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どうなるパートの厚生年金加入・健保社会保険適用拡大

2012-05-25 07:14:25 | Weblog
現在国会に提出されて居る社会保障と税一体改革関連法案にはパート労働者
の厚生年金加入と健康保険の社会保険適用拡大が盛り込まれて居ます。

提出した政府は「社会保険の格差是正」「現役世代のセフティーネット強化」
と説明しています。

パート労働者は現行では社会保険適用対象は、週30時間以上働く人。
この人達は満額6万6千円の基礎年金と報酬比例部分の厚生年金が受けられる。

週30時間未満のパート労働者は厚生・共済年金に加入の配偶者が居ない場合
や配偶者が年収130万円以下の時は、被扶養者になれないので、国民年金・
国民健康保険に加入し、全額自己負担となります。

週20時間以上勤務。
月額賃金7万8千円以上。
勤務が1年以上。
勤務先の従業員が501名以上。
学生でない事。

この条件で政府はパート労働者適用対象拡大を図る。
だいたい該当のパート労働者は45万人と見られます。

政府は2016年4月から施行し3年以内に更に拡大する構えです。

これで該当者は確かに今支払っている国民年金に較べて保険料が減り、受け取る
年金の月額は増えます。

ただ国民健康保険の場合はケースによって月額保険料が減る場合と負担増の場合が
出て来ます。

問題は社会保険適用拡大で健保保険料・厚生年金の半額を負担する事業主の負担が
重くなる事です。

特にパートが多いスーパーや飲食業界は経営に大打撃と反発して居ます。

また此の制度が適用になった場合、パートが保険料負担で手取りが少なくなるのを
防ぐため、長時間労働を強要したり、勤務時間を週20時間以下に減らす懸念も出
て来た。

また経営者側も雇傭を抑えパートの職場が減る事も懸念されます。

色々の問題を含んでさてパート労働者の厚生年金や社会保険問題は一体どうなるか?


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