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ギャラクシー街道

2015-11-13 | 2015以前の映画評


「ギャラクシー街道」 三谷幸喜監督 ☓
 
 コメディ映画の三谷監督が2265年の宇宙を舞台に、人間味あふれる宇宙人たちが繰り広げるちょっと滑稽ないくつかの愛の物語です。
 地球とスペースコロニー「うず潮」を結ぶ幹線道路、通称ギャラクシー街道の中央にあるハンバーガーショップには、全盛期は過ぎたもののシャトルバスのバス停もあることから何組かの客が訪れてきます。宇宙人たちは容貌や言葉はそれぞれかなり変わっているものの、感情の動きはほとんど地球人と変わらず、21世紀の日本のどこかのお店と同じような会話が繰り広げられています。ただ、両性具有の宇宙人が女性と関わって妊娠し30分後には卵を8個も出産したり、1ヶ月に1度脱皮する宇宙人がいたりと、ちょっと奇妙なことも起こります。とりあえず2265年、宇宙は平和なようで一安心です。
 意外な役を演じたり、おかしな動きをさせたり、一流の俳優をいじって笑いを取ろうとしていますが、空回りしています。いくつかのパロディもいまひとつ弾けません。なんとなくおかしくはあるのですが、「あーおもしろかった。」という満足感が感じられませんでした。作品を撮るごとに右肩下がりでつまらなくなっているのが残念です。
 タバコは、2265年だというのにまだ存在していて、パート従業員の大竹しのぶがなんどか喫煙していました。それも厨房で。一応店内は禁煙のようで「吸わないように」と叱られていましたが、気にもせずしばらくするとまた吸っていました。三谷監督は葉巻がお好きということなのでタバコはださないわけにはいかないのでしょうか。ニコチンのせいで映画がつまらなくなったのかもしれませんね。


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