世界文化遺産を審査・勧告するイコモスが長崎・天草キリシタン潜伏関連遺産12資産を世界
文化遺産へ登録する事を勧告しました。
長崎・天草潜伏関連遺産の世界遺産への登録には長い期間がかかりました。
まず長崎県がキリスト教会群で世界遺産登録を申請しましたが、政府から横やりが入り明治時代
産業遺産が先に登録された。
またその後もイコモスから登録見直しで突き返され結局長崎・天草キリシタン潜伏関連遺産とし
申請し今年やっとイコモスから世界遺産登録への勧告を貰いました。
世界遺産登録の12資産は次の通りです。
島原天草の乱の原城跡・潜伏キリシタン信徒発見の大浦天主堂・平戸の聖地と集落・外海の出津
集落・外海の大野集落・五島頭ケ島集落・奈留島江上集落・天草津崎集落の12資産。
250年に及ぶ禁教政策に関わらず民衆が独自の信仰で、継続して来た事が普遍的価値があると
評価された。
6月24日から7月4日まで中東のバーレンで開催されるユネスコ世界遺産委員会で登録の可否
の最終決定が、下されるとの事。
一方日本から同時に出された奄美・沖縄の世界自然遺産登録については推奨内容の見直しを求め
る登録延期勧告がなされたそうです。
奄美・沖縄地区は広範囲に亘り生態学的持続性に重大懸念があると言う事で登録延期理由4段階
では最悪の不登録と言うものでした。
大体政府が出した申請は凡そ登録されて居るが、鎌倉等の登録拒否もあるので、懸念されます。