kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

土曜日の練習

2022-01-18 | 陸上競技

なかなか書くことができませんでした。気分的にも。まー「叩かれて当然」「批判を受けるべき」という仕事をしているので少なからずストレスは溜まります。間違いなく今後教員になりたいと思う人が減るんだろうなと感じながら。またこういう書き方をすると「愚痴るな」と言われそうですが。嫌な人はとにかく見ないでください。意図的に検索をしない限りこのblogにアクセスることはないでしょうから。自ら「嫌なものを見に行く」という必要はありません。

 

土曜日。本来であればハードル練習会を実施する予定でした。が、コロナの関係で中止。基本的には岩国地区だけが蔓延防止になっているだけで他の地区では出ていないので通常通りの活動をしてもよいと思うのですが。時間が前後していますが週明けには「部活動クラスター」として県内の部活動が挙げられていました。こうなると「やらなくてよかっただろう」という感じになるのでしょう。前回の状況と何ら変わりのない現状。近いうちにまた緊急事態宣言でも出されるかもしれないですね。

 

この日は当初から予定されていた練習会は中止です。が、予定通り1日練習をすることになっていました。練習は通常通りという感じですね。午前中には補強、基本、ショートスプリント。kd先生から再び「殻を破る」という話がありました。この数か月ずっと言い続けている話です。なかなか変わり切れません。どのような刺激を与えるのが一番いいのかわからない。kd先生が「劇的に変わった」選手の話をされました。3月末に変わったのでインターハイに間に合わなかった。その間に合わなかったというのは「優勝できなかった」という意味です。入賞はしています。それでも本当はもっと上の順位が狙えた。それがもったいないと。チャンスはあるが、それをつかめるかどうかは別問題です。そこに対して「自分はやっている」と思うのかどうか。

 

いつもと異なるメニューを出された選手もいました。完全に気持ちで負けていました。練習としてはほぼ意味のないレベルの走りになっていました。「何が何でも」ともってやるのか、「無理だ」と思ってやるのか。その差は大きい。ずば抜けて能力が高く、少し練習をしたら驚くほど走れるという選手もいます。突き詰めてやらなくても「強い」選手がいる。本当はもっともっと強くなる。どこを「目標点」にするかなのだと思っています。

 

補強に関しても「きつい」が先に立ってています選手もいます。ここに関しては「必要性を感じるか」というのもあると思います。別に筋力がなくてもそれなりに走れているのだから、そこまでシビアに補強に取り組む必要性はない。または、「きつい」のでやりたくないというのもあるでしょう。私自身は「補強への取り組み」にその選手の「本気度」が出ると思っています。補強は丁寧に真剣にやれば誰でも強くなります。しかし、1日やっただけでは目に見えた変化は生まれません。長時間かけてやることができて初めて「強くなっている」と感じることができるのです。

 

午後からはハードル練習もしました。時間の関係で端折りながら。最初から5歩ハードル。これをひたすら。途中のハードルを抜いての走りもしました。技術的なこともやっていますが、こうやって跳ぶ中でつかむこともあります。決められた歩数で届かない選手も出てきます。それでも「なんとかしてやる」という部分が必要です。小手先の技術ではなく「何が何でも」という部分でやっていくことで届くようになります。「理論的」ではなく。

 

最後に再び補強。とにかく「次の行動に移る」のが遅い。グループ分けをしても「指示」を出さないのでモタモタしています。久々に厳しく指摘しました。それで本当に伝わるのかどうかは疑問です。別にストレス発散のために指摘しているのではありません。言われていることが「つながらない」部分がもどかしいなと思っています。こういう部分が変わってくれば本当の意味での変化となります。しかし、「自分はやっている」というところから抜け出せないままであればシーズンも厳しくなる。どう感じるかです。

 

微妙な気持ちが残っています。うーん。記録だけはのしておきます。

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平場の月

2022-01-17 | 陸上競技
練習のことについても書きたいなとは思うのですが。忘れないうちに読書について書いておきます。

ずっと図書室にある本を借りて読んでいました。読みたいなと思う本が幾つかあるのですが。そのタイミングでkd先生が「よく本読むね」と言って貸してくださった本が数冊あります。かなりマニアックな本なのでエネルギーが前回の時に読みたいと思います。めちゃくちゃディープな本が数冊。いや、よくこんな本を見つけましたねと感心するくらいの話です。

お借りした本をふと読んでみると「平刃の月」という文庫本がありました。特にこれを選んで読んでみたという話ではないのですが。一番最初に手に取った本がこれだったという感じです。

これまで読んだ本とはまた深さが違う感じです。映画化されるとのこと。元々2018年くらいの初版。

50代の男女が「恋愛」とは異なるお互いに抱く気持ちの中で生活していく。最初は話の流れが良くわかりませんでしたが。読んでいるうちに「死」を意識する部分も大きくなってくる部分もありました。


学生のような熱烈な恋愛ではない。結婚云々を意識するような年代でもない。色々な人生経験を重ねた中での50代。特別なことがあるわけでもない日常の中で病院のコンビニで再開する。抱えているものが大きくて自分を曝け出さない。

会話の流れがアイドリングだという表現がすごく好きでした。久々にあって特別な関係でもないけど慣らし運転みたいな感じで誰にでも話すことを当たり障りなく話す。そこから疾走し始める前段階。

