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常時観測火山の避難壕シェルター設置に課題

2014-10-06 07:40:21 | Weblog

御嶽山噴火で沢山の人が降り注ぐ噴石の直撃で亡くなったと報道されて居ます。

今回の御嶽山噴火は何の前触れもなく突然噴火したとの事で紅葉シーズンで登山を楽しんで居た
250人余りの人に噴石や降灰が襲いかかり大半の人が犠牲になった。

此処に来て噴石を避ける避難壕が何故設置されて居なかったかち言う問題が出て来た。

現在常時観測の全国47の火山にシェルターが設置されて居るのは10山との事です。

有珠山・草津白根山・浅間山・伊豆大島・新潟焼山阿蘇山・霧島山・桜島・口永良部島・諏訪之瀬島
の10山で何れも火山活動中で登山禁止た火口周辺立ち入り禁止のレベル2か3の火山が多い。

今回の様なレベル1の御嶽山の様な山が沢山あります。

日本には活火山が110あってその内は噴火の危険性がある火山47を24時間体制で監視しています。
御嶽山はその中でも危険度が高い23火山に含まれて居るとか。

因みに活火山とは1萬年内に噴火した火山を言うそうです。
現在活動していない山も立派な活火山です。

深田久弥が選定した日本百名山は殆どが24時間監視の活火山に含まれていますね。

霊山と言われる御嶽・白山・立山・富士山すべて24時間監視の活火山です。

が霊山にはシェルターを余り見かけませんね。

何処の山も美観や設置費用の問題や差し迫った危険性はなしと判断して設置されて居ません。

こういった山には民間経営等の宿泊施設の山小屋や雷雨風を避ける避難小屋が設置されて居ます。

中には國の施設もあるのでしょうが殆どが民間とか自治体が設置している。

シェルター設置と言っても莫大な費用を要するので簡単には設置できない。

また活火山を何処が管理して行くかの問題も深く関わって居る。
例えば富士山山頂は富士山大社浅間本宮所有となっています。

シェルターを作るなら國が作るのかそれとも浅間本宮かそれとも山梨県・静岡県なのか?
色んな複雑な問題が絡んできそうですね。

ただ命に関わるなら、費用・美観・設置工事の難しさ等言っては居れないのかも。

因みに現在シェルター設置は阿蘇山が15ケ所・草津白根山が9ケ所・浅間山が5ケ所等
可成り設置が進んで居るとの事。

さて今後どの位噴石防止のシェルター設置されるのだろうか?

シェルターは有毒ガスや溶岩流には効果が薄いが噴石防止には確実に有効ですね。



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