kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

短い距離を走る2

2014-05-08 | 陸上競技
前の記事、全く練習について書けませんでした(笑)。忘れないようにきちんと書いておかないといけないのですが、かなりの確率で練習以外の話にそれてしまいます。これはこれですごく大切なことだと思っているのですが。

blogのアクセス数がまた増えました。なんなんでしょうか。また水増し疑惑ですね(笑)。あまり細かく書くとまた炎上する危険性があるのでどうなのかと思います。匿名性が高いネット社会、コメント等で「批判」を受けることもある。それを分かって書いていますが、アクセス数が増える度に「辞めようかな」という気持ちになります(笑)。注目を集めるblogをやりたくて書いているわけではありません。なんとなく書いていたら今に至るという感じなのです。これだけ細々とやっているblogに400人近くアクセスされるというのに違和感を感じます。うーん、どうなんでしょうね。

また話がそれていますね。練習は朝行ったドリルを丁寧にやりました。といってと30分練習開始が遅れている上に話をしていましたから最小限にしたのはしたのですが。時間の使い方を考えていかなければいけないと思います。やりたいことは山ほどありますが全てはできません。私の性格的に上手くコントロールしないとやり過ぎてしまう危険性がありますからね。それにより他のことができなくなる。ここのバランスが大切になってきます。

スキップをやってからそのまま並走へ。これは1本ずつ。小さなエースが「今日は動きません!!」と言っていました。この辺りの感覚はすごいですね。いつもと比べて身体が動かないと感じる能力は他の選手より抜群に高い。試合では絶対にないのですが練習ではかなり頻繁にあります。だからといって手を抜いて練習をすることはしません。動かないなりに走ります。この子はこれで十分だと思っています。いつも全開だと絶対に怪我をしてしまいますから。これもずっと近くで見てきたから分かることです。ここ最近は多くの先生に「表情がすごく良い」とほめられます。様々な部分でものすごく成長しています。チームの中心選手としての自覚がありますね。

この日の練習では大きなエースの動きが抜群に良かった。もう完全復活といった感じです。間違いなく昨年の中国大会前後の走りです。とにかく進む。ピッチは速くないのですがとにかく進むのです。悪い時は身体が浮きますがこの日はガンガン進みます。こうなってくると本人も手応えはあるでしょうね。が、この事に応じてバトンの足長などの変更が必要となります。これをあえて言わなかったのですが案の定ミスをしました。これはバトンをもらう方が対応しなかったのが原因です。普段はアンカーなのでバトンを渡すことはありませんが、バトンパスの練習では1走に渡すようにしています。今後の事を考えて必要になるかなという判断です。いつもよりもスピードが出ている相手に通常通りの出をしていたら詰まるに決まっています。判断する力が必要ですね。

バトンパスをやってからマーク走。これは3本。この時点で時間がなくなりました。本当に困った(笑)。軽いタイヤを引きたかったのでこれは絶対にやる。前日できていませんから絶対にやります。かなり軽いタイヤを準備していましたかは軽い負荷の中で走りを作るという感じですね。体重によりこのタイヤ引きが苦手な選手もいます。それでもかなり負荷を軽くしているのでこの日は走らせました。大きなエースは新入生の男子と一緒に走る。良い練習相手になります。新入生ひは勝てないだろうなと思っていましたがなんと大きなエースと同じかすこし前を走っていました。シューズでジャージを履いているにも関わらずかなり走れています。驚きました。すぐに11秒台に入ってくれるのではないかという感じがありました。なかなか面白い。

軽いタイヤとスプリントを組み合わせて走りました。セットを組んで行おうと思っていたのですが時間的な休みを与えることはできないと判断して連続で。連続といっても人数が増えてきたので自然にレストが長くなります。ここの対応策を考えていかないといけないと思います。タイヤをやると2年生の1人の走りが良くなります。パワーで走っているのかもしれないなと感じています。ここで効率良く走れるようになると通常のスプリントも飛躍的にレベルアップします。なんとか劇的に変わってもらいたいですね。小さなエース、「動きません」と言っていたのですがタイヤ引きが終わってから動きが戻りました。苦手な種目ですがやはり効果はあるというのが証明されていますね。進む感覚をつかむことができるのだと思います。

練習はまずまず。あとは課題となる部分。新入生がたくさん入ってきたのは良いのですが、まだ周りが見れない。何をして良いのか分からないから仕方ないというのはあります。が、分からなければ何もしなくて良いか?と言われると違います。前日にもキャプテンに「返事!!」と大きな声で指導されていました。分からなくても返事はできます。うちで部活をやるのであればこういう細かい部分がきちんとできるようにならなければいけません。さらに他の人について動くというのがあります。自分の行動に自信が持てないので他の人の真似をして動く。顕著だったのがマーク走終了後です。マークを片付けるというのを上級生が始める。すると他の者もその真似をして全員でマークを拾う。次はタイヤ引きをすると指示を出していたにも関わらず全員が同じ事をする。周りが見えないからこのようなことになるのです。ここが分かって行動が変わるようになるとチームは大きく変わると思うのですが。

良い部分も出てきましたが課題となる部分も明確になりつつあります。ここを克服できるかどうかで今後は大きく変わります。期待したいと思います。
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短い距離を走る

