kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

質を上げる

2010-04-04 | 陸上競技
土曜日、競技場にいる人数が多かったですがかなり早めに始めたのであまり程度影響を受けることなく練習を進めることができました。今回は質を上げて少し実践的な練習をしようと考えていました。そのためアップはフリーとして専門練習に入る前に150mを1本走りスピード刺激を入れることにしました。

男子はエースが動きは悪くないのですが速く動きません。疲れが蓄積したりすると動きにキレが無くなります。筋力が上がったこともありパワーに頼ってしまう部分がありさらに動きが重くなります。昨年の経験からいうとこれで大丈夫なのか?と思うくらいの量に抑えてちょうど良い感じです。鍛練期としてはあまり練習を減らすことも出来ませんでしたがこれからは時期をみながら練習の増減をしていかないといけないと思います。今は我慢の時かなと。

女子は比較的動きます。追い風があったのもありますがかなりスピードが出ていました。トップは19秒6位で入ってきました。タイム云々ではありませんが、少しずつ走れるようになってきているのは間違いないですね。スピードを上げていって400m系に対応していきたいですね。シーズンに向けて1つずつ課題を修正していく必要があります。昨年からの冬期はかなり順調にいったと思っています。これを実践用に磨いていかないといけません。

そのままの流れで専門練習に入りました。400m系は前半の入りの感じをつかませるために200mのレース感覚走の後に短いRESTを挟んでの150m。最初の200mは少し突っ込ませるようにしたいなと思っています。スピードが上がってきているのにも関わらずなかなか前半から行くことができていません。前回の強化記録会での課題ですからもう少し積極的に入らせたいなと。ある程度突っ込んでも後半維持できるだけの練習はやってきたつもりです。あとは怖がらないことだけ。追い風もありましたが28秒中盤から29秒位での入りでした。本当はもう少し速くないといけませんが、それは追々やっていきます。プラスの150mはかなり走れていましたからある程度の結果はついてくるかなという感じです。

400mH組は6台目まで。これには意味があります。あえて書きませんが(笑)。学生時代は200mHを好んでやっていましたが、高校生の力を考えると6台目が鍵を握っている感じがあるので6台目までをやるようにしています。結構大事な視点だと思っています。男子は15歩に挑戦しようと思っているのですがなかなか上手くいきません。ストライドが確保できないからなのか。16歩で押していくほうが良いのかなとも思っています。15歩への切り替えの練習(極秘(笑))をやってみてから判断しようと思います。
女子はハイレベルの練習になります。現時点でどちらが強いとはっきりと分からないくらい力が接近している中での競り合いです。新3年生2人はどちらもインターハイを視野に入れてやっています。目の前に最大のライバルがいるのですから質が上がります。ハードルは越えるタイミングでどちらが前にいるか分かります。かなり高いレベルでやっていると思います。


新2年生、2人に全くついていけないので居残り練習を義務付けました。上級生に感覚的なモノを話をさせながら感じをつかませることにしました。今のままでは中国に行くのも怪しいですから。うちの今の最大の利点は目の前にお手本がいることです。「無形の財産」だと思っています。形ではなく選手同士で感覚的なモノを伝えることが出来ますからかなり、無駄な回り道をしないで次の段階に進めます。最終的にはかなりの所まで修正されました。これなら2人とも戦えそうです。

400mHに関してはかなりの事を考えてきました。データを使いながらどういう展開に持っていく事が一番良い結果につながるのかを分析してきました。ある程度の所まではいく自信があります。一応専門だという自負もありますし(笑)。この種目に関しては数年間連続で中国に進んでいます。ある程度のノウハウが蓄積されています。非常に面白いと思っています。

全体的に動きが良くなっている感じがあります。感覚的に積み上げていけていると思います。来週は記録会がありますが、調整等はせずに臨みたいと思っています。課題もありますから週の前半にそこを意識して練習をしていきたいと考えています。油断も慢心もせずに、しっかりと現状をとらえていきたいですね。
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練習とは違う雑感

2010-04-03 | 陸上競技
本当は練習について書こうと思っていたのですが書いているうちに内容がずれてきたことに途中で気づいたので思いきって練習以外のことを書きます。それはそれでありでしょうから。

