結局、長くなるので記事も増えます。どうなんでしょうか・・・。
ウエイトだけでは「競技面では不十分」だと常々思っています。決まりきった形でしか筋力発揮ができないからです。ベンチプレスのような寝転がって重いものを挙げるという動作は競技場面ではありません。全く違う動作をしているため競技力に直結はしないと思います。だからそれを補うべく他の種目を入れるのです。うちの練習の最大の特徴は「身体づくり」だと自負しています。これがどれだけできるかで競技面も大きく変わってきます。
シャフト補強はきつい。当然です。選手が一番嫌がる種目かもしれません。しかし、この種目を「スプリント動作につなげため」と考えながらやったらどうでしょうか。重いものを動かすことだけにとらわれず、力の発揮や重心移動を考えながらやると抜群に効果があると思っています。当初教えてもらった時(6年くらい前?)は「トレーニング」としてだけ位置づけていました。だから慣れてくると重くする。筋力的には上がりますが、重くなった分速い動きができなくなったり重心移動ができない。接地時間が短くなるなどの弊害がありました。これは私自身がその練習の「本質」を見抜けていなかったからだと思います。甘かった。
今はとにかく走りにつなげるための練習として取り組んでいます。重量はほとんど重くしません。もっと重くてもできるのかもしれませんが、狙いとする動きができなくなると意味がなくなります。こういう練習を見ていると小さなエースの動きの速さと重心移動は抜群です。体重も軽く負荷的にはきつい部分がありますが、接地時間が短く速く前に進みます。股関節の動きがもう少しかなと思う部分はありますが(もう少し股関節を曲げることができるはず)、動きにキレがあります。その動きと比べると他の選手はのんびりに見えますね。
元々この練習が得意だったわけではありません。正確に言うと「大嫌い」だったはずです。しかし、秋になってシャフト補強を見ていると小さなエースの重心移動や動きの切れが抜群に良くなっていました。すごいなーと思ってみていたらあれよあれよという間に自己ベストを大幅更新。何がきっかけなのかは分かりませんがトレーニングがトレーニングとして終わらなくなっているというのは間違いない事実です。
トレーニングをすることが走りに直結する。実はこれがすごく大切なのだと思います。「補強をする」ということにとらわれて負荷をかければいいというのではない。他校がやっているからやるというのではなく、「こういう動きをすれば走りのここが変わるのではないか」と考えながらやっていくことが重要なのだと思います。
選手自身は「きつい」という先入観があるので嫌がります。やることで精一杯。しかし、視点を変えて「スプリント動作に結びつく」と思ってやっていくとこれはすごい練習になります。見ていると1年生は「一生懸命やる」ために頑張っている。連続スクワットの姿勢で足の幅が骨盤よりもかなり広くなる。これでどれだけ練習しても走りにはつながりません。実際に走るときにそれほど足を広げて走ることはないからです。実際とは異なる筋力発揮を続けていてもウエイトと同じで「直結しない」のです。すごく大切だと思いますがなかなか選手は感じ取れないですね。
「嫌だった練習を好きになる」というのは不可能かもしれません。しかし、「これをやれば速くなる」と思えば一生懸命に取り組める。もっといえば、動きの一つ一つを「スプリントのこういう部分につながる」と考えながらやるともっと効果は高くなる。意識的に取り組めばすべてが変わっていくのです。そこが選手に分かれば確実に強くなれます。
動きを見ていて「これは強くなるな」と感じた部分がいくつもあります。これがどれだけ継続できるかですが。良い練習でした。
ウエイトだけでは「競技面では不十分」だと常々思っています。決まりきった形でしか筋力発揮ができないからです。ベンチプレスのような寝転がって重いものを挙げるという動作は競技場面ではありません。全く違う動作をしているため競技力に直結はしないと思います。だからそれを補うべく他の種目を入れるのです。うちの練習の最大の特徴は「身体づくり」だと自負しています。これがどれだけできるかで競技面も大きく変わってきます。
シャフト補強はきつい。当然です。選手が一番嫌がる種目かもしれません。しかし、この種目を「スプリント動作につなげため」と考えながらやったらどうでしょうか。重いものを動かすことだけにとらわれず、力の発揮や重心移動を考えながらやると抜群に効果があると思っています。当初教えてもらった時(6年くらい前?)は「トレーニング」としてだけ位置づけていました。だから慣れてくると重くする。筋力的には上がりますが、重くなった分速い動きができなくなったり重心移動ができない。接地時間が短くなるなどの弊害がありました。これは私自身がその練習の「本質」を見抜けていなかったからだと思います。甘かった。
今はとにかく走りにつなげるための練習として取り組んでいます。重量はほとんど重くしません。もっと重くてもできるのかもしれませんが、狙いとする動きができなくなると意味がなくなります。こういう練習を見ていると小さなエースの動きの速さと重心移動は抜群です。体重も軽く負荷的にはきつい部分がありますが、接地時間が短く速く前に進みます。股関節の動きがもう少しかなと思う部分はありますが(もう少し股関節を曲げることができるはず)、動きにキレがあります。その動きと比べると他の選手はのんびりに見えますね。
元々この練習が得意だったわけではありません。正確に言うと「大嫌い」だったはずです。しかし、秋になってシャフト補強を見ていると小さなエースの重心移動や動きの切れが抜群に良くなっていました。すごいなーと思ってみていたらあれよあれよという間に自己ベストを大幅更新。何がきっかけなのかは分かりませんがトレーニングがトレーニングとして終わらなくなっているというのは間違いない事実です。
トレーニングをすることが走りに直結する。実はこれがすごく大切なのだと思います。「補強をする」ということにとらわれて負荷をかければいいというのではない。他校がやっているからやるというのではなく、「こういう動きをすれば走りのここが変わるのではないか」と考えながらやっていくことが重要なのだと思います。
選手自身は「きつい」という先入観があるので嫌がります。やることで精一杯。しかし、視点を変えて「スプリント動作に結びつく」と思ってやっていくとこれはすごい練習になります。見ていると1年生は「一生懸命やる」ために頑張っている。連続スクワットの姿勢で足の幅が骨盤よりもかなり広くなる。これでどれだけ練習しても走りにはつながりません。実際に走るときにそれほど足を広げて走ることはないからです。実際とは異なる筋力発揮を続けていてもウエイトと同じで「直結しない」のです。すごく大切だと思いますがなかなか選手は感じ取れないですね。
「嫌だった練習を好きになる」というのは不可能かもしれません。しかし、「これをやれば速くなる」と思えば一生懸命に取り組める。もっといえば、動きの一つ一つを「スプリントのこういう部分につながる」と考えながらやるともっと効果は高くなる。意識的に取り組めばすべてが変わっていくのです。そこが選手に分かれば確実に強くなれます。
動きを見ていて「これは強くなるな」と感じた部分がいくつもあります。これがどれだけ継続できるかですが。良い練習でした。