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四国の過疎村で村議会廃止・村総会設置検討・問われる過疎村での自治

2017-06-01 08:53:00 | Weblog

高知県の山奥の寒村大川村で村議会を廃止して村民が議案を直接審議する村総会
設置に向け検討を始めたとの事。

村民が選んだ議員さんに村の運営を任せるのでなく村民の総意で運営して行こう
と言う考え方。

自治会の様に財政規模も小さく、討議議題も簡単なものだと総会形式で充分です。
しかし大きな大会では選出された評議員が討議しないと纏まりませんね。

村議会は地方自治法で設置が義務つけられ居ます。

しかし人口減少・高齢化で議員の定数が難しくなり、費用もバカにならない。

人口1万人以下の小規模自治体は税財政・職員・住民サービス・地域再生問題
を抱え苦慮して居ます。

外の自治体と合併すればある程度問題解決は出来るが事はそう簡単ではない。
地理的問題・歴史的経緯・住民感情が合併する側、される側で問題となる。

この大川村の人口は396名・65歳以上の高齢化率は43・2%で殆ど2人に
1名は65歳以上だそうだ。

この人数だと大型マンションの自治会の方が遙かに超える構成です。

小規模自治体と言えども議員報酬は月額15~20万円程度と決められて居る。
現在議員定数を10から6に減らして居るがなり手がないそうです。

過去に村議会を廃止して一時的に村総会形式に切り替えた自治体があったそう
ですがこれはあくまで地方自治法違反で長続きしなかったとの事。

今後この様な過疎村が増えて行く事が予測されますが国はどの様な対策を
打つ積もりでしょうね。


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