中近東危機や資源根絶が叫ばれて居た頃、金余りの投資に原油に狙われ天井知らずに
高騰した時期がありましたね。
その後と中近東も落ち着きそれ次世代の原油と云うシェールオイルの開発が進み原油が
だぶつき始めた。
是には是まで原油をコントロールして来たOPECも白旗を挙げ減産を止めてしまったので
だぶつき其れが原油安の流れとなりました。
処がOPECに対抗する産油国の米国でシェルオイルの開発が進み原油がダブツイテ来た。
今回シェルオイルの販路拡大を狙って米国が40年振りに原油輸出解禁を決めた。
米国上下両院も原油禁輸解除を盛り込んだ2026年度予算案を可決成立させた。
米国は1973年第1次石油危機から原油輸出を原則禁止して居たが、シェルオイルの開発
で14年原油生産量はサウジアラビヤを抜き世界一となった。
是で原油がだぶつき今回の輸出解禁となった。
我が国は原油の8割以上を中近東に依存しています。
今回の解禁で今後日本の原油輸入は米国からの選択が増えて来る事になりそうだ。
現在も原油安になって居るが益々価格下落が続きそうだ。
我々にとっては安いガソリンは有り難いが、世界経済にとっては色々あるのでしょうね。