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「るろうに剣心 京都大火編」 大友啓史監督 ×××
明治初期が舞台です。かつて「人斬り」と恐れられていましたが、今は静かに素浪人となっている剣心(佐藤健)のもとへ維新政府の大久保利道から直々に「京都へ行って、政府転覆を図る一味の頭を倒してほしい。」と要請されます。迷っていた剣心ですが、大久保がその一味に暗殺されたことがきっかけで京都行きを決心するのでした。
スピード感のあるアクションで、チャンバラではありますがいわゆる「殺陣」の動きとは全くことなり、「るろう」ならではの息をする間もないおもしろさがあります。また、悪役の藤原竜也がいつもながら不気味な悪役を怪演し、その手下の神木隆之介が可愛い顔でもっと怖い役所を好演しています。ベテランの伊勢谷友介や江口洋介、田中も負けそうな存在感でした。主役の佐藤がマッチョではないところがいいですね。特殊メイクもよくできていました。9月公開の後半も大変楽しみです。
タバコは、前作同様、江口洋介がほとんどの場面で奇妙なくらいいつもタバコを口にしていました。(××)そのほか悪役の藤原と彼にまとわりつく女も長ギセルをくわえていました。(×)江口の年齢から考えるとタバコを吸いながらのアクションは心臓に負担が大きく大変心配です。