イジメ対策とうとう國をも動かすか？

大津で起きたイジメによる自殺問題は大きく社会問題として取り上げられ
警察や文科省等が動き、原因究明や対策等がとられて居るが問題解決とは
仲々なって居ません。

此と同時に陰湿なイジメは全国アチコチで起きています。

仙台私立高校の「根性焼き」事件。赤穂飛びけり動画サイト投稿事件等々・・

何れも初めは、学校側に隠蔽やイジメはなかったのコメントは皆同じです。
そして警察への被害届け・学校への警察介入。教育界は自浄能力放棄です。

政府はイジメが原因の自殺に対し、教育委員会や学校に調査限界があると
判断したら第三者調査による実態把握が必要としました。

しかし此は現在第三者調査は行われて居ますが、教育委員会・学校に有利な
委員を選任し、その結果は非公開と言う全く有っても無くても良い様なシステム
で、此は見直すべきものと思われるが、そのままとは些かガッカリです。。

今回政府はいじめ自殺と東日本大震災被災者へのケアを柱とする「自殺総合
対策大綱」の見直しの一端として学校のイジメによる自殺対策を取り上げた
ものです。

出来ればイジメそのものの國の対策を示して欲しかった。

小沢新党等提出の内閣不信任案で自民党造反者７名

小沢新党等野党七党が消費税増税法案反対で国会に提出した内閣不信任案は
衆院本会議で否認される事は予測されて居ましたが、これにどう民主党の
鳩山グープや自民党若手議員が反応するか注目を集めて居ました。

結果は三党主合意により自民・公明は一体改革関連法案成立を優先し採決を
棄権退場したが、自民党議員７名程が残り賛成票を投じました。

一番問題とされた鳩山グループは鳩山氏等６名が欠席して棄権に廻り、結局
同日付けで離党届けを出した民主党議員２名が反対票を投じました。

此に引き替え、三党合意破棄を強行に叫ぶ小泉議員ら若手議員７名は野党
七党が提出した内閣不信任案に賛同し賛成の票を投じました。

今回は自民党から民主党と同じくらいの造反者が出た事になります。

この後遺症は所々に出て来るでしょう。

この後に来る可能性が高い政界再編に大きく影響しそうですね。

自民党石原幹事長は依然として法案成立後は衆院解散に追い込む考えは捨てて
ないが、民主党輿石幹事長は党首交代なら三党合意は破棄を仄めかして居ます。

お互い党内不満を抱えながらの内閣不信任案否決でしたが、本日１０日に参院
本会議で社会保障と税一体改革関連法案は可決成立する見込みです。

この法案は、重要部分は諮問機関の国民会議で討議と言う謂わば先送りされての
可決成立で、審議をつくされて成立した法案とは些か違い疑問が残ります。

此で２０１４年４月から消費税は８％に、２０１５年１０月から１０％に引き上
げられる事が決定となりそうです。

政府は消費税増税による財源は１％を２・７兆円として１３・５兆円の財源が
確保出来ると計算しているとか。

しかし実際は１％アップで２兆円。せいぜい１０兆円が関の山ではと言う声もある。

それにこの消費税増税を見越して出した債券償還や被災地復興費用に充てる様に
使い途が決まって居るものさえある状況です。

果たして幾ら社会保障方面に流されるのか、今の処全く判らないと言う先の見えない
まま法案成立と相成った様ですね。