日本には原子炉が16原発で59基ありますが、殆どが稼働停止で安全基準検査を
待って居ますがその中で九電の川内原発と四国の伊方原発の2基が稼働しています。
今回稼働中の川内原発1号機の稼働に対する、原発設置県の知事の判断を求められた
県議会での県知事の判断が注目されました。
何しろ三反園鹿児島県知事は脱原発を掲げて当選した県知事です。
稼働中の原発1号機につき、意外にも安全性に問題はないと稼働容認を県議会で表明
原発稼働に関する法的権限は県知事にはないが、稼働容認の大きな条件になって居ます。
九電は再稼働後事故で停止して居た川内原発2号機も23日から運転再開を発表した。
原発設置県や地方自治体では原子力規制委員会が安全性を保障した原子炉が住民の反対
で随分再稼働中止になって居ます。
其処で原発設置県や地方自治体等では様々な問題が提起されます。
まず住民の命が優先されるべきで原発反対の声。
特に東京等の大都会のためや、電力会社のために何故自分たちが、命引き替えに献身せね
ばならないかと言う疑問。
原発設置県や自治体等が受けるメリット。
それは地方振興・住民福祉向上・地方雇用促進・地方財政確保等を約束する電源三法に
よる豊富な交付金ですね。
財政逼迫する地方自治体にとっては電源三法に依る国からの交付金は救いの神ですね。
鹿児島県知事の稼働容認は苦渋の選択だったのでしょう。
反対派は裏切りを、賛成派は原発推進へ切り替えない態度への批判。
この判断は原発稼働反対派にも賛成派にも余り評価されてない様ですね。