kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

大きな刺激を受ける

2010-11-24 | 陸上競技
火曜日、朝からkyotoに移動。準快速で30分程度だったでしょうか。近畿は交通の便が良く、移動時間があまりかかりません。密集しているからというのもあると思いますが高校通学というのも大きな障害にはならない気がします。

練習場所はkyotoのsaikyo高校。以前学校見学に行ったことがありますがその時は練習を見るような状況ではありませんでした。別の目的で行っていましたから。今回は「練習を見る」というのが主たる目的でした。複数の学校が集まっていました。女子の4継でインターハイ決勝に残った学校が3チーム。マイルでインターハイ準決勝進出した学校が2校。かなりレベルの高い中での練習です。これだけでも大きな刺激を受けます。練習会のレベル自体が全国級ですから・・・。近畿はこうやって定期的に集まって練習をされているということでした。学校が近いというのもありますが、各校の指導者が熱心だから実現できることだと思います。うーん、大きな差だ・・・。

練習は4時間に渡りました。走る本数はかなり少ない。うちの練習の半分以下だと思います。しかし、さまざまな部分が工夫されており「走るだけが練習ではない」というのが良くわかりました。入学してきた選手の競技レベルの差はもちろんあります。近畿は中学生で全国標準記録を突破する選手が相当数いると聞いています。基本的なレベルは中学時代でクリアしてきているのかもしれません。100mが12秒台は「当たり前」という感じでしょうか。うちに来る選手は13秒台だったら「速い」と感じます。14秒台ならなんとかなると思っています。その代わりかなりの時間を要します。その覚悟を持って取り組んでいかなければいけません。その状態で「戦いたい」と思っているのですからよほどのことをしない限り追いつくことはできません。

走る以外の練習での負荷がかなりあります。間違いなくうちの選手ではついていけないと思います。スピードをですがそれ以上にタフさが違います。ほとんど休息をとることなくどんどん練習を消化していく姿は圧巻でした。これだけやれば走る量が少なくてもなんとかなるだろうなと感じました。というか、こちらの負荷のほうが圧倒的に高いのではないかと感じています。今まで考えていた練習の流れとは大きく違うものでした。洗練されているようで非常に泥臭い練習。選手たちが練習の意味をきちんと理解して取り組んでいるからこそできる練習だと思いますね。

話を聞くと平日の練習は最大でも2時間程度のようです。それ以上はグランドの関係でできないと。しかし、土日は毎週2部練習。かなりの量をこなします。私たちが見ていた午前中だけでもかなりの量でしたが、午後からも同程度の練習をするということでした。「練習をやらない」と言われますが、そのレベルが違う。毎週土日は合宿以上の負荷だと思いますね。だからこそ平日は短時間でやることになるのだと。

いわゆる「ドリル」のような練習は全くありませんでした。それは前日見させていただいたsonodaも同じ。他の動きをしながら強制的に走るを作るのです。身体が自然とその動きを身につけていくのだと思います。師事している方が以前から「トップ選手がこんなことも知らないのかと感じることがある」と聞いたことがあります。強制的にその動きをさせているので「知らない」でも問題なかったのではないかと感じました。指導する立場になったときにかなり困ると思いますが・・・。だから動きが崩れたら戻らないのかなと。それほど「動き」に関しては言われることがありませんでした。導入段階でかなり指導されているのかもしれませんがこの練習会では皆無に近かったですね。そこにも大きな「差」を感じました。

とにかく徹底していました 。私達が学校に着いたときにはタワシで階段をこすって砂を落としていました。細かい部分まで指導が行き届いているから周りが見えるようになる。うちの選手は1つ言えばそれだけをやる感じですが、saikyoの選手は1を言ったら100位出来そうな雰囲気がありました。こういう面での差を徹底的に埋めていくしかないと感じています。練習スタイル以前に足りないことが多すぎる気がします。

身体の強さが違います。やってきた方向性は間違っていないと思いますが、その差が大きい。重たいものをひたすら上げるのではなくそれを動きに結び付けていく。ここを徹底していかなければいけないと強く感じました。

勉強をする機会を与えてもらえたことに感謝したいと思います。何度も言っていますが「育ててもらっている」と思いますね。多くの人に支えられながらやっています。恩返しをするためにもしっかりと考えていきたいと思います。
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関西に行く

