kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

県選手権3~雑感~

2014-05-05 | 陸上競技
大会期間中、多くの先生方と話をしました。ある程度活躍をすると目立ちますから色々と注目を集めます。これもありがたいことです。私一人ではなく多くの先生が注目をしてくださることは本当に選手には励みになると思います。

ある先生から「さっき何人かでkanekoさんの話をしていたんですよ」と話しかけられました。すごく尊敬できる先生からわざわざうちのチームの話をしていただけるというのは恐縮です。レース前、レース後の選手の表情がすごく良いというお褒めの言葉でした。周りから見ていただいてそう感じてもらえるというのは本人達も嬉しいはずです。選手の表情や取り組みの姿勢を見てもらって認めてもらえる。

「応援されるチーム」を常々目指しています。ここ数年、ある程度強くなっていますから注目を集めます。選手の一挙手一投足について多くの方が見ています。その行動は良い方にも悪い方にも評価されるのです。そこを意識した行動はしなければいけないと思います。選手には常日頃から言い続けています。強いチームになればなるほど責任は生まれます。

逆に「批判的」なことを言われる人もいるようです。「商工の選手は○○だから走れない」と言われる。これには憤りを感じます。が、それを全面的に反対意見を主張して自己防衛する気にはなりません。そう言われるからにはそれなりに思うこともあるのでしょう。うちの選手が走れない。そう言われるからにはそれなりにスプリントに関して思うことがあるからだと思います。可能であれば直接私に指摘してもらえればと思います。このことに関しては選手にも話はしています。注目を浴びる選手であれば間違いなく否定的な意見を受けることになります。このご時世ですからLINEやTwitterなどでうちの選手に関してあれこれ言う人もいるでしょう。それを選手が目にした時にイラっとする可能性はあります。

ここに関しても指導者としてフォローは必要だと思います。聞き流すということも必要です。選手は簡単に割り切れないでしょう。だからこそ「結果を出す」ことで自分たちの取り組みを示すしかない。良いチームだと自負しています。だからこそ強くならなければいけないし、結果にこだわる必要があると思います。あれこれ言われるのは「迷惑税」の部分もあります。しかし、芸能人ではないのでそんな必要はないのですが。とはいえ、あれこれ言われるのを前提に対応しないといけないですね。何をやっても色々と言われるのですから。

話は変わります。レースが全て終わってから学校に戻って大きなエースとすこし話をしました。200mと100mについてです。本人の感覚的に200のレースが先にあってその後に200があるのは走りにくいということでした。これは疲れ云々ではなく「リズムが狂う」という話です。普段の練習ではもっと速い動きをしています。しかし、200を走ろうと思うと多少なりとリズムが落ちる。その部分に違和感を感じていたようです。200mを持たせる走りをするのと100mのピッチでは違ってきます。なかなか分かってもらえないと思いますが、この感覚はすごく大切だと思っています。こういう意味で手応えはあります。大切な部分を理解しているからの発言だと感じています。

また、両エースと他の者との行動について感じました。二人はひたすらレースに出ています。が、他の者はどうか?予選落ちした者は一本しか走っていません。それなのにそれを補うことをしない。一人だけ二日目に自分で動いていました。一日一本だけ走ってそれが練習負荷としてどうなのか?足りない所は自分で補わなければいけません。休む部分とやる部分を使い分ける。一本だけ走ってサポートすれば良いという甘い考えでは混合絶対に強くなれません。もっと先のことを考える必要があります。

ここに重なるのかもしれませんが、1年生の女子のサポートがまだまだ不足しています。県総体であればこれでは上級生はレースに集中できないと思います。私から指示を出してやっとサブトラックについて行く。出場選手と行動を共にしていなくて選手を見失う。アップの時に離れた場所で話をしている。これでは何のサポートにもなりません。必要に応じて自分で行動ができるようにならないといけないのです。そこができないと総体では役に立ちません。自分がどのような行動をしなければいけないのかをもっと早く考える必要がある。ここに関しては学校で話をしておきました。

県総体の前にこの県選手権を経験できて良かったと思います。様々なことを考えるきっかけになりました。1年間かけて県総体のためにやってきました。これから残りの時間をどのように使うか??ここが大切だと思います。絶対にインターハイをつかみ取ります。応援お願いします!!

