日々好日

さて今日のニュースは

憲法改正国民投票法案

2007-04-12 13:04:43 | Weblog
憲法改正については今までタブー視されて来ました。
日本国憲法は米軍GHQ指導のもと世界で初めての戦争放棄不戦の誓いを条文化した
画期的憲法と云えます。しかしあれから60年余の歳月が経ち日本も世界もどんどん変化して来ました。世界の一員として日本はこの理想的な憲法を楯に逃げ回れ事が許されなくなって来ました。それを認めたくない人が居る事も事実です。
憲法96条には両議員の3分の2以上の賛成で国会が発議し国民に提案承認を得なければならないと規定しています。
この国民投票を実施するためには具体的な手続きを定めた法律が必要となりますが
憲法制定以来改正を考えていなかったのか、その様な法律は有りません。
そこで今憲法改正国民投票法案が審議され様としている。
自民公明、民主共に審議に対しては賛成がなされたが、その内容については、各党
微妙に異なる様です。
自民側は、国民投票は憲法改正に限定すべきに対し、民主党は国政の重要問題に関する国民投票制度も一体として導入すべきとしている点が違います。
対象者は18才以上ただ民主党は選挙権も18才以上に改正すべきとしています。
今このとりつけ部分で各党討議している様です。
しかしこの投票のやり方が問題だと思います。
投票用紙に〇印をつけ投票総数の過半数で承認としていますが、投票総数は50%
以下でもいいのか?その過半数で果たして国民の賛成を得たといえるのか?
各国で問題になっている絶体得票率の問題はどうするのか?
そして一番重要な,どの項目を改正するのか?
問題になるのは、憲法9条の第1項戦争放棄の規定第2項戦力の不所持の項についてでしょう。
第2項は当然個別自衛権の問題や集団的自衛権の問題に関わって来ますが、
これを1項2項・・等個別に承認を得るか?それとも一括して承認を得るか?
これは大問題だと思います。
テレビでも云っていた様にこの様な国の根底をひっくり返す様な法律を、5月
3日の憲法記念日までに通したいと言う総理の考えには賛成しかねます。
やたら時間かければ良いというものではないが、少なくともこの事を掲げた
参院戦なり衆院戦で民意を問うてからでも遅くないと思います。