kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

約束事

2013-12-17 | 陸上競技
合宿について書きたいことがあったのですがなんだか忘れてきているので止めておきます。とにかく思うことは山ほどあるし、伝えたいこともある。これが本当に伝わるかどうかの問題です。前の記事にも書きましたが「キャパが広がった」と自覚はあります。どうなんだ?と思うようなことでも諭すレベルで終われるようになってきた感じがあります。良いことなのか悪いことなのかは分かりませんが・・・。

が、合宿の初日に遅れてきた選手に対しては「合宿に参加できたからOK」ではありません。これに関しては別途指導が必要です。「全てに関して許す」というのは絶対に違います。全くできなかったことが少しできるようになったという選手がいればそれは多少とはいえ「成長」とみなすことが。できます。それがほんの少しでも成長なのかなと。しかし、同じことを繰り返すというのは全く持って問題外です。指導しなければいつまで経っても何も変わりません。許しがたい事実です。

月曜日に個別に呼び出して話をしました。今回のことに関して自分自身で考えないといけないのです。周囲がなんとなく許してくれたから問題なしで終わる。これは違います。多くの人に迷惑をかけたという事実を理解し、次からの行動に生かしていかなければいけない。それができていないということは前回の問題のときに何一つ改善されていないのです。「迷惑をかけた」という認識はあってもそれが次の行動につながらない。自分自身で真剣に問題点について考えないからこのようなことになるのです。

一度であればそれほど厳しく言わなくてもいいと考えています。もちろん内容によっては厳しい対応が必要かと思いますが・・・。何度も同じようなことを繰り返すというのは問題です。「遅刻する」というだけではなく間違いなく他の部分にも派生していきます。

リレーの話をしました。4人のうち1人が理由が分からない状態で召集所に来なかったらどうなるのか?レース直前に他の3人は心配をします。これから競技に集中しなければいけない状態なのに自分以外のことを考えないといけない。持っている力を他の人に使わなければいけない状態になると間違いなく物事は上手くいきません。戦えるチームの「競技力」があったとしてもそれが出せないようであれば意味がなくなるのです。一人の行動が多くの人に迷惑をかけ、周囲の人の「夢」まで奪うことになる。

以前「一人くらいルールを守れなくても良いではないか」と日誌に書いている者がいました。他の者がそれをサポートすれば問題ない。自分は自分だから関係ないという感じとは少し違うのかもしれませんが、結果的には「自分のことだけ」を考えるという話になります。そういう考え方を持っているようでは絶対にチームとしては成長しないと思っています。許してはいけないことを全員が「仕方ない」と思うようでは何も生み出せないのです。

今回のことに関して考えさせました。約束事が守れないようであればどれだけ走力が上がってもリレーを走らせるべきではないと思います。「勝負」という意味では「負ける」ということになるかもしれません。しかし、自分の行動が多大な迷惑をかけるということは分かっておかなければいけません。約束事を絶対に守らなければいけないという感覚を持たせることは重要だと思っています。

「覚悟」の話もしました。約束事を守れないというのであれば責任を取るべきです。自分自身でその「約束事」を決めさせました。私から与える約束ではなく自分自身で宣言する「約束事」です。これに関しては「自分自身が分かる」という条件にしました。誰かに見られているからとかではなく自分自身が決めたルール。それを守れないことが一回でもあれば戦力外とする。厳しいかもしれませんがそれくらいの「覚悟」がなければ先には進めないのです。「約束事」を破れば自分自身が一番分かる。

「覚悟」を示す「約束事」は難しいことを求めても意味がない。「やれば必ずできる」という水準にしています。抽象的な話ではなく具体的に示せるものでないといけないのです。「周囲に気を配る」「道具の片付けを率先してやる」というレベルの話ではない。具体的にそれをやっているかどうかを判断できる指標が必要になるのです。

守れないようであればそこで終わり。それくらいの「覚悟」を持たないといけないと思います。厳しいようですが。

どこまで伝わるでしょうか。考えなければいけません。
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雑感

2013-12-17 | 陸上競技
書きたいことはたくさんあるのですが書いているうちに話がそれるのと、時間が過ぎていくので他のことを書きたくなる。なかなか折り合いをつけるのが難しいですね。忘れないように雑感として合宿のことを書いておきます。

かなり真剣に話をしました。これは個人的なこともありますし、全体的なこともあります。私のようなものがどうこう言う話ではありませんが。まずは自分のチームに力を注ぐ。それが何においても最優先事項だと考えています。県合宿で指導できるから自分は指導力があると勘違いしないようにしないといけません。私は普通の指導者だと思っています。ある程度自信はありますが、目指すところと比べるとかなり力が劣ります。県外で「強豪校」と呼ばれる学校と比べるつもりはありません。ある程度名前が売れれば選手が集まるというのは当然です。その中で何人かが強ければ勝負できる。うちは違いますから。

以前から師匠が「最近仲が良すぎる」と言われていました。仲良く全体で強くなろうという雰囲気がある。本当にそれでいいのか?勝負がかかった時に「仲良し」では甘さが出ます。指導者同士も同様でしょう。仲は良いですが譲れない部分はあるというスタンスを持ち続けなければいけない。これは選手も考えておかなければいけないところですね。「どちらも良い結果を残す」なんてことは絶対にありません。勝つ者がいれば負ける者もいる。それが現実です。「仲良く」というのは難しいのかもしれません。それでもかなり仲良くやっていますが。何度も言いますが基本的にうちの選手が最優先。そのスタンスは変えたくないですし、変えてはいけない部分だと思っています。

あとは「キャパが広くなった」という話になりました。これは私自身の話だと思います。以前であれば「絶対に許せない」という「譲れないライン」が結構ありました。が、ここ最近はちょっと「許容」できるようになってきました。良いことなのかどうかは判断が難しいですが。以前のラインを求めると今の状態では誰も部員が居なくなっているかもしれません(笑)。ある程度「許容」しないといけない。私も年齢を重ねています。が、実際に高校に来る生徒たちはいつも15歳。年々幼いなと思う気持ちが大きくなってきていますが考えてみると年齢差が大きくなっているのですから当然です。そこを受け入れながらやっていくことは重要なのかなと。

これは個人的な話。私は「高校レベルの指導者」で良いと思っています。世界一は目指しません。特別な練習をしたりする必要はないと思っていますし、高校生に合った練習をすればいいと思います。その代り「練習の意味を考えさせる」ことはやっていきたい。なんだかわからないけどやっているという練習は避けたいと思っています。ひたすらやっていたら強くなるというのではなく「意図的に強くなる」というのが重要。価値観の問題かもしれませんし、指導スタイルの部分かもしれません。自分が目指すのは「意図的に強くなる」という部分。これは外せません。「強い選手は何をしても強い」という現実があります。指導者に恵まれたから強くなったのか、もともと才能があったから強くなったのか。これを判断するのは非常に難しい。だから私は「高校生レベルの指導者」を目指したい思います。しっかりと指導してしっかり強くなる。これで十分かな。

なんだか分からない文章になってきています。また書きます(笑)。
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