kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

県新人4

2019-09-19 | 陸上競技
県新人、男女で明確な差が出ました。ここは言うまでもなくここにたどり着くまでのプロセスの違いがあります。ここはなかなか伝わらないという部分が大きい。練習に参加していますがそれ以上の事はない。課題克服のための練習にならないのでほぼ改善がありません。

初日、審判の合間に選手の待機場所に。すると男子がゲームをしている。ありえません。こうなる危険性があったので数日前に「勝負しに行く」という話を全体にしていました。待機場所でスマホゲームをしたり、漫画を読んだり、トランプをしているような者がチームの中にいると足を引っ張ることになる。勝負をしようという雰囲気を崩すことになります。絶対に許せないことです。

それにも関わらず私が待機場所に来て他の者と話をしているのにゲームをやめない。「ゲームしてる者がいるんだけど」と全体に投げかけるが止める気配がない。イヤホンをして何か別のことをしている者も。このことを指摘しても当人は座ったまま顔を上げるだけ。

このご時世です。こんな所で激怒しても意味がありません。自分の立場が不利になりやりたい事が全くできなくなるだけ。集団の中で許されない行為があってもレッドカードを出して終わりという話にはなりません。これまでの流れから考えても厳しい指導をしてもここでは意味は全くないと思います。

全ての仕事が終わってから男子だけを集めました。今回の行為についてどうなのかを考えさせるためです。その場には該当者だけではなく上級生もいました。事前に話をしているにも関わらず他の者がゲームをしているのを許すのか。勝負をするというのがどういう意味なのか。試合で結果を出そうとしてもこのような状況で上手くいくはずがありません。

何度指導をしても話をしても取り組みも技術的なことも変化はない。身体を動かすという意味ではやっているかもしれませんが、本来的にやるべき事はできていません。それをどこまで許すのか。こうやってblogに書くとまた一部分を切り取られてバッシングされるかもしれません。「悪いのはどちらか」という本筋ではなく「指導内容をblogに書いたののダメだ」と全く別の問題で批判されるかもしれない。

最終日、同じ者がホテルに忘れ物をしました。委員の仕事が終わってからホテルまで戻ってそこから帰宅。かなり遅くなりました。

火曜日の放課後、該当者が私の所に来ました。「忘れ物を取りに行ってもらってすみませんでした」「試合中にゲームをしてすみませんでした」「ゲームを止めるように言われたのに止まなくてすみませんでした」「注意を受けたのに態度が悪くてすみませんでした」と淡々と話す。確認はしていませんが上級生に「先生の所に謝りに行け」と言われたのでしょう。本当に「言葉だけ」言いに来ました。ここに意味があるのかどうか。謝罪をしろと言われたから謝罪するというだけ。そこに今後の行動が変容する兆しは全くありませんでした。

女子との格差はかなりあります。「本気で競技をしようとしている者」と「とりあえず練習に参加している者」との違いがあります。人数の問題ではなく「考え方」や「捉え方」の差があります。春先に何度も何度も指導してきました。そこの指導に時間を取られ本当たやるべき指導はほぼできず。やりたい練習をやる前の段階で毎回毎回「取り組み方」の指導に時間を割く。今回も同様。ミーティングをして考えるように伝えましたが...。考えるという意味が分からないかなと感じているので。

別件。宿泊先のロビー。見ていると他校の生徒が部屋用のスリッパで食事に来ています。私は日常時はクロックスで行動しますがこれは話が違うと思います。基本的な事を教えていく必要性がある。技術指導などには「力量の差」はあると思います。しかし、こういう場面での行動や立ち居振る舞いに関しては指導はできると思います。

教育をする。何をもって教育とするのか。悲しくなります。指導は従わせるというのとは違うと思います。何が必要なのかを考えさせる必要がある。競技だけではない部分があるのではないかと。競技を通じて何を伝えるのか。

表面的ではない事が沢山あります。それでも受け止めていかなければいけない。進めるかどうか。こちらも明確な基準を持って臨みたいと思います。
コメント (2)
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