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県選手権2

2014-05-05 | 陸上競技
日曜日、早朝から山口へ。5時50分出発にしていましたからなかなか大変なことでした。この時間な出るためには最低でも4時半に起きないといけません。通常の試合とは大きくことなります。その中でどれだけ力を出してくれるか?ここに尽きますね。条件が悪い中でどうやって力を発揮するか。

前日の200mのダメージが大きいと両エースが話をしていました。ここ最近のうちの練習パターンではここまで負荷をかけることはありません。県総体は最終日に200mが行われますから、持っている力を使い果たすことで200mを3本走り切る。そう考えてやってますからダメージは残るでしょうね。特に前日は向い風のレース。この中でどれだけ100mに対応できるか?記録を狙うのは難しいかなという状況でしたがそれでも勝負にはこだわってもらいたいなという感じでした。

女子は7人レースに出ました。3人は1年生。目標は13秒台を出すこと。3人のうち1人は達成。まだまだです。今年のうちに13秒5を切るレベルまで到達してもらいたいですね。体重管理もふくめてまだまだやることが山のようにあります。本当に強くなりたいのであれば絶対に達成しなければいけません。

しかし、すごい予選の組み合わせでした。一人は予選の組で6着となりプラスで準決勝に進むことになりました。小さなエースも12秒9でプラスで準決勝。この二人は同じ組でした。決勝にのこる選手が3人同じ組に固まる。持ちタイムが12秒台の選手がこの組だけ4人。8組あってプラスが4人同じ組から出る。他の組で12秒台が一人もいないという所もありました。まー言っても仕方ないのですがこの不公平感はすごいですね。

なんとか4人準決勝へ。ここは最低限の目標です。これくらいのことが達成できなければ今後戦うなんてことは不可能です。3組あって2組目に両エースが入り、3組目に2年生が2人と卒業生が1人。学内でも珍しい直接対決です。両エース対決、見ている方がしびれました(笑)。最初は小さなエースが飛び出して先行。その後大きなエースが追い上げ60m地点で並ぶ。ここからは抜きつ抜かれつのデットヒート。結局12秒51の同タイムで着差がつきました。いやー、なかなか観れるレースではありません。お互いの意地のぶつかり合いです。かなりのエネルギーを使っていると思います。

3組目は2年生対決。が、こちらは全くでした。13秒3と13秒4。このタイムでは絶対に戦えません。ここ最近の練習でもなかなかチカラを出せていない感じがありました。本人達がどこまでこの一ヶ月で変われるか?最低でも12秒台に入ってもらわないと。結局、準決勝落ち。それなりのレベルでの大会ですから簡単に決勝に残ることは出来ませんね。

決勝、疲労ピークの中でのレース。最高の練習です(笑)。この中で記録を狙うというのは簡単なことではありませんが、今後のことを考えると大切なことだと思います。レースは小さなエースがまずまずのスタートを切ってレースをリード。抜群のレベルではなかったのですご、この環境では仕方ないですね。その後大きなエースが追い上げて行き先頭争い。これまた少し届かず。大きなエースが2位、小さなエースが4位となりました。最大目標であった100m、200mでのワンツーフィニッシュが達成できませんでした。これには色々な課題があると思います。一番の原因は200mが先にあったことかなと思ってはいます。

最後は4継。昨年はこの大会でバトンミスをして失格。なんとか50秒切りができればと思っていただけにこの大会でのミスは大きかったですね。流れが悪くなりやはり総体でも上手く行きませんでした。大会での流れだけではなく年間を通じての流れが必要になってくると思っています。今回は48秒台に入っておくという目標でした。選手達は「バトンを全ての箇所で上手くつなぐ」というテーマだったようです。ここがきちんとできれば自然に記録はついてくると考えていたようです。エース2人はリレーのためのアップ0。疲れ果てていましたがそれでもリレーはしっかりと走ってくれるだろうという感じでした。この子達のリレーに対する想いはかなり大きいですから。

レース前、サブトラックから招集所に行く時に私も途中まで一緒に行きました。が、途中で見送りをやめました。今のこの子達ならなんとかするだろうという感覚があったからです。疲れ果てているはずなのにとにかく明るい。笑顔でワイワイ言いながら移動していました。チーム(4人)が同じ方向を向いているのが分かります。最後は選手に任せるしかありません。雰囲気が明るく笑顔が絶えない。いや、良い状態だと思いますね。

レースは予定通りの展開。1走が挽回、3走が同じ位でそれでも他チームに先行される。アンカーがしっかりと走ってトップに立つ。これが今のうちの展開です。タイム的には49秒06。あと一歩で48秒台だったのですが。ライバル校に0.1秒届かずでした。秋には0.5秒近くあった差ですから十分かなと思います。勝ちたかったのは確かですが、うちの選手の疲れ具合を考えると十分な結果だと思います。バトンはまずます。1走から2走でバトンの受け渡しが少しずれる。小さなエースが走りながらバトンを持ち直す。この辺りの対応力は抜群ですね。3から4走の所で少し詰まってお互いの手が当たったようです。大きなロスではありませんがこの差がなけれな48秒台に入っていたかもしれません。疲労ピークの中での調整はやはり難しい。その中でも上手く対応してくれたと思っています。

