kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

支部大会前日

2010-04-23 | 陸上競技
金曜日、明日から支部大会です。私はここ最近若干多忙で周りから「姿が疲れてる」と言われています。今年はちょっとやらないといけないといけないと感じることが多いので、自ら率先して動くように心掛けています。その分疲れます(笑)。

練習は最終調整。バトンと動きの確認に充てました。水曜日、木曜日とかなり落としています。全くといって良いほど走ってはいません。そのため今日は少し身体が重く感じるかもしれません。疲れではなく筋肉に刺激が入っていないからだと判断しています。男子エース、動きを見ていてもかなり動いているなと感じていたのですがしっくりこないと話していました。身体が動かないと。これまでは前日にかなり身体が動いていました。が、その反動で翌日に動かなくなるということがありました。今考えると同時から貧血があったのかもしれませんね。今回は少し動かないと言っていますが、あまりにも気にしているようなので1本だけトゥトレでスピード刺激を入れました。これによりかなり動くようになるりました。本人も納得したようです(笑)。それ以後はバトン以外走らせませんでした。我慢させないといけませんから。

その他の者も刺激を入れるうちに身体が動き始めたようです。少し重い感じがあるかもしれませんが明日は動くと思います。なかなか納得しないで走っている者もいましたが止めさせました。今日がメインではありませんからね。明日動かないと意味がありません。
ハードルが上手く越えられない者に頭に来たので種目自体辞めさせようかと本気で思っていましたが、少しだけ意識する部分を指摘すると随分良くなったので走らせることに。本気で辞めさせようと思ったのですが(笑)。ハードルロスがもう少し無くなるだけで全く違うのですが。どうなるでしょうか。

支部大会、シードを持っている選手もいますがここからがインターハイへの挑戦の始まりです。1つ1つを積み重ねていく事が重要だと思います。チームとしてどう戦っていくか?それぞれが役割を果たしていく事で雰囲気は変わっていきます。流れを作るのは誰か?その辺りをしっかりと考えてもらいたいですね。戦える状態にはなったと思います。支部大会で、ではなくその先でです。通過点かもしれませんが全力でやらなければいけません。戦いにいきたいと思います。応援よろしくお願いします。
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全体に話をする

2010-04-23 | 陸上競技
木曜日、放課後は全体に話をしました。朝の1年生だけの話を踏まえての部分です。

こちらは支部大会に向けてどのような気持ちで取り組むべきかの話も入れました。うちのチームは人数的にはそれほど多くはありません。女子の長距離は0人です。それでも県総体での総合優勝を狙っていますし、十分可能性があると思っています。短距離と投擲だけでの総合優勝。簡単なことではありません。それでもやるだけの価値はあると思っています。しかし、支部大会で6番以内に入らなければ県総体への出場権は獲得できません。現時点で女子は400m2人、800m1人、400mH2人がシードを持っています。400mも400mHも3人ずつの出場が最低条件です。こちらはそれほど難しいことだとは思っていませんが、なんとか県総体に出場できましたというレベルでは戦えません。一定以上のタイムを出しての出場権獲得でなければ勝負はできないと思っています。
中学校は各校数名ずつの出場枠があったと思います。しかし、高校は違います。学校によっては個人種目出場0ということもあるのです。そういう意味ではシビアだと思います。中学時代の実績があっても支部大会で6番以内に入れなければ県の大会には出れないのです。その部分をきちんと認識しておかなければいけません。インターハイを目指すと言い続けていますからいつの間にか見落としがちですが、全員がインターハイレベルに到達できるわけではありません。まずは県大会に出場することからスタートです。3年生で支部大会で競技が終わってしまうこともあります。だからこそ真剣に競技と向き合っていく必要があると思います。

あとはバトンパスの話をしながらもう一度「信頼関係」について話しました。うちはリレーを中心にチームを作っています。これまでは男子は4継、女子はマイルでやってきました。今年は女子の4継も狙っていきたいと思っています。「信頼関係」がなければバトンはつながらないと思っています。もちろん精神的な部分だけではなく技術的な部分が大きく影響しますが最後は「心」がつながっているかどうかが大きく関わってくると考えています。絶対に渡せる、絶対にもらえると思って走れるかどうか。お互いを信頼していれば思い切りスタートが切れますし、少し離れていても絶対に届くと信じることができます。表面上の付き合いでつながっていたら絶対にそのような「想い」は生まれてこないと思います。
これも繰り返し話していますが「友達ごっこ」をしているわけではありません。本当に勝負をしようと思ったら練習中だけでなく日常生活の中からの「裏切行為」は許してはいけません。それを見逃していたら結局は大事な場面での取り返しのつかないミスにつながります。そうならないように「ダメなものはダメだ」ときちんと言い合える関係でなければいけません。表面上の付き合いでは相手に嫌われたくないという思いが先にたちますから絶対にきついことは言いません。それが本当に相手のためになるのか?自分のためになるのか?チームのためになるのか?この部分が本当にわかっていたらやるべきことが分かってくるはずです。

以前2・3年生が合わせて4人だけだった時があります。その時、4人でリレーを組むのが当然という状況でした。が、1年生が入ってきて400mでいきなり県の決勝に残りました。全体が表面上の付き合いしかしていなかったため、1年生が速くなったことでチーム内に不協和音が生じました。誰かがメンバーを外れなければいけないという状況になったとき、見えないところでの嫌がらせや無視が生まれました。県総体の3日間の中でチームは崩壊しました。考えられない出来事です。なんとか中国大会の切符は手にしましたが「行くべきではない」という感じが強くありました。情けない話ですが相手を認めることができない関係だったのです。同じ目標を持っていて、「想い」が共有できていればこのようなことは起きなかったと思います。嫌われるのを恐れ、上級生の機嫌を伺いながらのチームでは絶対に勝てるはずがありません。少し前後しますが、リレーメンバーを外れる可能性が出てきた時点で4継にも影響しました。飛び出した瞬間に「絶対に渡らない」と分かるくらいの早出により失格。今考えると当然の結果だと思います。チーム内での「信頼関係」が無いのですから。自分の責任を放棄し、人のせいにしているような状態でチームが戦えるはずがありません。それ以来何度も繰り返し「信頼関係」を作ることを話してきました。

その部分、どこまで伝わるでしょうか。ここが分かってくれば間違いなく強くなっていきます。チーム力としての話です。チームとして戦うためにはきちんと理解させていかなければいけません。「心」がどこを向くか?見ていきたいと思っています。インターハイに向けての挑戦が始まります。
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1年生に話をする

2010-04-23 | 陸上競技
木曜日、考えられないくらい疲れが出ます。先週も木曜日から体調が悪くなりましたが今回も同様です。朝から職員室に座っている時間がないくらいのバタバタです。今の仕事、精神的に余裕が無い限り良い仕事は出来ないと思っています。当たり前と言われたら当たり前なのかもしれませんが、今年はとにかく多忙です。

そんな状態になるとは思わずに朝は1年生だけにミーティングをしました。練習を始めて約1ヶ月経ちます。そろそろチームのやり方に慣れていってもらわなければいけません。これまではあまり1年生に話をしていませんでした。もちろん要所要所では話しますが、上級生と比べると少なくなっています。これは「言われていることが分からない」という段階だと思っているからです。まずは雰囲気を見て感じ取る事が重要だと考えています。もちろんそれだけでは絶対に分からないのでそろそろきちんと話をしていく必要があるかなと。

うちの部に入ってくるというのはそれなりの「覚悟」が必要となります。他の部と比べて様々な面で厳しくやっていきますから、「覚悟」が無ければ続けていけません。今年の1年生、部活動紹介の後に「○○部は楽しそう」だという声がかなり聞こえていました。「楽しい」というのがどのレベルかという話ですが。案の定、その部には10人以上が殺到しました。しかし、少しトレーニングをしたら「こんなキツいことは出来ない」といって半分が2日で辞めたようです。「キツい」というレベルがうちのサーキット以下だと思っています(本気で)。今部活に入って陸上をやっている者はそれなりに強い意志があるのかなと感じます。

1年生には「努力」について話しました。ここは非常に大切な部分だと思っています。以前指導した選手を例に挙げて「努力」についてどこまでやらないといけないのかを話しました。「自分は頑張っているのに先生は分かってくれていない」と何度も言われた事があります。この辺りの考え方を変えられなかった私の指導力が問題だったのかもしれませんが。しかし、結果的にウエイトオーバー、貧血、故障を繰り返していきました。「自分としてはかなり努力している」と思っていても、結果として現れている事実が全てなのです。高校生にとっての基準は「自分」です。視野が広がりませんから「これまでの自分と比べて努力している」という判断基準で物事をとらえます。
本当にこれで良いのか?本当に必要な努力が10なのに、自分の努力の基準値は5が最大になっている。大切なのは「目標に到達するために必要な努力」であり、「自分なりの努力」ではないのです。この視点、考え方を理解させていかない限り選手としては伸びないと思っています。自分の「殻」を破れないので、自分の中で満足してしまうからです。選手が努力をしていることは認めますが、それでは足りないから選手の「基準値」を変えていくように関わる必要があると考えています。

前述の選手、かなり力はありましたが最終的に私が目標としていた所までは届きませんでした。こちら側からの話に素直に乗ってくることがなかった事も大きく影響していたと思います。信頼関係が成立していなかった部分もあるでしょう。選手は「素直に話を聞く」という姿勢が必要になると考えています。指導者の話、上級生の話をきちんと聞いていかなければ何も変わらないのです。自分の判断基準だけでとらえているから体重管理や故障予防等の部分がきちんとできない。だから周りが指摘していかなければいけないのです。難しい話ではありません。

加えて「信頼関係」の話もしました。チーム内での信頼関係をきちんと作ることが重要です。このことに関しては放課後全体にも話をしました。裏表のある関わりでは絶対にチームは1つになりません。「甘え」を許しているようなチーム状態では絶対に勝ち上がれないと思っています。今回、4継には1年生を使います。女子は上級生だけで組んでも十分戦えると思っていますが、もう1つ上のレベルで勝負をする必要性を感じていますから13秒1で走る1年生を走らせます。この時に信頼関係が出来るかどうかが大きな問題になってきます。これまで上級生が積み上げてきたモノを1年生と一緒に形にする。きちんと信頼関係が無ければそこでバトンはつながらなくなります。上級生の「想い」を1年生がつなぐことが出来ずにミスをしたらどう思うか?そこの部分をきちんと理解させていかなければいけません。

裏表のある行動や関わりだとチーム内で必ず不協和音が生じます。それによりチームが崩れます。積み上げるのにはかなりの労力を使いますが崩れ去るのは一瞬です。これに関しては放課後話したのでまた別に書きますが。1年生がそれを崩してしまうよう事があってはいけない。力がある選手を認めないようなチーム状況では戦えないと思っていますし、そういう経験もしてきました。認めてもらうためにはやはり「心」と「心」のつながりが重要になってきます。だからコミュニケーションを取る。互いに理解していかなければ「ダメなものはダメ」だと言い切れる厳しさは持てません。気を遣って遠慮がちに話した所で何も伝わらないのです。

自分にとって大切なモノが何か、自分を成長させるモノは何かを繰り返し話していく必要があります。まだまだ時間はかかると思いますがしっかりと話をしていきたいと思います。

放課後の話についてはまた別に書きます(多分)。
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