米国利上げ・中国経済減速・急激な原油安が世界経済を一気に攪乱した。
これにより様々な事が起きて来た。
是まで米国利上げで主要国の金融緩和で、だぶついた資金が新興国から一気に安全な
資産へと流れた。
中国経済失速懸念でこれが加速された。
原油のダブツキは中東状況・米国オイルシール等で、急激な原油安を生み投資マネーが
引き上げられ、行き場を失った。
諸々の要因で株が売られて各国の株安となった。
日本株も大量に売られ同じ目に遭った。
主要国の株価下落率は最大のマイナス15・9%の中國上海総合指数。
ついで日本マイナス13・8%日経平均株価。
ドイツDAX指数がマイナス10・0%。
米国ダウ平均マイナス8・1%
日本は更に比較的安全投資と見られる円が買われ円高と云うダブルパンチを貰った。
一時円はドルに対し115円をつけた。
輸入・観光に取っては、手痛い事です。
日本経済が冷え込む要因となる可能性が出て来た。
株価下落は止まらず昨日の東証は今年最大の下げ幅で632円終値は1万6416円。
まだ底値知らずに下がる可能性が高いとの事。
これで折角復調の兆しが見え始めた日本経済に黄ランプが灯った。
安倍政権が押し進めてきたアベノミクスも窮地に追い込まれた感がある。
安倍政権は今回の2015年補正予算3兆3213億円が窮地を救うと見て居るが是は
余り期待出来そうにないとの説もあるとか。
何れにしてもこのさい来年4月の消費税増税を延ばしたらどうかと言う話しも出て来た
との事。
今回の景気の冷え込みは本格的と見る向きもあると云う事ですね。