kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

加速段階と中間

2019-09-04 | 陸上競技

火曜日の練習について。前の記事に書いたように私的にも少し考えてみたいなと思うことがありました。練習時間の短縮にもつながります。もちろん弊害が生まれます。「やるだけの選手には効果が出ない」という部分です。スピードレベルが上がってくればやはり負荷が高まります。1本しっかりと走れればそれだけで高い負荷になる。トップ選手の練習量が少なくなる理由はここにあります。1本の質が高いので本数をこなすことができない。そしてそこまで本数にこだわる必要がなくなるのです。

 

しかし、「普通の学校」ではそれは望めません。質を上げることが難しい。高校生であってもきちんと理解して練習をすることはできると思っています。うちはかなり丁寧に説明して「何のためにやっているか」を理解させる努力をします。「強豪校がやっているから」「速い選手はこの動きができるから」という理由で練習はしません。それでも「やるだけ」になってしまう者が出る。これは如何ともしがたい部分かもしれません。

 

バランス系から。通常通りやってDM∞。投げる回数を通常10回ですが6回に。微妙な回数の減少。さらにセラバンド補強とハードル股関節。セラバンド補強は減らせませんがハードル股関節は回数を減らすことができます。往復の形でやっていたので時間的にはかなり削減。

 

縄跳びもも上げをやってから台ドロップ系。ここは通常通りの回数としました。元々片足や交互は2本ずつしかやっていないのもあります。これからはここも1本のみとしていきたいと思っています。動きの確認という意味合いが強いので「明確な意識」があれば十分ポイントは押さえられるかなと。スイッチング&スキップは本数を減らそうと思いました。BかDMどちらがいいかを判断させて「DM」を選択。スキップの時に進みやすいからだと思います。が、無意識のうちにBで始めていました・・・。慣れは恐ろしい。そのためDMはなし。次回からDMのみで設定しようかなと思っています。

 

そこから加速段階TDMを。距離的には20mです。きちんと意識が出来ればスタート段階の重心移動や力の加え方の部分ができると思います。最近できていなかったので2本ずつ。ここはとにかく「重心移動」と前の進むことを重視。移動感覚です。そのままの流れで「加速段階練習」を。壁の膝締め、タイヤ押し、チューブ5歩、マーク5歩で。タイヤ押しだけ2本にしてあとは1本ずつ。これを2サイクル。ひょっとしたらこれでも多いのかもしれません。「幕の内弁当」ののキャパを大きく占めてしまうかもしれないですね。

 

加速段階の意識を作ったので少しだけ中間へ。BDMを1本ずつ。これまではBDMが終わってから必ず1本はショートスプリントを走るようにしていました。意識付けです。しかし、この手の練習をやっていたら終わりません。道具を使っての練習をしてからそのままの流れで120m-90m-60mを。短長は往復走で。本数的には多くないと思います。人数が少ない部分があります。競争というところまでいかなかったかもしれません。それでも女子は良い動きをするようになっていました。練習は偉大。そう感じました。

 

少し休憩して瞬発系シャフト。これも3セットにしました。普段やっているものよりも少し重くして実施予定。一応その旨伝えたのですが結局通常通りの甘さでやっていました。重くて不可能だったのかもしれません。しかし、ここは結構大事なポイント。セット数を減らす代わりに1.25ずつ重くする。それくらいの余裕はあるはずです。一瞬でどれだけ力が出せるか。このためにやっています。力を発揮するタイミングの部分です。考えたいと思います。


チューブシザースを1本ずつ3種類実施して最後にT走40↑30→を。この練習をすると中間のイメージがかなり良くなります。まー感覚の変化があるのだと思います。ちょうど卒業生が挨拶しに来てくれていたので遠目に練習を見ることに。女子の動きがかなり良かったですね。これくらいで走れれば本当に面白いなという感じがあります。負荷を減らしていってキレを出したいというのがあるのですがそれが走りに出ていました。