土曜日、久々に朝から天気が良かったですね。この日は専門練習にしていましたからタータンの上での練習としました。荷物を運ぶ段階でかなりの人数が競技場に来ることが判明したので少し急いで練習を始めるこてにしました。ハードルを跳びたかったのでそれに合わせて外のレーンにハードルを配置等をして予定より5分程度早く始めました。この辺りの動きは素早くなりましたね。あれだけしつこく言われたら出来るようになって当然なんですが。

サーキットをやってから上級生はフリーアップ。1年生は身体作りにかなりの時間を要しました。完全別メニューです。これは師事している方から常に言われてきたことですし、経験的に納得がいく部分ですからここ数年はひたすら地道に別練習でやらせています。動きなどは最初の段階からきちんと繰り返しやらせておかないと身に付きませんから。特に中学時代は補強などが明らかに不足しています。時間的に仕方ない部分ですからこれは高校に入ってからしっかりとやっていけば良いと思っています。
同じグランドで他校が練習わしていましたが、1年生が上級生と一緒に走練習や技術練習をしている姿がありました。それぞれの学校のスタイルがあるとは思いますが長期的な視点で考えていったほうがいいなと思いますね。明らかに動きが出来ていないのにひたすら走るといつ動きが修正されていくのか?と。まー私がどうこういう話ではありませんし、価値観というか指導の捉え方だと思います。
うちはメディ投げをやってからラダー、ドリルというように基本的な部分にかなりの時間をかけてから短い距離を走りました。1人は中学時代からの足の甲の痛みが引かないので無理をさせずに。今無理やり走らせないといけないとは思いません。1年生同士で別メニューをやっていく中で学年内のつながりも出てくると思います。それが終わってからひたすら補強。まだまだ弱い部分が目立ちますから継続的に練習を積んでいかないといけません。客観的に上級生の練習を見ることで雰囲気を感じていくことも重要ですからね。

最初の段階で使用する人数が多くなることが分かっていたので、各顧問と話をして使用時の注意点を確認しました。というかこのままではまずいと思って私が動いただけなのですが。調整役がいないと間違いなく上手くいかないというのは明確だったので。
それにあわせて前日の使用時に周りを見ないでやっている生徒がいたのでそちらにも注意をしました。1レーンで長距離が走っているにも関わらず2レーンでトライアルを勝手に始めていました。もっと考えるべきです。気がついて注意をしましたが、今日気づくと幅跳びで使用した砂場にシートをきちんとかけていなかったようで砂場の端のほうがシートがはがれていました。これは非常に良くないと思い代表者に注意をしました。顧問の方が全く来られない中でやっているので全て生徒の視点でやっています。許していたらいけないと思い諭すように注意をしました。

練習が進んでいく中でホームストレートでスタート練習が始まりました。この時他校のマネージャーが1・2レーンで長距離が走っているにも関わらずピストルを撃とうとしていました。1レーンの内側で撃とうとしていましたからこのままだと間違いなく長距離の耳元で撃ってしまいます。怖かったので大声で静止しました。かなり危険なので。近くに他校の顧問がいたのにそこを見ていないというのは…。あとで話をしに行きましたがちょっと良くないですね。

加えて全員がスタート練習が終わった後で300mを走らせようと100mのスタート地点に行くとスタブロが出しっぱなしでした。こうやって集団で使うと誰が最後に使ったかがはっきりしない状態になります。だからこそきちんと使用者同士がコミュニケーションを取りながらやっていって使わないなら片付けるという当たり前の事をきちんとやらなければいけません。練習をするのに邪魔になるので近くにいた他校の顧問に確認すると「自分達が最後ではなかったはず。知らない。」と言われたので完全にキレました。じゃー私が片付けますということで自分で持っていって倉庫に片付けました。その様子を見て慌てて手伝おうとしていましたがもう手遅れ。怒りは絶頂でした。