全てがあと一歩という感じでしたね。それでも収穫は大きな大会でした。負けを経験することで取り組みを見直すことにとなります。うちの両エースの存在の大きさを改めて感じました。本当にチームの中心です。力だけではなくその存在が大きい。

感じたことはたくさんあります。これはまた別に書きます。
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県選手権

2014-05-05 | 陸上競技
土日の二日間、山口で県選手権が実施されました。今回は宿泊なしで毎回通うことにしていました。そのため選手の保護者に協力していただき早朝から山口へ連れて行ってもらいました。電車で通うというのはなかなか難しいので本当に助かります。宿泊だけで1万円以上かかることになるので今回はとにかく金銭的な負担がかからないように配慮しました。県総体は勝負の舞台ですから宿泊しますが今回は見送り。一応気を使っています(笑)。

この大会前に学校の体育でシャトルランが実施されました。3年生は一回勝負になるということでその一回で出た記録がそのまま成績の基礎点に反映されるとのこと。流石に前日にヘトヘトになるまでシャトルランを行うと翌日以降の大会に大きく影響します。そのためお願いしてまた別の機会に特別にやっていただくことに。そういう意味で学校として大会で活躍できるようにバックアップしてもらえています。まー女子4継メンバー以外の者は全力でシャトルランをやっていますから記録を狙うにはしんどいかなという感じでしたが(笑)。それでも県レベルの大会を経験できるというのは大きなことだと思います。

この日は200m。何とか上位に入って良い記録を出して欲しいという感じがありました。が、条件は最悪の向い風。それも微風ではなく強風。こればっかりは仕方ない。この時点で記録的な楽しみはなくなってしまいました。勝負です。あと30日すれば県総体が実施されます。先のことを考えると県総体の前哨戦となります。とにかく勝負にこだわりたい所がありました。

1年生女子、とにかく走ることが大切。まだまだ力的には足りませんから。最低目標は29秒を切ろう!というもの。目標としては低いかもしれませんが、中学時代に走っていませんからそこからスタートです。私の感覚でいけば1年生の間に27秒台に入れば冬期練習で大幅に伸びると思っています。今は異常なレベルになっていますが、少し前なら26秒台を出せば中国大会に進めるという感じがありましたから。3人中2人は何とか達成できました。合格ですね。

男子はとにかく走り切る。3人出場しましたがなかなか記録が出せません。これをどう踏まえるか?シャトルランの影響だけではないと思います。まだまだ力不足ですね。今のままでは到底戦えません。何か抜本的な変革をしなければ大幅な力が上がることはないと思います。取り組みはしっかりと出来ていると思います。ここに足りないものがあるから最後の一押しができない。ここは考えないといけないですね。

女子の200mでは3人が準決勝へ。3人のうち2人は決勝に確実に進めると感じていましたからあと一人がどうするか、どうなるか。向い風の中でベスト記録に近いタイムを出しました。中学時代に27秒13を出していますが今回は27秒18。条件が整えば間違いなく26秒中盤まで出せると思います。この子が強くなってくれないとうちは県総体では戦えません。前半の100mで遅れずについていけたことが大きな収穫。ここまで来たら覚悟を持って物事に取り組んでいくしかないと思います。期待したいですね。

両エースは無難に決勝へ。決勝はシビアな勝負となりました。結果的に2位と3位。スーパー中学生が優勝です。とにかく強かった。追風1.1mという風が結果として出ていますが確実に向い風でした。その中で小さなエースが25秒70のベスト記録更新で2位ですから十分な結果だと思います。力的には現時点で25秒5は切るだろうなという走りでした。走り自体は支部大会の方が圧倒的な強さがあったと思います。これはまだまだ課題が残るのかもしれません。とにかくインターハイ路線で力を出してもらいたいですね。大きなエースは後半伸び切らず。本人も課題を持っているようですからこれから先、自分自身でコントロールして取り組んでもらいたいですね。

1日目、うちの選手の活躍はそれなりに目立っていたと思います。これに関しては周りからもあれこれ言われることがあります。このことに関してはまた別に書きたいと思います。とにかく翌日が早いので終了後すぐに周南に戻る。私は力尽きて21時前には就寝。収穫のある1日でした。
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