未だに試行錯誤のところがあります。決まり切ったパターンというよりはその時の状況に応じてやっていくのが良いのかなと感じています。正解はどこにあるか分からないので。10日くらい前からある程度刺激の増減をしていかなければいけないかなと。


工夫はします。それがどう出てくるか。考えながらやっていきたいと思っています。結果につながるようにしていきたいですね。質を高めていくために何をするかをしっかりと見極めたいと思います。

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幕の内弁当

2019-09-04 | 陸上競技
火曜日。バタバタ。あれこれやらなければいけないことがあります。当然ですが。来週行われる県新人のため宿泊等のやり取りをする。他にも沢山あります。まー陸上競技だけやっているわけにはいかないので当然なのですが。

前日休んだ者がいました。体調のことがあるので仕方ない部分があります。しかし、それにより課題考査を受けていません。この日の朝練には普通に参加していたので少し話をしました。やはり課題考査を受けないままでいるのは良くないのではないか。他の者は全員受けている。体調不良があったとしてもやはり課題考査は受けるべき。実際の得点にはなりませんが、担当の先生の所に提出物を出すタイミングで課題考査をもらって自宅でやるように伝えました。それができるまでは練習参加は見送り。練習さえやっておけば良いとは思いません。徹底しておきたいと思います。

練習に関しては前日に引き続きこちらも色々と考えながら。やりたいことをしっかりやる。しかし、考えてみるとしっかりやろうとすると本数が増え続ける。そこをどうにか打破したいなと考えていました。削れる部分は削ろうかなと。

以前から「幕の内弁当」のようなメニューを目指していました。どこか一部分だけを強化する練習ではなくバランス良く強化する。丼物のような一点料理ではなく色々なものを詰め込んでやっていく練習でしょうか。目先を変えながらやっていくことで飽きさせないという意味合いも強い。

しかし、そうなると本当にボリュームがたくさんになってしまいます。性格的なものもあるのだと思います。少しずつ詰め込むつもりがおかずの1つ1つが結構な量になる。強化期はそれでも良いかもしれません。しかし、これが試合期になると多くなりすぎてしまうのではないか。もっと一品の量を減らしていく他が良いかなと。考え方です。考えている内容が分かりにくいかもしれません。

これまでどうしても「ポイントを意識する」という部分が出来ていない者がいるので同じ動きを4本やったりすることがありました。明確にならない動きを数を重ねることで習得させる。基礎的な部分。しかし、この方法では夏休みのような時間があるときは良いですが学校が始まってからは難しくなる。やるべき動きのポイントをしっかりと意識してやっていけば極端にいえば1本でも良いのではないか。そう考えています。

こういう形になると明らかに差は出ます。1つの動きに対して「理解」が必要になる。何も考えずに1本やるだけでは効果はほぼ期待できません。blogにも何度も書いていますが「やるだけ」の練習では何も生み出さないということになります。

今やっている練習自体は「走りのポイントを意識するもの」が大半です。走りのエッセンスの一部分を抜き出してそれを個別にやっていく。それを走りにするために組み合わせていく。そのパターンがいくつもあるというだけです。ある程度意識レベルが上がってくれば動きに対する理解も深まりまさ。

練習の質を上げたいなと考えています。走る量自体はそこまで多くないと思っています。しかし、それ以外の本数は多いかもしれない。台ドロップも3本ずつにしている。動きの習得段階では3本ずつが必要かもしれませんが、ある程度身についているのであればポイントを意識するだけで次につながる。これも1本ずつで良いのではないか。一回の出力を上げていくためにはそういう部分も必要になってくるのかなと。

そう考えると「幕の内弁当」を目指してやっている練習も見直しが必要になる。意識付けができるまでのうちの「幕の内弁当」は「特特大幕の内弁当」だと思います。これをもっとシンプルな「幕の内弁当」にしていく必要があるかなと考えています。動きを習得する時期は一旦終えてそれを洗練する時間を使っていかなければいけないのではないか。

それを踏まえて少し練習について考えることにしました。いや、前置きが長くなりすぎました。いつものことです。また書きます。
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