kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

手伝い&走練習

2014-05-18 | 陸上競技
土曜日、この日は中学校の大会の手伝いとなっていました。いつか忘れましたが毎年役員依頼が送られてくるようになりました。うーん、何がきっかけだったのかよく覚えていませんが(笑)。大会の手伝いをするために前日から実家へ帰っていました。子供たちも連れてなので行動が微妙になるのですが・・・。自分のところの練習もあるので15時前までの競技を手伝って帰らせてもうことに。わがままを言って申し訳ないのですが、やはり自分のチームの練習を全く無視してというわけにはいかないので。

前日に中学校の先生にお願いして陸上競技場を使わせてもらえないかと頼んでしました。サッカーで使用するのですが試合終了後、バトン練習などをしたいので可能であれば競技場を使わせてほしいと。快く話を聞いてくださり16時以降であれば問題なしとのこと。助かります。こういうこともあるので可能な限り中学校側のお手伝いもさせてもらうようにしています。持ちつ持たれつの部分があります。

今回の中学校の大会、男子100mで中学校新記録が出ました。これまでの記録が10秒64だったのですが、今回は10秒56。驚異的な記録です。インターハイでも決勝に残る記録。予選の走りを横から見ていましたが中間からのスピードは圧巻。まだまだ身体ができている感はありません。この子がどこまで伸びるのかは本当に楽しみです。ちなみにこのレース、スターターをしていました(笑)。ということで「中学校記録に関わった」という感じが多少なりともあります。まー確実に全然関係ないんですけどね(笑)。

16時ぎりぎりに戻ってきて練習。サッカーが長引いていたので30分は外で試合用のアップ。終了後すぐに中に入ってスキップやシザースを実施。これもすべて選手が試合の時に行うアップに任せておきました。このタイミングで卒業生が。うちのチームが初めて中国大会に行ったときに「女子キャプテン」です。もう2児の母親。まだお母さんという感じはありません(笑)。この子の学年は女子が1人。結構大変でした。県総体を経験させるために1年生の時は長距離を使って4継に出場。個人種目での出場は0でしたからリレーで行くしかありませんでした。それから2年たって初めて中国大会にマイルで出場。4分11秒だったと思います。この子たちの時代が原点です。非常に懐かしい気持ちでいっぱいでした。

練習は各自でアップをして試合と同じように並走。それからバトンという流れ。学校ではカーブがありませんから競技場でないとこのあたりはできません。それでも2本ずつとしました。たくさんできればそれでいいのかという感じもあります。実際のレースの時は1本で合わせないといけない。ミスをしたから次はやり直すというのではなくその1本にしっかりと集中できればいいと思います。女子はかなり安定。卒業生と話しながら見ていたので細かい部分は確認できていませんが「これまでで一番良かった」と言っていました。男子は・・・。まだまだ足りませんね。その場での対応ができない。もっともっとやるべきことを明確にしていく必要があります。

その後、個人種目がある者はタータンでスタートの確認。それ以外の者はカーブから直線の入りを繰り返しました。土の上でスタートをするよりもタータンでと思っていたのですが「感覚が・・・」といって数本確認して終わる者もいました。ここのタータン、何十年も張り替えることなく置いてあります。どうも感覚的に「柔らかい」ようです。「ふわふわする感じがある」とのこと。うーん、すごい話ですね。これでやるなら土の方が感覚がつかみやすいとも言っていました。贅沢な話かもしれません。しかし、こういう「感覚」というのはすごく大切なんだと思います。本人しかわかりませんから。

スタート確認が終わってから全員がカーブから直線の入りの練習。スピード的にもよく出ていたと思います。少し話が前後しますが練習後、「良く動いていた」とある選手に話すと「動きがスローで・・・」と言っていました。しっかりと進んでいるにもかかわらず「速く動いていない」ことに問題を感じているようでした。例えばうちの両エース、走りのタイプが真反対です。一人は大きくてストライド型。ピッチはそれほど速くありませんが重心移動はしっかりとします。もう一人は完全にピッチ型。ストライド云々ではなく最後までハイピッチを保って勝負する。かなり疲れると思います(笑)。話をした選手、どちらかというとストライド型です。元々速く動くのが苦手(短距離選手としてどうなのかという話ですが(笑))。その選手がピッチを求め続けても自分の良さは出せません。カーブから直線への走りの部分でしっかりとスピードに乗っていたので問題はないのです。それを「ピッチが・・・」と言い出したら全く話は進みません。ちょっと考えていかないといけないですね。

最後に120mを数本。大きなエースは男子とそれ以外の女子は全員一緒に。男子の短長は250mを。それぞれに課題を置きました。少ない本数に絞っているので一本一本をどれだけ高いスピードで走れるか?質の低い練習をしても仕方ありません。女子は小さなエースに引っ張られて全体的に良く走れていました。ここ最近でいうと一番いいなという感じです。1年生の女子は数メートル前から出して逃げることが練習。全員が必死になるための練習ですね。良い走りでした。大きなエースは男子と。実は新入生で面白い選手がいます。確実に11秒台で走るだろうなと感じている選手です。この日の大きなエースはよく進んでいました。昨年の中国大会並みの走り。それでもその前を走ります。練習を始めて1か月ですがよく走ります。大きなエース、他の男子には勝っているので問題ないのですがどうもこの1年生に「勝ちたい」様子(笑)。まー良いことなんですけどね。あまり勝ちたい勝ちたいとなると自分の走りを見失ってしまうので冷静にやってもらいたいものです。