誰が最後でも関係ないだろうという話です。明らかに誰も使っていないのに置きっぱなしにしていたらおかしいだろうと。使ったなら片付けるべきです。こんなもの私がいちいち各校に伝えていくべき事ではない。私は管理者ではありませんから、使うものがもっと周りを気を配っていけばトラブルは発生しないはずです。生徒主導で動けるはずはありませんからきちんと周りを見るべきです。

私が正しいとかではなく、集団で何かをしないといけないときにはきちんと考えるべきです。別に私がどうこういう立場ではないんですが、どこかの使用状況が悪くてこちらまで使用禁止になるというのは痛手ですから。分からなければ聞けば良い。それだけだと思います。もっとしっかりと考えないといけません。

うちの選手にはこの辺りもしっかりと指導していかなければいけません。周りに気を配ることが出来なければ将来的に困ると思います。指導する立場としてこの辺りのことは重視するべきです。足が速いだけの人間を育てるというのは教育ではありません。安全管理という面でも考えないといけません。他者を批判するのではなく喚起しなければいけないと思っています。

今年度はそんな年なのかなと感じています。ちょっと立場が変わるような年度になるかもしれません。真面目にやってみようかなと考えています。

練習に関してはまた書きます。完全に雑感です。
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少し走る

2010-04-02 | 陸上競技
金曜日、またも9時から会議でした。練習開始を8時半からにしていましたが、サーキットだけ計りました。練習場所がなかったのでサーキット終了後から移動して別の場所で走ることにしました。ホームグラウンドがありませんからやはり大変です。

ここ最近、シーズンに向けて女子は身体を作っていく事を求めています。ここまでやるチームがあるのか分かりませんが、目指す場所に向けてやれることはすべてやります。移動は全て歩いているようです。何のためにやっているのかはあえて書きません。本当に戦うためには「女を捨てる」というのは当たり前の事です。かなりの覚悟が必要となるのですが、うちのような「普通のチーム」が強豪校と渡り合うためには中途半端な覚悟では戦えないのです。ここまで出来るというのは本人達の「想いの強さ」だと思いますね。これだけではなくかなりの事をやっています。先日合宿で「良い選手が集まっているね」と他県の先生に言われましたが、影での努力はかなりのものです。それは目に見えませんが選手達の強い「想い」が行動に現れるのだと思います。本気になれば自分達が本当にやるべきことが必ず見えてくる。私もそれに応えることが出来るようにしっかりと指導をしていかなければいけないと感じました。

移動に少し時間がかかるので30分程度時間をおいてから練習を再開するように指示をしました。私は会議があったので結局10時過ぎに練習場所に到着しました。まだドリルをしている途中でした。ここ最近の動きの課題を克服するための意識付けのために動きを強調しておこうと考えていました。動きのタイミングと力の使い方の問題です。繰り返していくなかで身に付いていくと思います。

あとは火曜日と同様にトゥトレをしてバトン走、ショートの流れでやりました。スピードを意識した練習をしていきたかったので。特別な事ではなく必要なことをしっかりとやることが大切だと思います。少しずつですが動きが良くなってきています。スピードレベルが上がって行くことで専門の種目に生かされることになります。マイルで戦うためにも勝負となる場面でのスピードは必要となります。今年は4継でもかなりの所までいけそうな手応えがあります。これまでは51秒中盤が出せたらと思っていましたが、今年はいつもよりも力がついている感じがありますので女子の4継も非常に面白いと思っています。

新入生も練習に参加しています。それぞれが非常に面白い存在です。まだ未完成ですが、時間をかけて育てていけばかなりの所までいくという感じを受けています。1人素人の子がいますが、走りが魅力的です。筋力がほとんどないのと軸が出来ないという段階で「強くなる」と直感的に感じました。他の選手も面白いと思いますね。まだまだ伸びる可能性を秘めている選手ばかりです。

少し走りました。本格的なシーズンインに向けてしっかりと準備していきたいですね。全ては「心」です。このことに関してはまた別に書けたらと思います。
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新年度始まる

