kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

スピード練習

2014-05-23 | 陸上競技
木曜日、この日は走ることにしていました。そのため朝練では動きの基本。脚運びともも上げを中心に行いました。午後から走るために準備です。が、朝練の途中で「激怒」することが発生。世の中の常識を逸脱しています。登校中の服装が良くないので呼び止めて指導。「やってない」と言い放って勝手に部室に行こうとする。さらに呼び止めると「朝練がやりたい」という。指導を受けている途中にそのことを無視して「部活をやりたい」という自己中心的な話ができるのか??部活をやる意味はない。今のご時世ですからこちらは我慢するしかない。もちろん、職員室に連れて行き顧問に引き渡し現状報告をして厳しい指導をしました。途中舌打ちをされたりされても我慢です。なんなんですかね。

「教育公務員」だからすべてのことに我慢していかなければいけない。それなら指導しないのが一番楽です。ルールを守らない生徒がいても見て見ぬふりをする。そうすれば挑発的な行為をされることもないでしょうし。社会人となり上司から指導を受けてこのような態度を取ればどうなのか?首にならないにしてもかなりの指導を受けるはずです。それでも教育現場ではそれが許される。世の中の出来事はもっともと厳しいのです。それを「自分勝手」を押し通せる現場で本当にいいのか?教師に反抗することが認められる。それも自分が悪いのに嘘をついて正当化しようとする。それでも「いいですか?」「きちんとやらないといけないですよね??」という話をしなければいけない。まー考えられません。

放課後は会議が入っていたので30分程度遅れて練習に参加。いつも通りの流れで実施するように指示はしていたので問題なし。数週間前から「肉離れをした」という1年生がいました。それだけ申し出てそれ以後は何も言ってこない。とりあえず放置していたのですがこの日は練習をしています。何が何だかわかりません。うちの部活は全てにおいて自由なのでしょうか??うーん。世の中には「義務」と「権利」が存在します。やりたいことは全て勝手にやっていいわけではない。練習に参加するのであればやはりそれなりの「義務」は果たすべきです。それは顧問に現状を報告したり、ルールを守ること。当然のことだと考えていました。前日に「チームは最低レベルの選手に合わせることになる」という話をしていました。この子に言っているつもりでしたがキョロキョロして話が入っている様子はほとんどありませんでした。「やはり」という結果ですね。

練習の途中であえて上級生に「何も言いに来ないで勝手に練習をするのか?」と話しました。それを上級生が伝えるとよくわからないまま寄ってきて「何をしたらいいですか?」と言う。その場面では県総体に出場する選手がバトンの並走を行っていました。何故このタイミング?言われたからすぐに来ればよいというわけではない。「練習を見ているからあとで」と言ったらまた遠くへ歩いて行ってしまいました・・・。いや、そこに歩いていったら指示を出すために私がまた歩いてそこまでいかなければいけないくなります。私はこの子に「指導させてください」とお願いしているのでしょうか?「礼儀」の部分として考えるべき話です。

また呼び戻して話。「何をしたらいいですか?」とまた問われる。いやいや、今の自分の状況を一切報告しないのに「何をしたらいいか」ではない。適当な指示は出せません。それなのに何を言っているのか??物事には順序があります。練習の指示を受けたいのであればまずは自分がどのような状態でどこまでできるのかを相手に伝えなければいけない。悪意があるとは思えませんが、この状況で練習をする必要があるのか?こちらが話をしていても斜めに立ち別の方向を向いている。繰り返しになりますが「一番下のレベルに合わせる」のです。この子に指導している時間、他の選手の練習を見ることができません。それもかなり厳しく指導していますから雰囲気が重くなる危険性があります。そのことを理解できない。

部活に所属している。これは分かります。が、一生懸命にやる選手とそれなりにやる選手。どちらを優先するべきでしょうか?県総体前に物事への取り組みを1から教えるというのは違う気がしています。優先すべきは3年生。生かすべきは女子の4継です。そのための指導をしなければいけないと考えています。それなのに何も言わずに勝手に練習に参加している者に時間を割いて指導するというのは「不平等」ではないか??結局話もよくわからない。とてもこの状況で練習を見ることはできないので「近くの公園で30分歩け」と言って終わり。冷たいのでしょうか??しかし、1時間以上たっても戻ってきません。心配になって長距離に探しに行かせました。「歩け」の指示しかわからなかったので歩いていたと上級生に報告していました。私には報告せず。もういい加減にしてほしい。最後はメディ投げだけさせました。

今回の県総体には連れて行きません。メンバーを決める時点から「難しい」と判断していたので補欠に入れることもしませんでした。毎回、県総体で選手以外の者の行動でチームがかき乱されます。それにより実際に走る選手が気を使うことになりミスが生じる。これは絶対に避けなければいけない。こちらとしても細心の注意を払う必要があります。競技に集中できる状況を作るのが必要です。