2010-11-24 | 陸上競技
月曜日から関西の強豪高校へ指導について学ぶために行くことになりました。今年の冬にsonoda学園のfujikawa先生とお会いする機会があって色々と話を聞かせて頂きました。出来れば一度練習を見てみたいという気持ちがあってkida先生に「次に行くときはお供させてください」とお願いしていたのですがそれが実現した形です。普通の指導者であればなかなかこういう機会を与えてもらうチャンスはありませんから、かなり恵まれていると思います。感謝ですね。

月曜日は雨でしたが兵庫のsonoda学園に訪問させていただきました。この夏のインターハイでは女子総合3位、4継では5位に入っている強豪高校です。毎年インターハイで入賞者を出すような学校ですから大きな刺激を獲ることができます。1週間前に大阪のootuka高校と一緒に練習をさせて頂いて「差」を感じたのですが、競争率の高い近畿の学校の練習を見ることで学ぶことは多いと思います。「ぬるま湯」に浸かったままでは何も成長はありませんから。

「練習形態が全く違う」とkida先生から話は聞いていたのでどのような形か楽しみにしていました。残念ながら雨が降っていたので屋外での練習は見ることができませんでした。しかし、屋内での補強を中心に練習の流れを直接質問しながら見ることが出来たのはかなり大きいと思っています。百聞は一見に如かず、実際に見ることでその場の雰囲気や選手の取り組みも分かってきます。貴重な経験となります。

見ていて感じたことは「軸」がしっかりとしていることと、体幹が強いという部分です。見ていて身体がぶれることがありません。補強にしても身体のラインがしっかりしていてその中で動く。かなりの強さを感じました。うちの選手が一緒にやっても出来ないだろうなと。補強はかなりやってきていると自負していますし県内レベルでは圧倒的な強さがあると思っています。それでも大きな「差」があると感じました。他校のレベルでは太刀打ち出来ないと思います。「偉そうな事を言うな」と言われるかもしれませんが、目の当たりにした者にしか分からないと思いますね。うちの選手を見て「補強が弱い」と言われたことはありません。基礎筋力はかなりあります。それでも「勝てない」と思ったのですから…。

そして明るい。暗い雰囲気は全くありません。どんな練習でも明るく声を出して取り組みます。意識して声を出すようにしているからできることです。そこが常にできるから雰囲気が明るい。トップレベルだから明るいのではない。ここをきちんと理解しなければいけないですね。

練習のパターンが違う。これは当然です。その流れの中で何を狙いとしているかを確かめていく必要があると思います。全て真似るというのでは今までの形を崩すことになる。今までやってきた練習も良い部分がありますからそれは継続していきたいと思います。ここのさじ加減が難しいですね。

とにかく動く。室内の練習でしたがほとんど休息を取りません。だから短時間でしっかりとした負荷がかけられる。私はあれもこれもやりたいタイプですから時間が長い。そこの部分を改善していく必要があります。色々と参考になる部分がありました。

fujikawa先生は非常に親切丁寧に対応して下さいました。トップの指導者ですが腰が低く人柄が選手を育てる部分につながっている気がします。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉が思い出されました。見習っていきたいですね。

翌日は京都へ。また書きます。
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雰囲気を作るのは誰か?

2010-11-22 | 陸上競技
土曜日、文化祭の片付け終了後練習をしました。最初に学内のゴミ拾いをさせました。本来であれば私の仕事ではありませんが、色々な意味を込めてやらせることに。さすがにうちだけでやるのは時間がかかるので野球部監督に話して一緒に拾わせることに。「最後までやる」という意識をどれだけの人間が持てるでしょうか?「楽しい」時間を過ごすためにはやはり気を配らないといけないと思いますね。

練習は身体作りに充てようと考えていましたが、投擲がウエイトをするということだったので先に他の事をやることに。最近選手の日誌を見ると「声を出すことに一生懸命」という感じがありました。声を出す事が大切な訳ではない。何故出すのかを考えさせないといけないと思いました。という事でメディを使って2人1組のラグビー走、ボールを落としたら最初からやり直しという形にしました。こういう練習をするとこちらから指示を出さなくても自然に声が出ます。それだけで雰囲気が明るくなる。それが自分達で分かるようにならないと本当のチームはできないと思いますね。言われたことだけをやるのではなく、何のためにやっているかを理解していく必要があります。単に楽しくやれば良いのではなく、雰囲気作りのためにしっかり声を出して明るくするのです。

