木曜日、レース前日ですから刺激を入れることにしました。試合と同じようなタイムスケジュールで動くことに。朝外に出てみると全面が霧に覆われていました。前が全く見えません。前日が雨で気温が低く、この日は一気に温度が上がる予定でしたから霧が発生したのかなーと。歩いてみると湯田の街は陸上関係で溢れ返っていました。普段の大会とはかなり雰囲気が違います。各県気合いが入っていますね。
練習はメイン競技場で。9時から練習開始しましたが、最初は閑散としていました。が、10時前後から人数がかなり多くなってきて大変な事になっていました。他県の選手はこの競技場で走るのは初めてですから少しでも走っておきたいというのはあると思います。
本来であればアウトレーンはハードルが置いてあるはずですが、この日は置いてありませんでした。他県のコーチがハードルを1つのレーンに置きました。私が担当している選手もハードルを跳びたいという事でしたが他県が置いたハードルを使うのは何となく忍びない。役員の方に「競技役員でハードルを並べてもらえないか」とお願いしました。私が並べても良いのですが、オレンジジャージを着ている者が準備をするとやはり他県の選手は使いづらいと思います。
しかし、「使うなら自分で並べて良いですよ」と言われました…。これを各県が勝手にやっていくと収集がつかなくなります。まずいと思います。何度か話しましたが先に進みません。業を煮やさして後ろにいた他県のコーチが「ハードル4種類並べてくれないと練習にならない」と言われてからはスムーズに進んでいきました。うーん。 並べる位置も微妙だったりしました。ちょっと悲しい。
うちの選手はいつもの試合前日の練習としました。全部を自分で見るのではなくコーチに協力してもらいながらやっていきました。ドリルをしてから流れでのショート。直線で最初の30mを意識したショート。加速段階から中間につなげていく練習をやっていきました。私はハードルと短距離を担当していますから、うちの選手に付きっきりにはなれません。ある程度は自分でできるはずです。動きの感じとしてはかなり良かったと思います。
最後にスタートの確認をしました。こちらは完全にお願いしました。私も見てはいましたがピストルを撃ってもらったりアドバイスをもらっていました。この辺りからかなり選手の数が増えてきたので待ち時間が長くなってきました。ちょうど良いレストになったかもしれませんね。最初は周りの雰囲気に飲まれかけていて硬くなっていました。kubota先生からアドバイスをもらっていってスムーズになっていきました。腰の位置が下がりぎみになっていたのでそこも指摘してもらいかなりよくなりました。最後は400mHに付いたので見ていませんが感覚的に良かったということでした。後は自分の力を出せるように気持ちの面をコントロールしていくことですね。
この段階で私に出来ることは全てやったのではないかと思います。まだまだ出来ることがあったかもしれませんが、思い付く限りのことはやってきたと思います。力を出し切ってもらいたいですね。