2010-04-02 | 陸上競技
ついに2010年度が始まりました。今年度は色々と大変な事が多い年になると思っています。学内の変革の年になると思うのでやることが増える可能性があります。特に私は「やらなければいけない」と思うことがあり、周りが嫌煙する事に自ら手を挙げてやることにしました。いつの間にか「kanekoがやるんだろう」的な空気が流れていて、それが当たり前になっていた部分がありますが。別に周りから言われるからとか自分が学校に残るための手段とかではなく、やらないと大変なことになるという想いがあったからです。まだ書けませんが。

4月1日は朝から会議の連続です。午前中は科会。これも前述の「学内の変革」に伴いかなり大変でした。全てに制約がかかるためなかなか上手く決まりません。こういう所では基本的に自分の好き嫌い、やりたいやりたくないを出さないようにしています。わがままを言えばまかり通る部分かもしれませんが、決して良いことはありません。全体のバランスを考えながら上手く持っていかないと絶対に進みません。本当は私のような人間が気を配るのではなく、全員がきちんと理解しないといけないのですが。

色々と決まっていって時間が来たので終わりましょう、という空気になったので私は少し話をしました。このまま終わって新年度を始めるというのは無理だと思ったからです。私のような人間が発言するというのはどうかと思いましたが、言わないと何も始まらないので。ほとんどが私よりも年齢は上です。それでも言わなければ絶対に何も行動に移されないと感じたので。

詳しくは書きませんが、「大切なのは何か」という部分です。「形」だけを決めてあとは各自でやりなさいというのがこれまでの流れでした。今回の「学内の変革」はその最たるものだと思っています。一方的に「これでやります」と言われて「形」だけ決められる。その中身についてはほとんど話し合いもなく共通認識もなくやらなければいけない。私が勝手にやってもある程度自分のテリトリーになる部分は上手くやっていく自信があります。しかし、それだけでは学校全体が絶対に回らないのです。そこをどれだけの人間がきちんと理解しているのかという問題があります。
一方的に与えられた「形」であってもやると決まったからにはやらざるをえません。文句を言ったり批判的にとらえても何も変わらないのですから。逆にそのような考え方を持っている限りは生徒にとってマイナスでしかありません。生徒に影響があるような取り組み方を押し通しても意味がないのです。そこを科の人間がどれだけ理解しているのか。

とにかく大変なことをやろうとしているのです。一気に崩れてしまう危険性を秘めた事をやるのです。逆に大きなチャンスだと思っています。安定して何もやらなければ大きく崩れることはないかもしれませんが、必ず下降線をたどっていつの間にかダメになってしまう。大きな変革をするときはその労力はかなりのものですが、手を抜かず全力で取り組んでいき多くの人の協力を得られれば大きなステップアップをする事ができるのです。そのチャンスを生かすも殺すもそれに関わる人間の考え方次第。後ろ向きに物事をとらえたり、文句を言い続けても何も始まりません。

これまでも色々とやってきたことがあります。別に目立つためでもありませんし、自分が評価されるためでもありません。最終的には誰のための学校なのかという部分。よく「陸上だけ」だと冗談で言われますが、実は他の事もやっています。別にここに書く必要はないと思い書かないだけです。思っていることはかなりあります。不平不満もあります。しかし、やらなければ絶対に変わらない。それだけです。周りからどう思われているのかは分かりません。周りの評価ではなく、生徒がどう感じているかの問題だと思っています。誰のための学校なのかを常に意識しておく必要があります。勘違いはしたくない。

出る杭は打たれる。年配の方からすれば面白くない存在だと思います。何を偉そうにと。まー絶対に大変なことになるでしょうね。分かっていてあえてやるというのは得意です。誰かが一石を投じないと何も変わらないですから。私がわざわざやる必要はないのですが、待っている時間がもったいない。そう思って発言しました。科内の方向性は決まりそうです。本当は私のような者がやるのではないと思いますが。これからもっと大変な人達にこのような話をしていかなければいけません。やると決めたからにはやるしかないのです。引き受けたからには絶対にやり遂げないといけない。そう思っています。周りを敵に回してもやるべき事があるという信念を持ち続けたいと。きっと分かって手を貸してくれる人がいるはずですから。

ちょっと分かりづらい&堅い内容になってますね。まー読み飛ばしてもらっても構わないと思います。意味が分からないと思いますから。真面目に考えています。やらなければいけません。
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