これだけで練習の雰囲気がかなり明るくなります。バカになって盛り上げていく事ができるムードメーカーが必要となります。誰かがやるのではなく全員がその意識を持ってやらないといけない。きつい練習を「頑張っています」という雰囲気でやれば空気が重くなります。ピリピリした感じにはなるかもしれませんが「やらされている」という感じになって「強くなってやろう」という雰囲気にはなりません。
厳しく話をしたあとは大抵重くなっていました。合宿で力の差を見せつけられてそこから何を学ぶのかが大切なのですが、表面的な部分しか分かっていない。だから「声を出してやらないといけない」という事しかできない。問題です。
それを打破するためにメディを使った練習をしたのです。かなり声が出るようになりました。強くなるための雰囲気作りをしていく必要性を感じてもらえたのではないかと思います。

その後はウエイトと外補強。こちらは完全に任せました。時間をかけて身体を作るという考え方は外せません。自分達でどこまで出来るかどうかで変わってくると思います。
全ての練習が終わってから少しだけ話をしました。何故ゴミを拾わせたのか、何故メディをやったのかを理解しないといけませんから。月曜日から関西の高校に練習を見に行く、それが最終的に誰のためになるのかを考えないといけません。どれだけ理解できたでしょうか。

しっかりと取り組んもらいたいですね。
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普段通り

2010-11-22 | 陸上競技
金曜日、放課後は文化祭モードに入っていて特に何もない子も浮かれている状態でした。何かをしないといけないわけではなく、単にワイワイ言っているだけという感じがありました。そこは言っても仕方ないので気にせず普段通りの練習をしました。関係ないですから。
こういう場面で普段通りにできない者は試合でもできないと思います。周りは関係ない。自分達のやらなければいけないことをしっかりとやるというのが大切です。日常生活の気持ちの切り替え、集中が出来るようにならなければ戦ってはいけないと考えています。生活の全てが競技につながっている。少しだからいいだろうという甘えが大切な所で出てくると思っています。

練習はきちんとやらないといけない。優先順位をきちんと考える必要があります。とはいえ追い込みは出来ないと考えていたので、まずは全員でタイヤ引き用の道具を作成させました。自分達の練習道具を自分で作るということで、その苦労や大切さも理解できると思いました。取り組みなどで普段とは違うという側面が見える。チーム内での存在感を示すことも出来るでしょう。足が速いだけではなく、きちんと力が発揮できる事が大切だと思っています。

終了後はサーキットをやってから加速ドリル。少し重いタイヤを短い距離引っ張るようにしました。加速段階の練習ですから少しパワーを使ってでも身体を運ぶ感覚を身に付けさせたかったからです。30分程度やらせて補強をして終わりにするつもりでしたが私が文化祭準備をしていても全く来ません。どうしたのかなと思ったら「3セットやろうという事になってやっていたら1時間半かかった」ということでした。良いのか悪いのかは分かりませんが、集中して練習できるようになったのかもしれません。長い時間やるだけが良いことだとは思いませんが、きちんとやろうと思えば時間がかかるのは当然です。特に高校生では時間がかかる。何も意識しなくても速く走れる者はそれほどの時間を必要としないかもしれません(伸びる伸びないは別にして「できる」のですから)。うちの選手は繰り返しやって身に付けるという事が重要だと思います。それが全てを決めると言っても過言ではないくらいです。合宿などでやったから身に付いたと思って満足していたら先はありませんからね。

疲れはかなり来ていると思います。それでもきちんとやらなければ何も変わらない。あまりにもバタバタし過ぎてほとんど練習は見れていません。その中でどれだけ「自分のためにやっている」という自覚を持てるかだと思います。変化と成長を期待したいですね。
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文化祭2日目

2010-11-21 | 陸上競技
文化祭2日目、朝から前日出来なかった音楽の事をやりました。生徒が来る前までにという気持ちがあったので早めに登校して準備。何とか間に合いました。PVも一緒に流してみたいと思ったのですが、YouTubeをオフラインで利用する事が出来ない&映像を繰り返し再生できないという状況だったので諦めました。もう少し余裕があれば出来たかもしれないなと。残念。

