kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

これまでにない競り合い

2010-06-15 | 陸上競技
月曜日の練習、かなり競り合いの中でやることが出来ました。前の記事にも少し書きましたがマイルメンバーに入れるのは6人ですが、そのための練習を7人でやりました。これによ競争心が高まったと思います。

先週水曜日、mikiが足の痛みのため走れなくなりました。この時点で最大努力をして回復をさせようという意識はありましたが、同時に万が一に備えて次の策を考えなければいけないと判断しました。もしもmikiが走れなかった時に5は人の中から4人を走らせることになります。それでもインターハイに向けて戦えると思ってはいましたが、競争の相手が減ることでチーム内に安定が生まれるのではないかと考えました。
そのため今まで短長の練習を一度もやっていないmihoに300mを走らせて今後の可能性を探りました。秋以降はマイルを走らせるつもりでいましたが、現時点では全く頭にありませんでした。200mの走りなどを見ていると爆発力があるので魅力を感じていましたが、まだ早いかなと考えてはいました。しかし、チーム内に競争をもたらすために走らせることにしました。内部崩壊する危険性を含んだ選択です。

上級生は昨年から自分が走るんだという強い想いを持ってやってきました。上級生と1年生ではマイルに懸ける想いの強さが違います。しかし、約束事は常に「速い者から4人」です。以前から学年は関係ないと言い続けてきました。力があって「走りたい」という者にチャンスを与えなければ不平等です。学年が上だから走れる、今まで一緒にやってきたから走りたいというのでは「青春ごっこ」で終わってしまいます。思い出作りのためにやっているのではありません。インターハイを勝ち取るためにやってきたのです。

それでもこちらからきちんと説明をしておく必要があると思い、木曜日に女子だけに話をしました。中国に行く選手全員にチャンスがあること、最後の最後まで自分が走るんだという気持ちを持ち続けることを繰り返し話しました。純粋に戦うためにやっているのですから一時的な感情だけでメンバーを決めるわけにはいきません。特に女子はこの辺りがきちんと理解できなければチームはできないと思っています。プラスアルファの力を発揮するためにはこの部分は絶対に外せません。崩れるのは本当の目標を見失った時です。
「走りたいから走る」というだけではありません。みんながずっと目標にしてきたインターハイに行くために一番確率が高いメンバーで臨む必要があります。そこは全員が理解して初めて戦えるのだと思います。この時点で心が揺れるような者は戦えないと思っています。シビアな状態を受け入れられない者が本当の勝負はできないですからね。

かなり話が反れましたが、月曜日は7人が走りました。今まで以上の競争です。自分のやるべきことを意識しながら、最大パフォーマンスを発揮することだけを考えてくれたのではないかと思います。最後の250mは今までで最高レベルの競り合いでした。rinaが33秒6で走りました。次の2人が34秒4だったと思います。力を出しきれれば3分53秒台も可能だと思っています。本気で。

最後のポイント練習でかなりの手応えを感じることが出来ました。これは競争意識が産み出したものだと思います。エースがエースとして責任を果たし、それを全員が追う。中途半端な走りではついていけませんから自然とレベルが上がる。mikiが足を痛めた事がきっかけとなり今までで以上の競争意識が芽生え、チームが一つになってきた感じがあります。rina以外はメンバー確定はいないというレベルだと思っています。本当は「この4人で行けば大丈夫」という選手がこの時点で決まっておいたほうが良いのかもしれません。しかしり今のメンバーですぐに決めるのは難しいと考えています。そこで不安になってしまい自分を見失うならそこまでの選手、そこまでのチームだと思います。全員が「自分が走る」という強い気持ちを持ち続ける事ができるまで精神的なつながりが強くなるなら、間違いなくインターハイに届くと思っています。

昨年、中国の準決勝で涙を流しました。あの時の悔しさが今のチームを支えています。最初から負けることを考えてはいません。表彰台に近づきインターハイを力で勝ち取ることだけを目指してやって来ました。今のチームなら届くと思います。負ける気は一切ありません。そのためにチーム内で競争をしてきたのですから。多くの方の支援を受け目指す場所だけを見てきたのですから。

最後のポイント練習、今までにない手応えを感じています。戦います。一切の油断、慢心はありません。簡単でないのは私も選手も分かっています確実にインターハイに行けるとは思っていません。戦い抜いて自分達の力で勝ち取るのです。。

