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変わり行くか教育委員会

2014-02-14 08:15:46 | Weblog

安倍政権は戦後の総決算として「憲法改革」「経済改革」「教育改革」を挙げ取り組んで来た
との事です。

憲法改革では集団的自衛権容認解釈や更に国防軍創設と基礎固めをして居ます。
経済改革ではデフレ脱却と財政健全化と相容れない課題にヤッキになって居る。
教育改革では学制見直しや教育委員会制度改革等に取り組んでいます。

教育問題の学制問題では現在の6・3・3・4制に疑問が上がり見直そうと云う動きがある。
又教育委員会制度では教育行政の主導権は、自治体クビ長か教育委員長かで揉めて居る。

日本の教育の基本は教師が児童を教育すると云うのが基本で、児童は先生の云う通りに
従うと云う教育方針でした。
謂わば國の方針に従った教育となります。
それが軍国教育となって大きな過ちを犯す事となった。

しかし戦後教育方針も大きく変わりました。

各児童が持って居る個性を尊重し伸ばして遣るのが教育だと云う流れとなった。
処が矢張り其処には昔からの流れで、國の方針に添った教育と云う考え方が残って居ます。

此が大きなネックになって色々な問題が出て来ています。

それに教育は最早聖職ではなくビジネスだとする時代の流れがあります。
教職員も一介のサラリーマンで児童に深く関わるべきではないと云う考え方。
又教職員も公務員として官僚であると云う考え方。

その全てが凝縮されたのが教育委員会だとも云えます。

教育委員会を昔通りに改革しようと云うのが教育委員会制度改革ですね。
謂わば政治主導の教育行政の実現です。

話しが逸れたが福岡県教育委員会が学力向上のため教員OB等による「土曜授業」導入の
方針に踏み切ったとの事は注目に値いする事です。

一時は詰め込み式を嫌い「ゆとり教育」が叫ばれ週5日制土曜休み授業数も大幅削減と
なりました。

処が児童の学力が落ち、基本的学力さえ無い有様で今度は「学力中心教育」に移行した。
ただ週5日制は日本の就労形態から教育界だけ廃止は出来ずそのま週5日制教育です。

今回福岡教育委員会は学力向上のためには土曜授業が不可欠と判断した。

そのため、正式教員がだめならと教員OB等外部講師を雇って「土曜授業」を行う方法と
した模様です。

此に小6と中3を対象とした全国学力テストに成績が福岡県は低迷して居た事に対し
基礎学力向上の面目を賭けた取り組みとなった。

福岡県では外部講師の交通費等に充てる補助金として5500万円を2014年度一般
会計予算案に計上した。

計画では各校月2回を上限に原則として半日授業を行う。
外部講師には教員OBと大学生も参加授業内容は各学校が決める。
習熟度に応じた主要教科の補助学習・基礎学力を伸ばす授業を想定して居るとか。
しかし果たしてどれ程の効果があるかは疑問ですね。

この土曜授業導入は各市町村教委や学校の判断に委ねるが県としては689校全校の
参加を希望しているとか。

こういった動きは恐らく全国的動きとなるかも知れませんが、反面子供に取っては大人の
意地で引き回され迷惑な面もありそうですね。

何か教育委員会と福岡県の暴走の様な感じもしますね。


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