その後はクラスの模擬店の準備。9時から一般公開でしたからその前にある程度やっておかないといけません。繰り返しになりますが、今年はミックスホームルームでやっていますからなかなか生徒の様子が分からない部分があります。授業で見るのは40人中8人。授業を離れた場面での活動を見る機会はやはりこういう行事しかありません。積極的に手伝ってくれる者、言われたら動く者、少し離れた所から見ている者と様々です。

中学時代に模擬店の販売はあまりやていないと思います。だからこそしっかりとやらせてみたいと考えていました。中学時代は合唱コンクールなど一生懸命に取り組む事があったはずですが、今回は「文化祭で一生懸命やった」と思える部分が少ないので記憶に残らないのではないかと感じていました。それでは面白くないので模擬店は全力で取り組ませたいと。最初の段階では300食を予定していましたが、これでは早い段階で終わってしまうだろうということで「追加」するように指示を出しました。数は任せると。すると540食に大幅増量(笑)。全校生徒が600人弱だから多いですよね!?注文の時に「キャンセルはできません」と言われたので覚悟を決めて売ることに。

初日の準備終了後に生徒に調理練習をさせてそれを販売しました。これがかなり美味しい。私は食べていないのですが生徒は絶賛でした。初日にこっそり(?)販売して170食近く販売できました。この活動の中でクラスのコミュニケーションが増えてきたと感じていました。物事を円滑に進めていくためにはコミュニケーションを取らないといけません。教室内の活動だけでは必要に迫られませんから話しません。今回はかなり盛り上がっていました。一部異様な雰囲気だったかもしれません(笑)。この様子を見ながらそれぞれの性格の一端を知ることができました。

当日はかなり全力で販売をしました。多くの生徒がお客さんに声をかけてアピールしていました。とにかく生産が間に合わないような状態でした。冷凍のたこ焼きを解凍するために電子レンジを使用するのが美味しくするためのコツなのですが時間がかかります…。明らかに時間のロスがありますから慌てて学内のレンジを借りてきて対応。4時間の間でしたがほとんどクラスのテントから出ることができない状態でした。
その中で生徒はかなり一生懸命に働いていたと思います。こういう経験が記憶に残っていくのだと考えています。適当に時間を過ごしているようだと何も残りません。どうせやるなら全力で取り組むほうがいい。一生懸命に取り組むことでしか見えないことがある、分からないことがある、感じる事がある。勉強だけをやっていたら見えない部分です。

生徒に大切な事を教えるには様々な方法がある。競技を通じて教えているだけであって、それ以外にもたくさんの方法があるのです。こちらが全力で取り組んでいればきっと生徒にも伝わる。今回の片付け等でも3年生に「手伝って」といって動いてくれる者と動かない者がいる。自分のことだけ、自分が楽しむことだけを考えていたら動けないのです。これが将来的に大きな「差」になるのです。

様々な事を感じました。また書けるときに書きます。
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文化祭初日

2010-11-21 | 陸上競技
金曜日、文化祭初日でした。この日は特別私がやらなければいけないことはありませんでした。今年は吹奏楽に連れ出されることもなく無事に一日目は過ぎていく予定でした。

が、何故か全く分かりませんが体育館に集合する寸前に生徒に連れていかれてDVD作成を手伝わされる羽目に…。文化祭の一番最初に流すはずのオープニングビデオが上手くいかないということでした。当日の朝に出来ていないというのはどういうことなのか?大きな疑問です。作成していたPCのDVDドライブが壊れていたためハードから焼くことができませんでした。ネットワークを使ってサーバー上にアップしてそれを他のパソコンのハードに移すという作業をすることになりました(難しい?)。とにかく時間がかかる作業です。そのため開始時間には間に合わない。うーん、最悪でも前日には完成させておかなければいけないと思います。前日ならもしもトラブルが発生した時に対応が出来ます。前日に分かっていたら100%間に合うように作業の手伝いをしました。時間が無さすぎる。うーん。
最悪間に合わなかったら2日目の最後に流せばいいという感じになったので大きな疑問を感じました。最初に流すから意味があるのであって、最後に流すのは自己満足なのではないかと。作ることに意味があるのではなく、それを使って文化祭期間生徒の気持ちを盛り上げていこうというものだと思っています。私には理解しかねます。それでも何とか午前中のうちに間に合わせました。本来なら私がやる必要はないことですが…。

