県総体最終日、男女200mが実施されました。これにはうちの男子エースotaniとkitamura、女子はmihoが出場しました。
otaniは4月初めより身体が思い通りに動かない日々が続きました。正確に言うと中国合宿の時にはすでに身体が万全ではない状態だったと思います。なんとか動かしてきましたが4月の記録会の後にあまりにも動きが悪いので貧血検査に行かせました。結果は貧血でした。冬期中からかなり話をしてきましたが男子がここまでの貧血になるとは思いませんでした。もっともっと細かく見ていたらそのような状態にはならなかったかもしれません。otani本人はうちのチーム内で一番陸上競技に対する想いが強いと思います。女子もかなりの想いを持っていますが、これはotaniの取り組む姿を見て「自分もやらなければ」という気持ちが強くなってきたという部分があります。実直で無口ですが本当に陸上競技と真剣に向き合ってきました。だからこそなんとか走れるようにしてあげたいという気持ちが強くありました。
貧血からシンスプリントになりました。あまりの痛みに加速段階が作れない状態です。支部大会の時点で思い通りに練習ができない感じでした。そのため支部大会の200mで決勝では80m地点で足をつってしまう、100mでは思い通りのレースができない。本人はかなり辛かったと思います。それでも「インターハイに行くんだ」という想いは全く変わらない強い精神力を持ち続けていました。県選手権も全く走れない。それから総体までは1週間に1本走れるかどうかの状態でした。スピード練習ができないためエアロバイクで爆発的に身体を動かすというのは続けてきました。kazukiの例がありますがショートスプリントならなんとか持つのではないかと考えていました。シンスプリントが少し回復してきたときには見違えるように身体が動いていました。これはいけると確信していたのですが、今度はアキレス腱痛で走れない状態になりました。この繰り返しで総体に迎えました。かなり厳しい状態でした。
総体、何が何でも中国大会に行きたいという本人の想いがありました。この状態で簡単なことではありませんが、「必ずいける」と言い聞かせてきました。本人の「想い」の強さにきっと神様も手を差し伸べてくれると信じていました。4継での走りはまずまずでしたが、本来の最大スピードを発揮はできていない状態でした。本人が「100mと200m、両方で狙うのは難しいのでどちらかに賭けたい」と相談してきました。本人の意思を尊重して100mを棄権して200mのみに勝負を賭けるという状態にしました。簡単なことではないのは私も本人も分かっていましたが絶対に諦めたくないという気持ちがありました。
結果は本来の走りが出来ずに予選落ち。言葉に出来ない悔しさがあったと思います。私は本人に「申し訳ない」としか言えませんでした。どんな言葉も意味がない気がしました。一番苦しいのは本人です。うまく表現できませんが…。
本人と少し話をして痛みを取って自分の納得できるパフォーマンスをするまでやってみてはどうかと話しました。私の力不足が原因だと感じています。全員が最大パフォーマンスを発揮できるようにしなければいけないのです。他校と比べ、かなりの実力発揮はできていると思います。しかし、90%の者が発揮出来ても1人でも納得出来なければそれは私の力不足です。発揮出来なかった者にとっては一生の事です。心から申し訳ないと思います。このままでは終われません。
ktamuraはotaniの分まで走ってくれました。予選は組の1位通過でした。これまでと比べてかなり力がついています。決勝には届きませんでしたが準決勝では全体の10番目まで行きました。otaniの気持ちを継いでもらいたいと思います。それだけの力は付いてきています。秋には決勝に残って戦っていくだけの力はあります。
mihoは疲労困憊でしたがなんとか決勝にたどり着きました。決勝ではバテていましたが、なんとか7位になりました。本人の適正はショートスプリントだと思います。その能力を最大限に生かしていけるように考えていきたいと思います。400m系への種目変更はありません。マイルは走ってもらうつもりですが、これは本人の気持ちの部分もあります。女子のマイルを見て本人も「マイルを走りたい」という気持ちが芽生えてきました。
ktamuraもmihoも3年生の「想い」をしっかりと感じてくれています。間違いなく強くなると思います。伝統がない学校でしたが、上級生から引き継いでいく「想い」が生まれました。更なる活躍を期待したいと思います。
