、結婚式を控えた仲間たちを含めはらはらするのでした。
 あれこれてんこもり過ぎるきらいはありますが、伝えたい思いは強く伝わってくるのでまあ良いでしょう。「働くひと」が主人公の作品に中高生がたくさん見に来ているのは結構なことです。隣の席の中学生の女の子が「看護師になりたいけど血が怖いから迷っている・・・。」という声が聞こえましたが、乗り越えて看護師さんになってくれるといいなあ、など思いました。
 ひとつ気になったのは、ラスト近くのセリフに「外人」と言ってましたが「外国人」の方が良かったですね。
 タバコは、なし。無煙です。無煙映画賞候補作

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