生徒会とは「生徒を影で支える」というものだと思います。自分達は目立たなくてもいいから他の生徒を楽しませようというものでなければいけないと思います。多くの人を動かすというのはそういうことです。自分が楽しみたいからやる、前に出てあれこれやるというのはちょっと違う。以前生徒会を担当していた時にはそこを生徒に徹底していました。自分がどうかではなく、他の生徒がどうするかが重要だと思います。手前味噌になりますが、この手の事をやらせると私は最大限の力を発揮します。イベントを盛り上げるのは発想力と基本的な考え方ですから。ちょっと視点が違うかなと感じています。主体が全校生徒ではなくなるのは避けたいですね。

これは指導にもいえることです。指導者である私が何を目指すかでチームの色も変わっていく。私が主体になってチームを作っていけば、私の顔色を伺うようなチームになる。選手が主体だという視点から考えていくと「選手にどのような力を身に付けさせるか」が最優先になっていく。私が周りから評価を受けるために選手に練習をさせているわけではありません。私は「影から支える」立場である必要でなければいけない。指導者によっては「選手を利用する」という人もいるかもしれません。選手は道具ではない。目的です。

話が若干(?)それましたが午後からはクラスの事を中心にやりました。こちらはバタバタです。展示と模擬店。展示はトリックアートをしようという話になったのですがこれがあまりにも大変。ひたすら絵の具で絵を描いていく。それもかなり巨大なものになりますからバランスが難しい。トリックアートは奥行きを上手く使って平面を立体的に見せたりするものですが、かなり難しくなります。途中で絵の具がなくなり、赤と朱が混じっていましたが何とか東京タワーが完成しました。全員が参加できる形は難しいですが最初の段階に比べるとかなり協力できるようになったのではと思います。

模擬店は「揚げタコ」をやろうということになりました。というか、私が国体に行っている間に決まっていました(笑)。5年くらい前にshogyo時代にやったことがあります。何とかかんとかです。売れるのではないかと予測してかなりの量を仕入れました。明らかに多いなという感じでしたが限界に近い数値だと思いますが一生懸命に販売をすれば達成可能だと考えていました。こちらはまた別に書きます。

かなり疲労度が高くなっていました。それでも一生懸命やっている3年生がいたので少しだけ手伝うことにしました。デジタル系の事は日々やっておかないと分からないことが一気に増加します。何とかしてあげようと思ってあれこれやりましたが最後には少し目処が立ちました。勉強になります。疲れています…。
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イライラ

2010-11-19 | 陸上競技
様々な事を同時にやらなければいけません。社会人として当然といえば当然ですが、なかなか厳しい状況にあります。それなりにやれば良いのかもしれませんが、性格的に適当にやるというのは何となく出来ません。

逆に頑張らないといけない所で適当にやる者がいると、何故出来ないの?という気持ちになります。全員が頑張れるとは思いませんがここが出来ないというのは寂しくなります。教育現場で何をすれば良いのかが見えなくなっていきます。イライラ感が増します。

月曜日、文化祭の準備でしたがクラス企画が全く進みません。「自分は関係ない」という感じが強くありました。60分間の準備時間があったのですが全く意味が無いような感じだったので開始5分で「やらないなら時間の無駄だから辞めよう。もうやる必要はない。」と話してその場を去りました。雰囲気だけを楽しむのではなくやるときにはきちんとやるというのが大切だと思います。クラス全体で動く事が少ないですからこういう時の団結力はあまりないのが現実です。

その他に色々とやらなければいけないことがあったので、スーツに着替えてバタバタやっていました。単純に怒っているというだけでなく本当に時間がなかったので教室に全く行きませんでした。加えて放課後は外に出なければいけない用事がありましたから、この時間も何も指示を出さず。やるのは自分達ですから…。
戻ってくると慌てて準備をしている姿がありました。そういう環境に持っていくことで「やらないといけない」という気持ちになったのだと思います。本気でイライラしていましたから「やる必要なし」と考えていました。かなり脱線しながらですが少しずつ準備が進んでいる気がします。

