kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

新体力テスト&ミーティング

2014-05-24 | 陸上競技
金曜日、この日は新体力テスト。今週は前半はテスト、それから遠足、体力テストと行事が目白押しです。かなりハード。県総体の1週間前ですからそれなりに練習をしておきたいところなのですが「疲労」の部分との兼ね合いがあります。22キロ歩いた後に走れるか?と言われるとこれは間違いなく「ノー」です(笑)。絶対に無理。ここを考慮しながらポイント練習をどのように迎えるか。前日の練習で「ハムが張る」という者がいました。遠足に行ってから次の日にポイント練習ですから致し方ない部分があるのかもしれません。少し骨盤がずれている感じがあったので整体に行くことを勧めておきました。適当なところに行くわけにもいかないのでこれまで選手が行って「良かった」という所を紹介。実際に連れて行くことにしていました。

体力テスト、事前に話だけはしておきました。いきなり50mを走るので下手をすると怪我をしてしまいます。通常の練習ではそれなりに身体を動かしてから全力で走りますが体力テストはアップなしの全力。これほど怪我をする危険性が高いものはありません。これでけがをしてこれまでやってきたことを台無しにするなんてことは許されません。そのことに関してはしつこいくらい言っておきました。ハムが痛いという者がいる状況ですから念押しはしておかなければいけません。

私は50m担当。見ていると小さなエースは身体を少し動かしていました。一人でもも上げをしたり速い動きをしている。この辺はかなり評価できると思います。周りがどうこうではなく自分自身がきちんと走れる状況を作る。周囲は運動することがほとんどない子ばかりです。それでも怪我をする危険性はある。ましてや爆発的に筋力を発揮するうちの選手は危険性があります。だから自分で体を動かす。結果、かなりのタイムで走りました。本人は「計り間違いでは?(笑)」と言っていましたが周りが「おー」っと歓声上がり走り終わった後に周囲から拍手まで出ていました。どれだけ速いのか?(笑)。間違いなくそのあたりの男子よりは速いですね。なんとか怪我なく終了できました。

午後からは男子1500m、女子1000mのトライアル。これは近くの競技場で行います。毎年恒例行事ですね。陸上競技部ですから走ることはしっかりとさせたい。とはいえ、短距離系の選手がほとんどですからどれだけ力が発揮できるか分かりません。苦手種目であることは間違いありません。だからといって手を抜いて走るということは認めない。必ず全力で走るように指示をしました。以前インターハイに行った400m選手、このテストで3分09秒で走っていました。この時は3分20秒を切るのが数人いたと思います。マイルメインでしたから当然と言えば当然なのかもしれません。今はマイルは一切かかわっていないので((笑))、3分30秒前後で走れれば十分です。ショートスプリンターが長い距離が走れる必要はないと思っています。一生懸命に走ることは必要ですがめちゃくちゃ速い必要はない。

4継メンバー4人中3人が3分30秒くらいで走りました。合格。もう一人持久力が全くない選手、この子には4分を切るという目標を。マイルで70秒近くかかる選手ですからかなり厳しいと思いますがそれでもしっかりと走らせる。3分58秒でした!!普段の持久力からすればかなり好記録。合格です。そのかわりヘロヘロになっていましたが(笑)。女子のトップは長距離でした。3分19秒。自己ベストだということです。これまでバスケ部の子に負けていましたからこれは合格なのかなと。

男子は5分切りが目標。もちろん数人だけですが。男子は全体的に「え??」という感じで走る者がいます。頑張らなければいけない時に頑張れないというのはカッコ悪いと思っています。真面目にやる子も多いのですが同じくらい手を抜く子がいる。これはカッコ悪いと思います。うちの選手はよく走っていました。長距離が先頭でした。短長をやっている男子、4分45秒で走り切りました。絶対に800mに向いていると思いますね。もちろん、これくらいのスピードでは勝負にはなりませんがスピード持続という部分ではかなり高い。200mを24秒中盤で走りますから今後のことを考えていくと面白いかもしれませんね。

練習はミーティング。全体に話をしました。上述の「カッコ悪い」と思う行動の話。さらには「仕事の分担」の話です。県総体に行く。今の3年生が入る前にはメンバー以外の者がちょっと考えられない行動をとり大激怒することがありました。さらに一昨年は県総体3日目の朝に数人が寝坊。選手以外の者が深夜まで口論になり走る選手に多大な迷惑をかける。昨年、サポートする者がほとんどサポートできない。荷物を運ぶのも選手、気を使うのも選手。その状態で「今回はすごく働いている」と口にする。そこで選手がイライラが募る。結局、選手以外の者がチームの足を引っ張るということが続いているのです。この状況では選手は競技に集中できません。ここに関しての選手以外の者がどう行動するべきかを考えさせました。

これまでのように選手が他のことに気を配らないといけないとなると「100」の力のうち「95」で勝負しなければいけなくなります。特に3年生が競技に集中できないというのは絶対に避けなければいけません。そのために今回は県選手権の時から「サポート」に徹するように指導してきました。これは最終的には自分たちのためになります。学年が上がった時には他の者にサポートしてもらうのです。今はそれを学ぶとき。事前に自分たちが何をするべきかを紙にまとめて行動するように指示をしました。

