昨日日銀は是までの金融政策を検証する注目の金融政策決定会合を開いた。
会合では2年経過してもデフレ脱却のための消費者物価前年比で2%アップ目標に達せず
現在は0・5%までに下がってしまった事を認識した。
是は予想外の原油価格の下落・消費税増税引き上げによる後遺症で経済が停滞した事それに
世界経済の停滞が加わり日本経済が思った程回復しなかったとの理由を挙げて居る。
しかし日銀総裁は強気で決して消費者物価2%アップによるデフレ脱却は諦めない事を明言。
ただ長期戦の構えで是までの金融政策の手直しを示した。
現在国債発行の3分の2程度を日銀が購入して国債の4割も占めて居ます。
国債の保有残高が年80兆円のペースで増える様購入して来ました。
金融政策が限界に来て手詰まりではないかと言われ、日銀は是までの量の拡大から金利へ
大きく舵を切った。
それが禁じ手とされた日銀ゼロ金利政策もその一つです。
確かに金利を下げ住宅ローンや建設・企業へ貸し出し増大等効果は上がったが、これは
諸刃の剣で地銀や年金運営に大きな打撃を与えています。
が日銀は今回の会合で金融政策は量から金利へ益々強める事としました。
今後長期金利がゼロ%程度で推移する様誘導する目標を立てた。
一部では長期金利操作に疑問の声があって、果たして日銀だけで日本経済を左右出来る
のかと危惧する向きもあるとか。
ただ経済は正直に反応し、長期金利は一時半年ぶりプラスに転じ日経平均株価価終値は
300円超えの上げ幅・為替相場は一時100円台までの円安だったそうです。