学年は違いますが、文化祭の準備を見ていたり手伝わせたりするとイライラする部分がかなりあります。全員がきちんと動かないといけないときに動かない。本当は自分がやらなければいけないのに、やらずに私がやる…。激怒レベルです。片付けや準備の中心が自分達にあるというのが分かっていません。お祭り気分だから何でもありではない。頑張らないといけない時、きちんとやらないといけない時にやらないというのを見ているとイライラ度が増します。心が狭い…。

こういう時に普段の活動の結果が出てきます。普段から真剣に何かに取り組んでいる者は、やらなければいけない時が分かっていますから最後まで努力できます。「楽しい」と感じるために必要な「準備」や「努力」を惜しみません。人任せにやるというのでは何も得ることが出来ない。こんなことを繰り返し言い続ける事ができる機会というのは部活動くらいではないかと思いますね。取り組みの意識の差が明確に出てきます。

教員側が全てのイニシアチブを取って活動するのは違うと思っています。細かい部分まで全て指示して生徒を動かすと一見上手くいっているように思えますが何の力も身に付きません。上手くいかなくても良いと思っています。失敗をする中で学ぶことも多いですからね。準備万端の状態に教員がやってから生徒を動かすというのでは良くないと考えています。
だから、きちんとできない生徒も出てくる。それぞれに役割分担を徹底していく事で全員が動きますが、それは「やらされている」だけであって自主的に動くわけではありません。何も学べない。「学び」というのは本来、自分の中で体験を通じて身に付くものだと思っています。そこが出来ない限り、表面上の満足でしかないと考えています。

こういう気持ちは全員には伝わりません。だからイライラする。仕方ないのは分かっています。でも何とかならないかなという気持ちが強くあります。簡単な事ではないですがここが大きな課題です。伝わる者には伝わる、伝わらない者には伝わらない。当然ですが…。

消化不良の部分があります。それでもやるしかありません。イライラ。
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身体づくり

2010-11-18 | 陸上競技
月曜日は練習は基本休みにしました。前日まで合宿だったので休息を与えると共に治療や貧血検査に行かせました。日曜日が休みだとなかなか病院には行けませんからね。
また、ここ最近練習で使うタイヤのロープが切れていました。なかなか練習に顔を出せない状態でしたから気がつきませんでした…。時間がある時に作成させました。今回は工業の先生にお願いして手伝ってもらいました。感謝。
この日は所用により身動きが取れず。加えて外出しなければいけない用事があったので完全に任せる状態でした。

火曜日はいつものようにトレーニングを中心に実施しました。先日合宿に参加させてもらって初めての練習ですからここでまともに出来ないようであれば話になりません。かなり疲れはあるはずですが来週まではしっかりと取り組ませていきたいと考えています。
周りは微妙な文化祭モードです。うちは「我が道を行く」という状態で普通に練習を続けています。毎年文化祭の時期は「自分達は目標に向かってやっている」という意識を持たせるためにも大切な時期だと思いますね。たった1週間の準備でやっていく文化祭て何ヵ月もかけて取り組んできている部活動、どちらに重きを置くかだと思います。手伝える範囲では絶対にやらなければいけないと思いますが「練習<文化祭」という数式が成り立つことはないと思います。かけている時間と情熱が違います。

だからこそ、あえて特別な練習はせずに身体作りに時間を割きました。かなりのダメージがあると思いますね。周りが浮かれている今だからこそ自分の事をしっかりとやる。そういう意識が自分のためになっていくと思います。

かなり前に文化祭の浮かれた雰囲気の方が練習をするよりは楽しいと感じて部活を辞めていった者がいました。周りは好き勝手にやっているのに自分だけが何故キツいことをしないといけないのかという気持ちになるのでしょう。こういう考え方をしている選手は競技と本当に向き合う事ができません。陸上競技はどちらかというと「自分に厳しくなれる」人間が向いていると思います。全員がそうならないので指導者が導いていくのだと。

あえて自分と向き合う時間を与えました。かなり疲れていると思いますがもうしばらく追い込みます。
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2010-11-17 | 陸上競技
ここ数年、「縁」というものを強く感じています。多くの合宿に誘っていただいたり、アドバイスを頂けるのも「縁」だと思います。私一人の力でチームが作れているわけではありません。様々な人に支えられて今の自分がいると思っています。

sonozaki先生とは不思議な縁があります。高校時代の後輩の友達がsonozaki先生の前任校にいたので話しは以前からしていました。この仕事に就いてから私の義理の兄とsonozaki先生が知り合いだった事がわかり、それ以後かなり気にかけてもらっていました。普通ならここまで気にかけてもらうことは無かったと思います。
sonozaki先生に誘われてkonan高校のhasegawa先生主催の合宿に参加させて頂けるようになりました。当時は中国地区では無名だったうちのチームを合宿に参加させて頂き、多くの知識を与えてもらいました。通常であればあまりない事だと思います。そのお陰で多くの中国地区の指導者と話が出来るようになり、多くの視点から物事を捉えられるようになってきました。

今回の合宿ではこのblogに以前書き込みをしてくれていたmiddle runnerさんと直接会って話をすることも出来ました。実はsonozaki先生の教え子で今は関西の大学で指導者になるために勉強をしているという事でした。偶然会ったのですがやはり「縁」というのはすごいなと実感しました。つながっているというのを肌で感じることが出来ました。

今の環境も「縁」だと思います。投擲、長距離の優れた指導者と同じ学校で指導ができる。今は自分が専門にやりたいと考えている短距離・障害の勉強に専念させてもらえています。普通の学校では1人で全てを見なければいけなくなりますからなかなか行き届いた指導が出来ません。これが出来る環境にあるからチームとして県内の大会で総合優勝が出来るレベルにきたと思います。指導に関しても間近で見ていますから勉強になる部分がかなりありますし、逆に私の行き届かない部分を指摘してもらえますから成長出来る部分があります。

最も影響を受けている方がいます。恥ずかしいですし、本人も嫌がるでしょうから名前は挙げません(笑)。バレバレですが(笑)。これは自分から売り込んでいって合宿に参加させていただいた所からの付き合いです。私が学生だった頃から面識はありましたが、怖くて話せませんでした(笑)。図々しく合宿に参加させていただいてからは本当に様々な面で支援・指導をして頂いています。県内で最も優れた短距離指導者だと思っています。少しの事から「縁」が始まったと思いますが、本当に多くの事を学ばせて頂いています。この出会いがなければ間違いなく今の私の指導スタイルはなかったと思います。これまでほとんど指導を受けた事がなかった私が多くの事を学ばせてもらいました。陸上競技の指導だけでなく、教育についての考え方も学ばせてもらっていて人間的な成長ができてきたと思っています。
図々しく自分から売り込んでいなければ今はありませんでしたし、受け入れてもらえなければ今はないと。指導者としての器の大きさ、人徳があるからこそ受け入れてもらえたと思いますし、周りに人が集まるのだと思います。「師」ですし、必ず越えたい大きな目標です。

「縁」がなければ様々な人に出会えなかったと思います。他の人に比べるとトラブルに巻き込まれる事が数倍多いですが、その分「人」に恵まれていると思います。支えてくれる人、応援してくれる人が周りにいてくれることに心から感謝したいと思います。今の自分がいるのは一人でやってきたからではない。「育ててもらっている」のです。心に刻んでおきたいですね。
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勝てない

2010-11-16 | 陸上競技
今回の合宿、強く感じたのは今のままでは「勝てない」ということ。ある程度の所までは来ていると自負していましたが全くでした。確かに新チームとなり、明らかにチーム力としては落ちたと思います。それでも県内では何とかなります。今の3年生のチームはどこに行っても恥ずかしくないと思える水準でした。しかし、今回の合宿で他県との「差」を突き付けられた気がします。3年生チームでも雰囲気で勝てないかもしれないと思わされるレベルでした。勝てない…そう痛感しました。

ootuka高校もkonan高校も「明るい」というのが共通点でした。ピクニック気分でワイワイ明るいのではなく、練習の雰囲気を重たくしないために明るいと感じました。全員が声を出す。それも中途半端な声ではなく大きな声です。良い意味で「バカになる」事が出来ているのです。うちの3年生チームには「バカになる」事が出来る人間がいました。akaneはムードメーカーとして誰よりも声を出し、雰囲気作りに気を配っていました。だから練習が暗くならない。唯一の長所でした(笑)。ootuka高校の選手はそれを全員でやっている感じがしました。言われたからやる、というのではなく自分で「必要だ」と感じているからやるという雰囲気で恥ずかしいという感覚は全くない。全員で強くなろうという感じがかなり出ていました。
今のうちのチーム、まだ私の言われていることだけをやるという感じが強くあります。淡々と練習を消化するという感じでしょうか。「一生懸命やる」のはやっているのかもしれませんが、雰囲気が重い…。悲壮感が漂う位の練習になります。見ていて「可哀想」と思える雰囲気…。勝てるはずがありません。

「楽しい」と書くと誤解されてしまうかもしれません。練習自体は間違いなく「楽しい」とはかけ離れています。楽しく仲良くやっている学校もあります。高校陸上の厳しさから目を背け、ピクニック感覚で練習をする学校もあるでしょう。その場は楽しいかもしれませんが、本当の「楽しさ」は分からないと思います。練習は「楽しい」ものではない。当然です。負荷をかけなければ強くなりませんから「適度な運動」レベルでは現状維持すらできないのです。苦しさから逃げて「楽しい」だけを追い求めれば「陸上競技」の本当の「楽しさ」は分からない。
「苦しい」と思ってやるから苦痛に感じるのです。本当に強くなりたいと思える者はその苦しくてきつい練習でさえ「楽しい」と思える。そこ大きな「差」があると思っています。うちの今のチームは練習がきついというだけで終わっています。だから声も出ません。きつい練習を楽しむというレベルにはいかないのです。もっともっと明るい雰囲気で練習をしていくことができなければ、県内のレベルで満足する競技力で終わり。面白くはありません。今の水準で練習をしていれば間違いなく来年も「中国大会出場」は果たせるでしょう。難しいことではないと思っています。しかし、もっと上で戦うためには今のままでは足りない。指導者が「中国大会に行けばいい」と思っている間はその水準から上がらない。目指すのは「全国で戦う」というレベルです。だから今のままでは「足りない」と言い続けています。

全員がどれだけ恥も外聞も捨てて「バカ」になれるか?これは数人ができるようになるだけでは駄目だと思います。全員がその気持ちを持って取り組まないと何も変わらない。性格的に「大人しい」というのがあるかもしれません。それなら性格も変えるのです。そこまでの覚悟がなければ戦えないのです。うちの選手が他県と比べてずば抜けた能力があるとは思いません。何もしなくても速い選手は速い。厳しいようですが現実です。基本的な走力で勝てなくて取り組む姿勢で勝てなければ、前を走る可能性はありません。他の県の選手よりも取り組み方、競技に対する考え方で「差」をつけて「能力」の限界値を超えていくしか勝負する方法はないのです。それを必要だと思えば必ずできる。本人たちが必要だと感じなければできない。それだけです。

近畿地区で勝ち上がるのは簡単なことではありません。山口で県記録を更新する水準の力があっても県大会、府大会を勝ち上がることさえも難しい。それが現実ですからその中にいる選手は「強くなるために」考えるのだと思います。指導者も同様です。県で云々を言っている間は先には進めないのです。チームができた当初は「中国大会」が適性目標だったかもしれませんが、今は違います。可能性がある所を目指していかない限りは選手も本気になりません。どうすれば戦っていけるのか?県大会を勝ち上がれるからそれで良いのか?違うと思いますね。今のままでは勝てない。そう強く感じました。

突き付けられた現実と向き合わなければいけないと思います。これで「自分達はダメだ」と思って何もしないのであれば意味がありません。また、この事が問題点だと気付かないようではいつまでたっても何も変わりません。私も指導者として考えないといけないと思います。長い間指導をすれば良い指導者になれるわけではない。本当に指導力を高めようと思って努力しない限りは何も変わらないのです。こういう機会を生かして自分の力を高めていかなければいけないと思います。

勝てない。そう感じました。しかし、このまま終わるつもりはありません。多くの人にチャンスを与えてもらっています。これを生かせるかどうかは私次第、選手次第です。必ず成長します。
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