批判的な内容になっているかもしれません。気分を害される方も存在するでしょう。が、事実は事実。これを記しておきたい。うちの選手が「自分ならどう動くのか」を考えられるようになってもらいたい。そう思います。

練習内容に関してはまた別に書くことにします・・・。すみません。
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数年前との違い

2014-05-23 | 陸上競技
先日少しだけblogに書いた内容について補足というか思うことを書いておきます。

先日、大きなエースから「チームが一番強かったのはいつですか?」という質問を受けました。たまたま卒業生が来たのでそれに合わせての質問だったと思います。今から数年前は本当に強かった。当時は私がイメージする「最高のチーム」という状況がありました。指導を始めて数年経過し、中国大会に行くのが当たり前となっていた当時、同学年では個人でいけないのが一人で涙を流していました。それくらい充実した活動。こちらが求めることはきちんとやる。とにかく「必死に強くなる」という感じがありました。どこに出しても恥ずかしくない。周囲の学校から応援してもらえるチームでした。競技としてはこの時が一番だったのかもしれません。女子7人で県総体トラック優勝。長距離選手0。跳躍選手0。この状態での総合優勝は圧巻でした。

が、「一番強い」といわれると私は「今」だと思っています。競技力は確実に上。個人で戦っていける選手がいます。トータルで見たときに比較はできませんが強いのは「今」だと思います。今の選手の強さ、それは「明るい」という大きな武器があります。そこは県内で群を抜いているのではないかと思っています。私が指導しているからではなく「チームカラー」になっているのだと思います。中心となる選手の精神的な安定が大きくなってきているのがチームの成長の中心にあります。

周囲から「強いね」と言われていた数年間、危うさも同居している感じでした。この時期に準エースがけがをして走れない。冬季練習中もなんとなく「悲壮感」がある。強くなりたいという気持ちは大きかったと思いますが、「辛いけど頑張ろう」という部分、追い込まなければいけないという感覚が強くありました。これは選手のみならず私自身もでした。師匠に「冷静になれ」と言われ続けていましたが強くなるための唯一の手段は「必死になる」こと以外存在しないと盲目的信じていました。それに応えてくれた選手たち。やはり「強い」と思っていました。実際に強かったですし、「最高のチーム」であったことには変わりないと思います。

それなのに「今」が「一番強い」と言えるのか?当時とは雰囲気が全く違います。自由というか、明るいというか(笑)。総体が近づいてきたといってもピリピリした感じがありません。良いことなのかどうなのか分かりませんが「絶対に勝たないといけない」という雰囲気になりません。だからといって緊張感がないわけではない。勝つことに関してはかなりシビアに考えていると思います。走っている時とそれ以外の時のギャップがすごい。初めての経験ですから何とも言えませんが、このパターンはなんとなく上手く行くのではないかと感じています。

試合が近づいて来ると普段とは違う雰囲気になることが多い。ここ数年は特にそのような部分がありました。スムーズに進んでいなかったことも影響していたのかもしれません。何とかして上の大会に進まないといけないという雰囲気がありました。こちらもその部分を求めていたと思います。それが選手の悪い意味での必死さにつながっていたのかもしれない。実際に競技を楽しむという所まで行っていなかったのでしょう。今は楽しそうです。シビアな戦いになるのは分かっています。それでもここが楽しいと思えるようなチーム状況です。

5年前、鳥取での中国大会。ここでリレーでのインターハイを逃しました。この時も誰一人インターハイに行けないということは考えていませんでした。行くのが当然と考えていたからです。これは今も同じ。が、練習中に笑顔が絶えないということはありませんでした。結構ピリピリしていた。それが強くなるための唯一の手段であり方法だと考えていたので「異質な雰囲気」の中にいることが当然だと感じていたのかもしれません。今のチームは全く違います。とにかく笑う。おいおい、この緊張感で大丈夫なのか??と心配になることもあります(笑)。それでもやるべきことはしっかりとやる。それぞれが成長してきている証拠だと思いますね。

いつの選手も私にとっては特別です。そのことに変わりはありません。いつが一番ということは出来ません。関わった選手、全ての子が大切です。強さでいえば今が一番なのかなと思います。色々な意味で強い。こちらが考える上をいきます。雰囲気が以前とは大きく変わっています。選手の表情が生き生きとしているというのが今の特徴です。その影響か怪我人もいませんし、順調に来ています。珍しく私との関係も良好(笑)。メリハリがしっかりとつくのが特徴ですね。

強いのは確か。それをレースでしっかりと発揮してもらえたらと思います。良いチームになりました。
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