自動車任意保険地震特約引き受け停止か？

今回の東日本大震災では実に膨大な車が地震で潰され、津波で波にさらわれ行方が
判らなくなったと云われて居ます。

車には財産権があるので形が残った車は一応「がれき」とは別に保管されて居る様
ですが仲々所有者の特定は困難の様です。

今回大手損害保険各社が想定を超える自動車保険の補償に恐れをなして自動車の任意
保健につける「地震特約」の受付を停止したと発表しました。

現在任意保険につける一般的車両保険は洪水や高潮の被害は補償の対象ですが、地震・
津波・噴火による被害は別に「地震特約」をつけなければなりません。

地震特約をつけた場合保険料は１割位高くなるが万一の場合車両全額補償が受けられます。

住宅の地震保健は新規契約を継続して居るのに何故車は駄目なのかと云う疑問が起きます。

それは住宅の場合被災者の生活安定に欠かせないとの理由で法律に基づき國が責任を分担
する様になって居るので各損保会社も安心して新契約を継続しています。

これに対し震災後再保険の保険料がべらぼうに高くなったり、各損保会社の支払いを補償
する再保険会社が無くなったりして、各損保会社は維持は困難と見た様です。

ただ一部損保会社は地震特約の需要を見込み新しい形式の地震特約の車両保険を売り出す
様に準備して居るとか。