kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

互いを意識した練習

2008-04-20 | 陸上競技
先日からミーティングをしてきました。記録会が終わってから私自身かなり大変で試合に向けてのミーティングが全くできない状態でした。まともに時間が取れたのが金曜日の朝だったのでそこで今私が感じている部分を話しました。

それがどこまで伝わっているのかはわかりませんが、やっと冬期に入った時の「競争心」が戻って来た感じを受けました。「仲良しグループ」では本当の強さは得られません。相手に勝とうとして、様々な努力や意識を持つことでチームの力は高まります。

本来の力を出せなくなるのは自分に言い訳の道を残す時です。「~だから仕方ない」と考え始めるとそれを全てにあてはめていくので、自分の弱さに関する部分を認めずに改善しようとしません。これでは仲間同士言い訳と逃げの連続になってしまうので、「仕方ない」で済んでしまいます。悪い流れを断ち切るために話をして集中して練習をしていきたいと。

互いを意識して走るようにしました。「勝負する」事にポイントを置きました。互いを意識する事で力を引き出す。また高い集中もできます。指導者の自己満足の形で終わるのではなく、選手が次につながるエネルギーを持ったままでの練習にしました。練習中も練習終了後も選手は何か感じるものがあったはずです。ここで感じなかった選手、ちょっと難しくなります…。

今いる選手で戦っていきます。うちはうちのやり方で力を上げていくしかありません。様々な人に助けてもらいながら前に進んでいます。応援してもらえるチームになってきていると思っています。きちんと自分達の力を出し切れるようにしといかなければいけません。

きちんと「心」を作ってから試合に臨みたいと思います。どこまで「本物」に近づけるか??裏表なく純粋に競技に取り組める者と一緒に前に進んでいきたいと考えています。どれだけの者が「本気」になれるか??ここにかかっています。練習中に感じたモノ、私に選手達が話した「言葉」、それを信じていきたいと思います。
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気になったこと

2008-04-20 | 陸上競技
昨日の練習、タータンで行いましたがかなり人が多くて大変でした。加速練習も兼ねてバトン走を中心にしようと計画してたので、人数を考えてバックストレートを使って実施。他校がスタート練習をしていたのでその合間を見ながら走りました。

もう1チームバトン練習をしていたのですが、スタート練習組が「位置について」と言われてスタート位置に付いてからバトン練習を始めて走ります。うちの選手ではないですが注意をしました。もしそのタイミングで走ってスタート練習組とぶつかって怪我をしたらどうするのか、バトンが落ちてそれを他の選手が踏んでしまったらどうするのか、しっかりと周りを見てから動けば問題はないから気をつけるようにと話しました。顧問を差し置いて出過ぎた部分かもしれませんが、やはり気をつけないと故障する危険性がありますから。自分達だけがやっているわけではありません。うちはいつも他の団体と一緒にやってますから合わせていくように自然となっています。

その時もう一つ気になったのが、バトン練習中に他の選手が座ってそれを見ていること。タイミングと渡る場所を確認するのは必要です。しかし、2人だけが走ってそれ以外の選手は何もしていません。それも半袖半パンで…。間違いなく身体が冷えます。アップ等をしたあと20分近く強風の中座っていたら意味がなくなると思います。筋温を保つ配慮はしなければいけません。全く走らないのは…と思います。うちはリレーメンバーでなくてもきちんと走らせます。それが練習メニューとして入っています。バトン走はどちらも力を抜けませんからスピード負荷が高まります。考え方だと思いますが…。

他校の様子を見てマズイな~と思いながらうちの選手には「身体を冷やさないように」と指示を出し続けました。セット走のRest中も意識させて歩いたりコートを着たりすることで次に備えました。

身体が冷えていたのだけが理由かどうか分かりませんが、他校の2名が肉離れしました。私がもっと言ってあげればその辺りの配慮が各自でできたかもしれません。あまり出過ぎた真似はできないと思ったので…。
暖かくなるとこの辺りが難しくなります。身体が温まった気になってアップやRest中の保温が疎かになります。昨日は最初の時点からかなり気になっていたので練習開始前に話をしました。それが良かったのかどうかは分かりませんが怪我はありませんでした。

一応、2人の選手の応急処置はさせてもらいました。少しは違うと思います。こういうときにきちんと気を配っておく事で様々な予防と集中を保つ事につながります。気をつけないといけないと改めて感じました。
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勝ちと負け

2008-04-20 | 陸上競技
これは金曜日のミーティングと選手の日誌に書いた内容。

「勝って当たり前」「負けても仕方ない」という気持ちを持っているのではないか?という投げ掛けをしました。男子はかなり力のある選手が入ってきました。なかなか勝てません。「速いから仕方ない」と思っている部分があるんじゃないかと感じました。これは女子も同様で、力がついてきた選手に勝てなくても「貧血だから仕方ない」「速くなっているから仕方ない」と自分自身に言い訳をしている部分があるんじゃないかと話しました。

逆に以前と比べて走れるようになった選手や力のある新入生は「勝って当たり前」と思っているのではないか?それで本当に強くなれるのか?自分自身の中で考えていかなければいけません。そんな慢心を持っていては更なる成長はありません。

もう一度投げ掛けをしました。チームメイトに負けて「仕方ない」と思うような選手は絶対に強くなりません。先輩、後輩、同級生に対して「負けたくない」と思えなければ単なる「仲良し集団」で自己満足から上にはいきません。そのような競い合う雰囲気がなければ、1番強い選手は「負けないから大丈夫」と勘違いしてしまいます。互いに意識して刺激を与えられない関係なら、本当の意味で強くなる事はできません。

金曜日午後の練習では少しその雰囲気が出てきました。随分「負けない」オーラが出てきました。やっとです。これをずっと続けるから強くなれるのです。チームメイトだからこそ、厳しい指摘を遠慮なくしていかなければいけません。それで関係が崩れるならそれまでのチームです。
まだまだ1年生は甘いと思います。色々な意味で。体重管理にしても取り組む意欲にしても太刀打ちできない位の「差」があります。まだまだお客さんです。このままでは持っている力の半分程度しか発揮できないでしょう…。

意味を考えていって欲しいですね。
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