良い走りができていました。とにかく疲れを抜きながら刺激を入れる。絶対に走れると思います。この県総体、すごく楽しみだなと感じています。「勝負してやろう」とかではなく「なんか楽しみ」という感じでしょうか。私はどれくらい走るんだろうな~という気持ちでいます。これまでにない精神状況ですね。練習の途中で「うちが一番強かった時の選手は・・・」ということを大きなエースが聞いてきました。うちが一番強かったのは何年前なんですか??という質問だったと思います。即答。「今」です(笑)。多分一番強いと思います。今23歳、22歳になる卒業生たちの学年も強かった。これは本当に強かった。女子7人で県総体のトラック優勝を果たしました。全員が個人で中国大会に進みましたし、400m、400mH、マイルで優勝。かなり強かった。が、今もそれに劣らず強い。いろんな意味で強いと思いますね。精神的にというかなんというか(笑)。

まーこのあたりはまた機会があれば書きますね。強いなと思う選手たちです。少しでも良い状態で走れるように私も工夫していかないといけません。焦らずやりますね。
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またも短い距離

2014-05-18 | 陸上競技
金曜日、中間考査二日目。この日も2時間で終了。毎日このペースですから生徒の負担はかなり軽減されています。一夜漬けでもなんとか対応できるレベルです。ここで毎日4科目くらいあると事前準備がしっかりと出来ている子、普段からコツコツやっている子が力を発揮するのでしょうが。まーうちの選手にとってはありがたいことです(笑)。

この日、食事前に練習してそのあとひたすら勉強会にしようと思っていました。翌日中学校の大会役員があるので気持ち早く帰宅して実家に戻ろうと計画していました。が、一人授業の打ち合わせが1時間あるということになりました。こればっかりは仕方ない。練習をやるから参加させないというのは良くないですからね。食事しながら打ち合わせに参加しても良いですよ、と言われましたがさすがにそんな失礼なことはさせられません。みんなと一緒の扱いでお願いしました。

ということで、第二案で考えた13時練習開始という計画も取りやめ(笑)。結局、16時からの練習開始。おかげさまで仕事が順調に進みました。練習をするとどうしてもその時間はそちらに専念することになります。他のことをすることはできない。当然なのですが。このあたりのことを書くと「批判」になってしまうのでどうかと思いますが・・・。勤務として義務付けられているものではない。多くの人の善意で成り立っている「部活動」です。そこに対して多くのことを求められる。何度も書いていますが私は「好き」でやっているから良いかもしれません。世の中にはそうではないと感じている人もいるのです。選手が一生懸命にやっているからこちらも対応できます。まー言っても仕方ないのですが・・・。

練習自体は火曜日と同じにしました。時間的に限られているので最低限のことをやっておきたい。ショートスプリント中心の練習形態になっていますからめちゃくちゃ追い込むということは本当に少なくなりました。ときどき思い出したように折返し走をやったり前日のようにシャトルランを行ったりするくらいですかね。以前は階段を使ったサーキットもやっていました。これは間違いなく「心」が鍛えられます。今のうちの選手には必要ないことかもしれませんね。ここに書いたら思い出して「やりたい」という気持ちが強くなりますが(笑)。めちゃくちゃ走っても良いかもしれないという気はありますが、県総体に向けて疲れを抜きながら仕上げていく段階ですからそこまで走らなくていいかなと思っています。

いつも通りの流れで行い、ドリル、チューブ、並走、30&60で。私は話をしながら見ていたので横から走る姿を見ていません。これはどうなのか??という話ですが(笑)。30&60まで走るだけでかなり走ります。よく考えると他の学校の練習と比較したことがないのでひょっとしたら走っていないのかもしれません(笑)。うちはウインドスプリントを一切行いません。これもどうなのか??という話なのですが。スピードを上げて走るための準備段階、走りの確認のためのウインドスプリント。必要なのかもしれません。が、別にゆっくり走らなくてもいいやと判断しています。バトン流しというのもうちには存在しません。まして4人並んでバトンパスをしながらのんびり流しをするというのもない。良いか悪いかは全く分かりません。現時点では「必要ないのかな」と思っています。これも「考え方」だと思いますが。

で、バトンパスを行う。これはどうしても見ておきたかったので真横で見ることに。こちらはある程度安定。1本だけ「まって」という声がかかりました。前の1本で少し詰まったので1足長伸ばした後の出来事でした。こういう部分が気を付けないといけない所ですね。毎日走力が安定するわけではありません。お互いの調子を判断しながらやっていく必要があります。この2本目はバトンを受け取る側がこれまでにないスタートを切りました。早出というよりはすごくいいスタートをした。これによりバトンが流れました。いつもこのスタートが切れる。高いレベルで安定すればもっバトンはスムーズにわたります。上手くいかなかったバトンを意識するのではなく、「なぜそのようなことになったのか」をしっかりと考える必要があります。バトンが渡らないから渡るようにする。そんな話ではないと思います。

各区間2本ずつやって終了。予定通りの時間に終わりました。選手から「20回に1回あるかないか」と言われました(笑)。いつも予定していた時間よりも確実に時間をオーバーします。この日は終了した時間が本当にぴったり(笑)。他の選手にも伝えられ「おー」という歓声が(笑)。それほど珍しいことだったのでしょう。

かなり走れるようになってきているなと感じています。選手には不足する体幹補強を絶対に家でやっておくように伝えて終了。時間が取れないからやらないというのではなく自分自身で家でやろうと思えばいくらでもできます。この時期に補強で追い込むことはしなくていいかなと思っていますがそれなりにやっておく必要はあります。「強化」というよりは「維持」だと思います。そのために最低限の補強はやっておかないといけません。

良い感じですね。
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