kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

中国新人

2011-10-17 | 陸上競技
金曜日から島根に中国新出場のために行ってきました。金曜日は到着してからすぐに大雨。予報通りですがやはりタイミングが悪いですね(笑)。少しだけハードルを跳んで終了。今回出場した選手、極端にアップが短い。ある程度指示を出していたのですが全部で40分程度で終わってしまいました。うーん、他の者の半分くらいですね。これで良いのか多少の疑問はありましたが本人の感覚的に悪くなかったので終了。これ以上やるのは止めておきました。

土曜日は110mH。本人が一番好きだという種目です。この春のインターハイ路線は骨折のため県総体から出場できませんでした。県新人はリレーとの兼ね合いのため疲労困憊で出場。本人は納得できる形ではなかったと思います。今回のレースはハードルだけなのでこれに備えてやっていくことができました。とはいえ、国体関係でほとんど練習は見れていません。ハードルドリルは定期的に導入していましたが、先日見たときは指導した動きとは全く違う動きをやっていました・・・。やはり継続的に動きを見ていく必要がありますね。

一時アップでは軽くハードルを越えるところまで実施。本アップではハードルドリルをやりました。普段はここまでやりませんが、今回は前述のように動きを十分に見れていません。確認のためにももう一度ドリルから実施しました。見ていると身体は軽そうです。重心移動も今までと比べると前に進んでしました。一歩のリードなどは足長を少し伸ばしても可能なレベルでした。5歩ハードル、1台目まで、3台目までと順調の消化していってある程度の手応えを獲ました。できればランがもう少しスムーズだったらという感じでしたが決勝進出が見えるレベルの走りでした。

昨年の春から110mHのレベルが非常に上がっています。昨年の秋の新人は5位までが15秒2台。これに全日中の入賞者が高校に上がってきますから苦戦が予想されていました。春の中国総体ではフライング疑惑がありましたが、8位が15秒0。インターハイでは3人が準決勝に進みました。そのうち2人が2年生。恐ろしい限りです。実は中国総体で8位となった選手も14秒台の力がありました。これも2年生。110mHでインターハイを目指すというのはとてつもないレベルなのです。

うちの選手予選でインターハイで決勝に残った2人と同じ組になりました。笑えません。最初の1台目まではほぼ同じくらいで入ったのですがハードルを越える度に差が広がっていきます。後半は離された距離を保てましたがやはり力の差があります。夏休みまで練習が積めなかったツケがきています。とはいえ、15秒43の大幅ベスト更新でした。着順で決勝進出へ。思っていた以上にスピードが出るようになっていました。まだまだ差がありますが一冬越えれば15秒0台くらいまでは行くかもしれません。
決勝では14秒台が1人棄権。ひょっとしたら3位入賞かもしれないと思っていましたが、9レーンの選手と接触してバランスを崩し中盤で伸びませんでした。ロブレズと劉翔みたいな感じです(笑)。結果的には15秒63で4位でした。中国地区で6番以内に入れましたがかなりの力の差があります。なんとか入賞ラインまで持って行きたいですね。

400mHは・・・。59秒かかりました。これは判断が難しいですね~。風の影響もありましたが、上半身が弱すぎて疲れてから全く腕が振れません。骨折して以来、上半身の補強はほぼ0。これからもどれだけできるか分かりません。それでも何とかやっていくしかないと思っています。他の選110mH選手は100mが10秒台だと思います。400mも50~51秒台でしょう。まずは走力を上げないとこれ以上のレベルには届きません。トレーニングが不足する部分をどうやって補うか?考えていかないといけません。

中国新人は来年へのモチベーションを高めるための1つの手段だと思っています。力があっても出場していない選手もいます。ここで入賞したからといって来年インターハイに行ける保証はありません。逆に出場できなかったからと行ってインターハイに届かないということでもない。モチベーションを保って来年に向けてやっていきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする