kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

練習の増減

2019-09-12 | 陸上競技
陸上について触れていませんでした。昨日はblogタイトル自体が「教育」という微妙なテーマとなっていました。それにより訪問者数が100位減っていました(笑)これだけが理由ではないでしょうが。私が真面目に教育について語るというのは違和感があるのかもしれません。

練習に関して。夏の間にある程度の負荷をかけてきました。走る量はそこまでではないと思っています。強化練習期間中には基礎的なことが中心。トレーニングも含めてかなりの時間をかけました。1週間に1度くらいは少し走る量を増やしましたが「走る本数」としては圧倒的に少ないと思います。

基礎基本の徹底。数ヶ月間かけて変化を生み出したいと考えていました。技術的な部分の変化は「意識」に比例すると思います。どれだけやっても本当にやりたいことを分かっていなければ結果には繋がらない。同じ練習をしていても「考えずにやる」というのでは成果は生まれないと思います。

あとは気持ちのコントロール。うちの女子はどちらかというと「ダメなところを探す」事が多くなります。良い部分があっても悪い部分が気になって考え方自体がマイナスに向かいやすい。指導する側は「欠点をなくす」ための視点で捉えることも必要だと思っています。改善しなければ勝負できなくなる。ここも捉え方だと思います。

スタートが上手くできない選手。数歩が進みません。そこに対して私としては「改善する」ためのアプローチをする。そこだけに囚われていると動きは変わりません。驚くくらいスタートが下手な選手がいるのですが「基本」は抑えながら個別に意識を変えます。「大きく出遅れなければいい」と考え直すように指導してきます。

これまではスタートの出遅れは致命的でした。それがなんとか最後に追いつけるかなという水準に達しました。この部分が出来るようになるためにはやはり時間がかかります。本人達が「なんとかしたい」という意識があるかどうかで変化が生まれるかどうかは決まると思っています。

夏の間、可能な限り練習をしました。何度かレースもありましたがそこまでの調整はせず。負荷を減らすことよりもきちんと練習を積むことを優先。スーパーな選手がいればまた違う形になるのかもしれません今の感じからすればやるべきことをやる方が大切。その中で私の指導に関する考え方も随分変わりました。時代にあった指導が必要。不平等という言葉がありますが「何を持って不平等なのか」という判断が必要になるなと。

2学期が始まって天候もありましたが負荷をかなり減らしています。これまでの調整のスタイルとは随分違います。本数を最低限にしてそこの質を上げる。何本も走るというのではなく必要最低限の本数にしました。土曜日も月曜日もバトン練習と120位しかやっていません。どちらも90分程度で練習を終えています。土曜日に90分というのはこれまでから考えるとめちゃくちゃ短いかもしれないなと。

考える。通常の負荷は他校と比べて高いのではないかなと思っています。トレーニングもしっかりやります。TDMなどで負荷をかけて走る事が多い。身体にかかる負担はそれなりにあると思います。そうであれば試合の調整として「思い切って練習を落とす」という判断が必要かなと。出来る限りフレッシュな状態でレースを迎えたい。当たり前の話ですが。

かなり減らしました。それにより選手が「もう一本やって良いか」という話をしてきます。最低限のことは認めています。こういう申し出をしてくる選手は「不安」があります。自分自身の中で「大丈夫だろうか」という「不安」を抱えている。だからそれを打ち消すためにもう少しやっておきたいという気持ちになる。全く考えていない者は言われたことかかやらないのでなかなかそういう気持ちにはなりません。

どうしても「不安」はつきまとう。そうであればこちらがその部分までコントロールするようにする方がいい。「やる」という判断を要することもありますが「やらない」という判断をする方が難しいのかなと考えています。指導する方も練習で何本も走る姿を見ている方が安心する部分がある。良い動きを何本もできると「これで大丈夫」と安心するのかなと。これまでは私自身がそんな感じがありました。

ということで思い切って休むことに。筋肉が極力フレッシュな状態でレースを迎えたいなと。とにかく疲れを残さない。数日間で動きが大きく崩れるということはないと思っています。変わるとすれば「不安」からあれこれ考えすぎて動きがコントロールできなくなるという部分かなと。実際問題考えてみれば分かるのですが「真剣に考えてレースに出ている選手」がどれだけの数いるのかという話です。かなり曖昧な練習の中でやっていても走れる者は走れる。細かく考える事も必要だと思いますがある程度ざっくりやることも大切かなと。

練習の増減を意図的にやっています。疲労抜きがどれくらいできるか。整体などと組み合わせてやっておいてくれると良いなとは思っています。思っているだけなのでどこまで実践しているかは分かりませんが。

今更ながら調整についても考えています。普段が負荷が高いのであれば思い切って落とすというのが必ずプラスになると思います。ロングスプリントは少し違うと思うので心肺機能には負荷をかけ続けていました。どうなることか。

県新人を迎えます。中国新人を勝ち取れたらと思います。
コメント
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