2014-05-08 | 陸上競技
水曜日、GWも終わりついに通常授業再開。といっても木曜日からはテスト週間に入るのでまた変則的な日程になるのですが。このあたりは非常に難しい部分ですね。前日に思うように練習ができなかったのでこの日はそれなりに走っておこうと考えていました。長い距離で追い込むというよりは短い距離を正確に走っておくことを優先。これは今のスタンスですね。ひたすら追い込むという練習が以前に比べ明らかに減ってきています。理由は「なんとなく」です。もっとがむしゃらになるときも必要なのかもしれないとは思っています。思うことがあるのでちょっと入れないといけないかなという気はしていますが・・・。

色々と考えながらこの日は朝練でハードルを。前日に行った「軸づくり」と「接地意識」のドリルがなかなか自分の中で良かったなと感じたので。これは県選手権の時に合宿で教えた選手が「今でもやっています」と言っていたので思い出しました(笑)。以前からかなりの頻度でやっていたのですがここ最近は練習の取捨選択の中でなくなっていました。効果はあるのですが時間の関係で割愛されていく練習は多々あります。ここは見直しが必要かなと思っています。毎回の練習時間にやるのは不可能。だからといって全くやらないというのも問題。上手く組み合わせて行っていきたいと思いますね。

午後は卒業生が来てくれました。卒業しても気にかけてくれているというのはありがたいことです。現役の選手たちもこの子にはかなり頼っています。2年間とはいえ毎日のように一緒に時間を過ごした先輩です。自分の中で不安になったり抱え込んだことを聞いてもらえる存在がいるというのは大きいと思います。こういう意味でも感謝しないといけないですね。1年生の姿を見て「部員が増えましたね」と言っていました。「烏合の衆」と化している部分は否めないですが・・・。人が増えることでプラスになる部分もありますがマイナスになる部分も多くある。効率が悪くなるのです。ここをどうやって克服するのか??考えものです。上級生になると視野が広がります卒業生くらいになるともっともっと周りが見えてくるようになりますから「手際が悪いですね・・・」という言葉が出てくるようになります。これを3年生も感じているのではないかと思います。ちょっと時間がもったいないなと感じるところがあります。

午後の練習の初めに少し話をしました。校納式があり練習開始が30分程度遅れていたのはあるのですがそれでも話をしていく必要があります。練習も大事。が、「心」を育てるのも大事。中途半端に練習をするよりはきちんとした心構えで練習をする方が間違いなく効果が高くなりますから。この日の話は「競争」の話。先日織田記念の際に中国地区ナンバーワンのチームの監督さんと話をすることができました。以前から親しくさせていただいていたのですが今回は思うことがあって相談した形です。チーム内で競争が生まれる。それによりチームは強くなりますが弊害も生まれる。ここに関してどのように指導されているのかという相談。まーこれまでに経験がないくらい強い選手が2人います。中学時代の実績から考えるとこの2人がこれほどハイレベルのパフォーマンスをしてくれるというのはだれも予測していないことだと思います。本人たちも最初は「12秒台が出したい」と言っていたくらいでしたから(笑)。

あれこれ考えて話をしました。今のチームが強くなったのは100%、大きなエースの存在があったからです。この子が2年次に県総体で優勝し、そのままインターハイへと進んでくれた。チーム内にエースが存在するというのはチームにとって大きなプラスなのです。この背中を追い続けることで他の者も強くなる。特に小さなエースはそれがあって強くなったといえます。基本的には負けず嫌い。1年生の間、2年生の前半は「我慢」の時間だったと思います。「チーム2番手」で我慢をしている。本当は勝ちたいのに勝てない。これはすごいストレスだと思います。だからこそ「強くなりたい」と思える。それで2年生の後半には「圧倒的に強くなる」という状況になりました。13秒1の中学時代の実績を大きく超えて12秒3を出す。負けたくないから強くなれたのだと思います。

こうなると大きなエースがプレッシャーを感じる。こちらも「負けたくない」という気持ちは大きい。それでも思うように走れない。支部大会では小さなエースに完敗。これは本人にとって辛いことだったと思います。県選手権では200mで負けて100mで勝つ。200mでの負けを本人がどのように受け止めるかです。100回やって100回勝てるというのは「勝負」ではないと思っています。どちらが勝つか分からないという水準の争いが「勝負」です。私はこの2人に「勝負」をしてもらいたいと思っています。お互いがお互いの存在をしっかりと認め、互いに利用し高めあう関係を作ってもらいたい。簡単なことではありませんがこれをやっていかないといけない。

2人が競争をする。どちらかが勝ちどちらかが負ける。これは仕方ないところです。全員が1位になることはない。1位になったからといって「自分は強いんだ」と浮かれていたら次は勝てないと思います。2位になったからといって「不満」を出していたらチームとしては最悪の方向に進みます。どちらかが勝ちどちらかが負ける。それは絶対に変わらない事実です。勝った者を認める。負けた者は次は勝つぞと悔しさをバネにする。そういう関係がチーム内で作れるかどうかは大きな課題です。この二人がきちんと競争をしていくことで4継が強くなる。これができずにぎくしゃくした関係ができてしまうとチームは簡単に崩れます。そうならないようにこの二人はお互いを認め合いながらやっていかないといけない。

大きなエースが春先のスランプ(?)から復調してきたのは100%、小さなエースの存在があったから。これも間違いない事実です。大きなエースが一人で強くなったわけではありません。日誌に「小さなエースのおかげで走れるようになった。感謝したい。」と書いていました。お互いにそういう言葉をかけることはない。それでも感じてもらいたいところですね。負けたら素直に悔しいと感じる。「次は負けない」という気持ちを持ちながら相手を認める。そういう選手になってもらいたいと思います。

長くなってしまいました(笑)。練習には全く触れず(笑)。また書きます。
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