全員が上手くいかない。改めて感じました。もっともっと私が力を上げないといけません。多くの事を感じました。強くなりたいですね。
otaniは4月初めより身体が思い通りに動かない日々が続きました。正確に言うと中国合宿の時にはすでに身体が万全ではない状態だったと思います。なんとか動かしてきましたが4月の記録会の後にあまりにも動きが悪いので貧血検査に行かせました。結果は貧血でした。冬期中からかなり話をしてきましたが男子がここまでの貧血になるとは思いませんでした。もっともっと細かく見ていたらそのような状態にはならなかったかもしれません。otani本人はうちのチーム内で一番陸上競技に対する想いが強いと思います。女子もかなりの想いを持っていますが、これはotaniの取り組む姿を見て「自分もやらなければ」という気持ちが強くなってきたという部分があります。実直で無口ですが本当に陸上競技と真剣に向き合ってきました。だからこそなんとか走れるようにしてあげたいという気持ちが強くありました。
貧血からシンスプリントになりました。あまりの痛みに加速段階が作れない状態です。支部大会の時点で思い通りに練習ができない感じでした。そのため支部大会の200mで決勝では80m地点で足をつってしまう、100mでは思い通りのレースができない。本人はかなり辛かったと思います。それでも「インターハイに行くんだ」という想いは全く変わらない強い精神力を持ち続けていました。県選手権も全く走れない。それから総体までは1週間に1本走れるかどうかの状態でした。スピード練習ができないためエアロバイクで爆発的に身体を動かすというのは続けてきました。kazukiの例がありますがショートスプリントならなんとか持つのではないかと考えていました。シンスプリントが少し回復してきたときには見違えるように身体が動いていました。これはいけると確信していたのですが、今度はアキレス腱痛で走れない状態になりました。この繰り返しで総体に迎えました。かなり厳しい状態でした。
総体、何が何でも中国大会に行きたいという本人の想いがありました。この状態で簡単なことではありませんが、「必ずいける」と言い聞かせてきました。本人の「想い」の強さにきっと神様も手を差し伸べてくれると信じていました。4継での走りはまずまずでしたが、本来の最大スピードを発揮はできていない状態でした。本人が「100mと200m、両方で狙うのは難しいのでどちらかに賭けたい」と相談してきました。本人の意思を尊重して100mを棄権して200mのみに勝負を賭けるという状態にしました。簡単なことではないのは私も本人も分かっていましたが絶対に諦めたくないという気持ちがありました。
結果は本来の走りが出来ずに予選落ち。言葉に出来ない悔しさがあったと思います。私は本人に「申し訳ない」としか言えませんでした。どんな言葉も意味がない気がしました。一番苦しいのは本人です。うまく表現できませんが…。
本人と少し話をして痛みを取って自分の納得できるパフォーマンスをするまでやってみてはどうかと話しました。私の力不足が原因だと感じています。全員が最大パフォーマンスを発揮できるようにしなければいけないのです。他校と比べ、かなりの実力発揮はできていると思います。しかし、90%の者が発揮出来ても1人でも納得出来なければそれは私の力不足です。発揮出来なかった者にとっては一生の事です。心から申し訳ないと思います。このままでは終われません。
ktamuraはotaniの分まで走ってくれました。予選は組の1位通過でした。これまでと比べてかなり力がついています。決勝には届きませんでしたが準決勝では全体の10番目まで行きました。otaniの気持ちを継いでもらいたいと思います。それだけの力は付いてきています。秋には決勝に残って戦っていくだけの力はあります。
mihoは疲労困憊でしたがなんとか決勝にたどり着きました。決勝ではバテていましたが、なんとか7位になりました。本人の適正はショートスプリントだと思います。その能力を最大限に生かしていけるように考えていきたいと思います。400m系への種目変更はありません。マイルは走ってもらうつもりですが、これは本人の気持ちの部分もあります。女子のマイルを見て本人も「マイルを走りたい」という気持ちが芽生えてきました。
ktamuraもmihoも3年生の「想い」をしっかりと感じてくれています。間違いなく強くなると思います。伝統がない学校でしたが、上級生から引き継いでいく「想い」が生まれました。更なる活躍を期待したいと思います。
全員が上手くいかない。改めて感じました。もっともっと私が力を上げないといけません。多くの事を感じました。強くなりたいですね。