政府は目標の消費者物価指数2%達成には労働者の所得増が不可欠と判断しここ何年も
径団連の尻を叩き、税制面での優遇等で給与アップへ共同歩調を取って来た。
謂わば政権主導の官製春闘ですね。
今回径団連は2016年の春闘の経営側指針を公表しました。
安倍政権は前年を上回る3年連続賃上げを要請して居ます。
連合は基本的には賃金水準を引き上げるベースアップを今春闘でも要求する方針。
是に対し径団連は年収や子育て世代重視の方針を示しました。
ベースアップに限らず、ボーナスや手当の増額等賃上げ方法は幾らでもあるとして
収益が多い企業に対しては「15年を上回る年収上積み」を重視する様に要望。
既に産業別労働組合はそれぞれの要求額を決定し要求書提出する段階になって
居る様です。
中国経済失速懸念で株価が大幅下落し日本経済もおかしくなりかけて居る昨今に
果たして春闘で賃上げが何処まで出来るか疑問視する向きもあるとか。