このblog、どれだけの方が閲覧しておられるかは分かりません。応援してください。見えない力が必ずこの子達の背中を押してくれると思います。普通のチームですが、絶対に他校に負けない想いを持っています。これまでblogに書いてきた事が全てです。戦うのは選手です。高い意識を持ってこれまでになく競り合ってきました。届きます。このチーム、応援してください。全力でインターハイをつかんできます。

気負わず、平常心で。選手に言い聞かせている言葉です。私自身も胸に刻みながら高めていきたいと思います。私達ならできる。そう信じています。
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最後のポイント練習

2010-06-15 | 陸上競技
水曜日、中国に向けての最後のポイント練習としました。土曜日にやって月曜日ですから少し間が短くなっています。こうなることは分かっていましたから土曜日は練習を抑え目にしていました。ポイント練習がきちんと出来れば必ず戦えます。そのために外せない練習だと思っています。

試合に向けてアップは完全にフリーにしました。4継とマイルで別々にバトンパスをしながらジョグをしていました。うちはジョグをしませんからこういう部分でしっかりとやらなければいけませんね。アップする姿を見ていると土曜日と比べてかなり身体が動いている様子が見られました。土曜日の午後と日曜日にしっかりと疲労抜きができていたのだと思いますね。ここ最近の意識はかなり高くなっていますから当然といえば当然です。
アップの時点では若干akaneが入れ込みすぎている感じを受けました。まーインターハイの可能性があるのですからその気持ちは分からないでもないですが。こういう時はあまり上手く走れません。動きが硬くなりますからね。肩の力を抜くように言いましたがやはり力みが見られました。

他の者の走りはかなりキレがありました。前日治療をしてもらったmikiも普通に走っていました。少しバランスが気になっていましたがMAXの9割近いスピードまではいっている感じがしました。悪くありません。この段階でこの日の走りは全体的に走れるだろうなという予測ができました。動きをある程度見ればわかってきます。

この日は短長はSDからの250m+αとしました。土曜日はバックストレートが強い向かい風でしたが今日は少しでした。走りやすかったと思います。400mの流れを作るためにはこの位の距離までしっかりと走っておけば感じはつかめます。4継をやっている者がいましたから、2組に分けて走らせることにしました。動きはかなり良かったですね。rinaは35秒1、mikiは36秒1、yukaは36秒8。土曜日よりも走れています。県総体前よりもかなり良いですね。2組目は下級生だけで。これは土曜日の反省を生かしてmihoが積極的に走りました。怖がらずに走れば速いですから。タイム的にはmihoが35秒4、sakiとhatuが36秒2でした。mihoはショートスプリンターですから爆発力はかなりあります。300m位まではrinaと互角以上に戦える可能性があります。+αでもしっかりと走れました。面白いと思います。250mだけで状態を全て把握するのは難しいですが総体前よりもかなり良いと思いますね。

ハードル組は300mH+α。akaneは1人で走らせました。タイムを狙いすぎていましたから動きが硬い。ここが課題です。それでも47秒6くらいで入ってきています。歩数の切り替え等を冷静にできるともっと変わってくると思いますね。結果は自分のレースをしていれば必ずついてきます。狙いすぎたら良くはありません。ここがきちんとできたらかなり強いと思います。
kazukiは大学生と一緒に走りました。中国を意識して内側から少し速く入ってもらうようにお願いしました。ほとんどハードル練習が出来ていませんから焦ってしまうことが考えられます。あえてそういう状態を作ることで崩れないように走らせたいと思いました。学生の協力により非常に良い練習となりました。ありがたいですね。

女子はもう1本250mをスタンディングから走りました。多分オープンで競り合ったほうがタイムが上がるかもしれませんが接触が怖いのでセパレートで走ることにしました。今までは6人でやったり、5人で走っていましたが今回は7人でやりました。これまでよりも更に競争意識が高まっています。全体的に走れていますから誰が走ってもかなりのレベルの記録が出せる手応えがあります。そこは選手に意識をさせています。メンバーに入るかどうかで不安に思っているような選手は今のチームにはいないはずです。走れるものから4人です。7人いたら1人は実際にレースに出ることはありません。それでも中国のレース寸前まで「自分が走って勝負を決める」という気持ちを全員が持てれば必ずインターハイに届くと思います。

実際の走りはMAXでした。全員が今の力を出せたと思います。rinaは33秒6。これはかなり速いと思います。26秒台で入らなければ届かないですから。57秒台が現実味を帯びています。マイルのラップでもかなりの期待ができます。全体的に走れているという手応えを得ました。個人でもマイルでもインターハイをつかみたいと思います。。戦いに行きます。

感じたことはありますが、また別に書きます。非常に良い練習だったと思います。
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