「県総体の目標の確認」を行ってから1年生は「自分たちの役割」の確認。終了後は補強をして終わり。上級生はミーティングのみ。メリハリをつけたいと思います。

一日中外にいたのでそれだけで疲れます。しっかりと休んでもらいたいですね。
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スピード練習2

2014-05-24 | 陸上競技
前の記事の続き。というか、練習に関してまったく書けていない・・・。本当はもっと書きたいことがあるのですが書いていたらキリがないのでやめておきます。まー今は県総体、中国大会、インターハイに向けてどうチームを成熟させていくかがポイントですから。それ以外の部分にテコ入れはできません。そういう部分は後回し。良いことなのか悪いことなのか判断が難しいですが。今力を注ぐところは違うと思っています。

木曜日、翌日が新体力テストが実施されるため練習が難しいだろうと思っていました。なんだかんだ言って疲れるだろうと考えていたので翌日はほぼオフにするつもりでいました。そのため木曜日にはある程度走っておきたいと。だからといって追い込みという感じではなくやるべきことを精査していくという感じでしょうか。基本短い距離を中心にしてスピード練習、最後に120mを走れれば良いなという感じ。これで本当に200mに対応できるか(笑)?まー今までなんとかなってきたので問題ないでしょう。県選手権でも問題なく3本走れていましたし、今回は最終日に実施されるので力を使い切ればそれで終わり。県選手権のように翌日に100mが3本、4継があるという変則的なレースにはなりません。やりきってくれるでしょう。

並走を3本やってから30&60。短い距離を走りたいということでこの手の練習を増やしています。単純に一人で走るという練習はほとんど実施していません。一人で走るよりも他の者と一緒に走るほうが効果が高いと考えているからです。一人だと少しスピードを緩めても問題ない。というか分からない。が、複数で一緒に走ると絶対に手を抜けません。並走、バトンパスなどは間違いなく全力で走ります。うちのスピード練習というのはこの手の練習がメインです。特別な練習を行うことはありません。「全力で走る」というのがうちの特徴なのかもしれません。「流し」や「テンポ走」というのは存在しないのです(笑)。

バトンパスは珍しく(?)3本ずつ。いつもよりも本数を増やしました。見ているとある程度の安定はあります。渡らないということは全くないので問題はないと思います。あとはトップスピードでバトンを渡せるかどうか。このための練習を約1年間行ってきました。昨年の県総体以降、バトン練習がチームのメイン練習となっています。様々な場面を想定してのバトン練習を行ってきました。不安定だったバトンも安定してきました。この日は少し出が安定しないことがありました。本人も若干イライラ。それでも「遅い」「早い」を自分自身が理解しているので問題なし。それぞれの時にどうするのか?対応策を考えておく必要があります。これは本人だけではなくペアになる人間も含めての練習です。

スピード刺激を意識していたので1本だけトゥトレ。オーバースピードトレーニングを入れました。女子の両エースは男子と一緒に。かなりのスピードで引っ張られていました。それなりのスピードで走るのではなく普段出せないようなスピードで走ることで次につながります。刺激を入れて1本だけ各自で60m。筋肉に刺激を入れてからそれを上手く自分の走りに生かすという感じでしょうか。これは重要な要素だと思っています。

最後に120mを1本。これは3グループに分けて行いました。1つは男子4継メンバー、2つ目は1年生男子と大きなエース、3つめは女子です。人数が少し増えているのでグループ分けが必要になってきました。一斉に走って終わることができません。実は1年生男子、一人かなり速い者がいます。これまで見ていて「速いな~」くらいで考えていたのですが多分うちの男子の中で1番2番になるレベルだと思います。こんなに速いとは思っていなかったので今回の県総体のメンバーには入れていませんでした。もったいないことをしましたがこれで秋にはそれなりのチームができると思います。この選手と大きなエースを一緒に走らせました。完敗(笑)。他の男子にはすべて勝ったのですが3mのハンデを付けていったのですが結局2mの差を付けられました。速い。大きなエースもかなり速いと思います。今まで見てきた中で一番スピードが出ている。それは本人も自覚していると思います。それでも置いていかれるというのは(笑)。とにかく速いですね。

女子は1年生に5mハンデ。こちらは小さなエースが先頭でフィニッシュ。何度か書いていますが練習で小さなエースがここまで走るというのはこれまでそんなにありませんでした。他の者に並ばれて走るか負ける(笑)。レースしか見ない方には分からないと思いますが練習で抜群の強さを見せるタイプではありません。「試合モード」に入った時にはめちゃくちゃ強いですが。この日の120mは速かった。レースになったらもっと速いと思います。どこまでスピードが出るか楽しみです。その小さなエースに1走が少し離れて付いていました。こちらも良い走りでしたこの走りができれば十分だと思いますね。勝負できるスピードです。あと1人が離れていました。ハムに違和感があるとのこと。おs九てどうにもならないという感じではなく通常通りなのですがもう一歩上がってもらわないと困ります。リレーは4人で走ります。3人が絶好調でも1人走れなかったらどうにもなりません。不通に行けば48秒前半は確実に出せると思います。それくらいの仕上がり。あと一人の走りで目標である48秒切りに届くかどうかだと思っています。

良い感じで走れています。あとはオンとオフの切り替えがうまくいけば問題なく戦えると思います。しっかりと気持ちのコントロールをしてもらいたいですね。
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