kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

練習を絞って

2019-09-03 | 陸上競技
月曜日、新学期が始まりました。うちは体育祭がないので9月に入ってから授業が始まります。3年生は就職や進学のためにバタバタしています。進路のための時間になります。しっかりと時間を有効に使ってもらいたいですね。

課題テストがありました。4時間ぶっ続けで。これはなかなかキツイだろうなと思います。これもやらなけばいけないことです。朝は勉強会としました。うちの選手は夏休みとはいえ練習開始時間自体が通常の朝と変わらないのでリズム的には問題ないかなという感じですね。

が、部員の1人は体調不良で欠席。さらには練習日誌の未提出者が2名。1人は「忘れた」ということさえ言いに来ない。先日からblogに書き続けていることがここにも現れています。男子限定です。一事が万事。繰り返し指導していますが伝わる感じがありません。何が問題か?と問うと「出せと言われている日誌を出さなかった」という返答。

「出せ」と言われているからだすのであれば書く必要は無いと思います。練習に対する姿勢もこの言葉に集約されます。練習をやるように言われているからやるだけ。合宿の時にも書きましたが、「自分のための練習」という感覚が著しく少ない。適当に走っていて「きちんと走らないと意味がない」と言われたら1本だけスピードを上げる。そして次の1本はまた後ろの方を走る。きちんと練習を消化できていません。

さらに練習中に木の柵に座る。後ろが深い溝なので落ちたら危ないから座らないように指導してもまた座る。そのことを今回指摘すると「走り終わって疲れていたから座った」と。いやいや、他の学校の選手も練習はしています。でも誰一人木の柵に座ることはありません。座らないように指導をしてもまた座る。ここに言い訳の余地はないと思っています。

技術的な進歩がない理由はここにあると思います。女子との差が歴然としています。「女子だけ優遇している」と言われるかもしれません。実際問題「本気でやっている者」と「メニューがあるから消化する者」とを同じように指導するのは不平等だと思っています。やるだけの練習に対してこちらが指摘する必要はない。明確な目的もなく時間を過ごすのであれば、「何かに向けて最大限の努力する者」に対して関わるのが平等だと思います。

練習自体は負荷を減らしながらやっていこうと考えています。基礎筋力を保ちながらスピード刺激を入れていく。疲労を抜きながら走りにキレを出していきたいなと。まだ10日あるのでそこまで神経質になる気はありません。必要な負荷をかけながらやっていけたらなと。

バランス系をやってから体幹強化サーキット。これは1サイクルにしました。時間の関係もあります。2サイクルやると20分近くかかります。省略できる部分は出来るだけ省略。練習開始が「生活指導」のため遅れていましたから特に。そのままサラバンド補強とハードル股関節を。なんとなく時間がかかってしまいます。もっと手早く動かないといけない。

縄跳びで膝締めの確認をしてから台ドロップ。これは連続の乗り込み動作のみ。全てをやると時間がかかってしまうので割愛。ハードルドリルとスイッチング&スキップは実施。グランド状態があまり良くなかったので練習が微妙になります。それでもできることをやる。

いつも練習をする部室の前が緩かったのでちょっと離れた場所で走ることに。極力移動時間を減らしたいのですが。走りやすい場所を選んでチューブ5歩と前半マーク。前半マークの前にポイントになる部分を押さえることに。スピードを決める要因について。簡単な話ですが理解しなければいけません。単純に脚を速く動かせばいいわけではない。前半マークを何故やっているのかも再確認。走るだけの練習をしている者には何のことか分からないかもしれませんが。

そこから10バトン、25並走へ。バトン練習をやっておかなければいけません。最大スピードを出すためにもここは必要かなと感じています。まだまだ走力差があるのできちんとした並走にならない部分があります。ここは永遠の課題。渡すだけのバトンにはしたくないのですが。合わせも2本ずつ。手狭なグランドなので70mでの合わせになります。距離が取れる時にしっかりやっていけばいいかなと考えています。慣れていくこと、課題を持って取り組むことが大切。まずまず。

最後にBDMを1サイクルやって終了。女子2人、ここに来て良い動きをしていました。元々加速段階が苦手なタイプ。グランドが緩いのでパワーを使って走ろうとします。それにより無駄な力を使うことになり前に進まない。道具を使うとで本来の動きになります。こういうい部分を常に本人達が意識して出来るようにしていかなければいけないかなと。

何人かは少し残って課題になる動きをしてきました。無理する必要はありません。やるべきことを丁寧にやっていくこと。そこが大切です。色々と思うことがあります。色々と。
コメント
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