日々好日

さて今日のニュースは

衆院戦と公明党

2009-05-05 08:00:04 | Weblog
この処麻生内閣支持率が30%近く回復すると、あれだけ吹き荒れた麻生降ろしの
風がぴたっと止み、任期満了は勿論、次期続投の声すら有ると言う。
此処に来て、麻生首相が持つ解散権をちらつかせ始めました。
問題は東京都議選をどう捉えるか?にかかって居ます。
東京都議選を今年の最大重要と認識し、動く公明党と、麻生首相のズレがこの頃
少しきしみ出した感じがしないでもない。
郵政選挙と言われる前回2005年の総選挙で自民党は296名の当選者を出し
公明党と合わせ衆院の3分の2を占める圧勝となりました。
その自民党の小選挙区219名の当選者のうち190名位は公明党の支援がないと危なかったとさえ言われる位、自民党は公明党からゲタを履かせて貰っていました。
その後政権は、小泉から阿倍政権に、そして福田、麻生と変わりました。
崖っぷちの途中まで墜ちかかった麻生政権を支えた一翼が公明党です。
今回麻生首相は、公明党から都議選と総選挙は充分に間隔を開ける様要望されたにも拘わらず、衆院選優先で都議選との近接も排除しない旨明言しました。
当然と言えば当然ですが、これにカチンと来た太田公明党代表が少なくとも6ケ月
の間隔は開けるべきだったと、今まで先延ばしした麻生総理を暗に批判した。
もっとも、麻生さんについては、解散権は「吾に有り」と誇示しただけの発言との声もあります。
麻生首相は公明党から都議選を避けた総選挙を正式に依頼された事はないと、強調
していますが、そこはそこ政治の世界の駆け引き我々には到底判らない処が多すぎる様です。
今回の麻生発言は前の小泉元総理が追い込まれ選挙になる恐れがあると発言した事
への反発ではとの声もある。
しかし小泉発言当時と今の政局は大きく様変わりして居て、麻生首相も余裕が出て
来て今回の発言となったなった感じがします。
何れにしても、補正予算の成立なくしては、解散はあり得ないと言われる昨今です
補正予算と関連法案を国会延長してまで成立させるか?
問題は民主党の出方一つではないでしょうか。
どうも都議戦後、任期切れ前に、麻生首相の解散権行使で総選挙との筋書きが出来て居るのでは、思えてなりません。