単純に熱烈に恋をする、愛情を抱くということができないのかもしれません。それでもお互いが微妙な距離感で。

同じような表現が何度も何度も繰り返されます。これは「繰り返される日常」だったりする。毎日毎日が刺激的な事ばかりが続くような高校生活や20代ではない。生活があってその中に少しの幸せや気づきがある。その中で惹かれ合う関係。

なんか本当に切なくなりました。青砥さんの気持ちが分かるような、もどかしいようなという場面が何度もありました。客観ししつつも主観で物事を捉えている。そして何故あの時…というような後悔が繰り返される。そして伝えたいことが伝えられないまま…という流れでした。

初めてこの手の作品に触れました。今だからこそ感じることが多い部分です。青春とは全く違うリアルがそこにある。

かなりこころが痛くなりました。グーっと締め付けられる感じがありました。今の自分は本当にこのままでいいのかなという気持ちが強くあります。なんだかな。

感じることの多い作品でした。借りた本は読みたいとは思うのですが、他の本は本当にマニアック度が高いので(笑)読めるかなー。脱北云々とか(笑)
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基礎とタイヤ引き

2022-01-16 | 陸上競技
金曜日。この日は舎監明けでした。なかなか眠れない。うーん。どうしたものか。合宿や遠征などで色々なところで寝ることがあります。それでも慣れませんね。舎監明けの一日はなんとなくしんどい部分があります。

すごくどうでも良い話ですがまたもアクセス数が過剰に増えています。ユニークユーザーが777人。かなり多いですね。理由はなぞ。ひょっとして読書好きな人が見てくれているのかもしれません。陸上→読書へ移行する日も近いかもしれません(笑)。まー、思うことをひたすら書いているだけなのでそんなことはないですが。

この日の練習は久々に走ることになっていました。元々今週は回復期に充てられていたのでそこまで走ったりする予定ではありませんでした。金曜日から少しずつ走るかなという感じでした。まー状況に応じてやることも変わりますし。とにかく練習再開。

アップは腸腰筋の補強から。ハードル練習会でやったメニューがそのまま入っています。1年生女子提案のメニューです。細かい部分を指摘しないといけないですが様子を見ながら。軸足が曲がらないようにすることと膝が開かないようにすること。当たり前の話ですがここは徹底したい。アップの補強は体幹補強K。まー基礎的な筋力の部分です。どうしても筋力が上がっている感じが少ない。メニューの問題というよりも「やり方」の問題な気がしています。正当化するつもりはありませんが「正確に速く」というのが抜けています。まだまだです。やはり「心」の変化が生まれるかどうかですね。

動きに関しては最低限の流れで。股関節回し→ハードルドリルD。足運びは随分できるようになってきているので切り替えを意識できるかどうか。土の上で競走形式で連続引き出しとスピードバウンディング。随分進むようになったかなという感じはあります。途中で明らかに動きが悪い選手がいたので話をして別メニューへ。とにかく時間を有効に使わないといけません。空いている時間をどれだけ身体のケアに割けたか。金曜日までの練習に時間はかなりあったはずです。練習以外の時間をどれだけ有効に使えるか。その部分も含めて意識するべきです。後悔先に立たず。

ハードル練習へ。5歩ハードルをやりました。何人かはかなりできるようになっていますが、悪化している選手もいます。こうなるとこの手の練習をしない方がいいのかなという話にもなります。ハードルを跳ぶとかではなくひたすら走る方が良いのかもしれません。走り自体が明らかに作れない。動きのタイミングがまったく取れない。接地で潰れてしまった全て足で力を受ける。怪我の要因にもなります。うーん。

その流れでスプリントを。短長は150+100〜3セット。100m系は120×3、200系は150×3で。こうやって文字に起こすと走っている量としては少ない感じもあります。「量で追い込む」「質で追い込む」という話も出ていましたが、「甘さ」がある場合は最初から力を出さないので量で負荷をかけなければいけません。出しきれないので。本数を求めるのではなく出し切ることが本当は大切なのですが。なかなかできません。

走れる選手と走れない選手が出てきています。取り組み云々なのかどうかは分かりません。客観的に見ることと自分達の枠の中でやることでは随分違ってくる気はしています。外から見ないとわからないことがある。が、どうしてもやっていると「自分はやっている」という感覚になります。本当はもっとやれるのに。

走れない選手に関してはkd先生が「徹底的に追い込む」ことをされています。補強をひたすらやる。が、ここにも取り組みの部分は出てきます。キツくなったら休んでしまう。何が何でもやり続けるという感覚を持たせるためにあえて負荷をかけています。故障しないように最大限のケアをする必要性を感じさせるためにも。それが感じられないのであればほぼ意味のない時間になってしまいます。伝わるかどうかは多いかのですが。ここもなかなか難しいなと思います。

結局は「何がしたいのか」です。言葉だけが一人歩きしている部分がある。目標を掲げてもそれは「心から欲している」ものではない。本当に日本一を目指している選手はどれだけ必死になっているか。試合が近づいてきていきなり「本気」になるのでは絶対に間に合わない。この辺りの感覚はしつこく言い続けていく必要があるのかなと。

もちろん、「話を聞いてくれる指導者」が好まれます。何でもかんでも受容する。やりたいことをやらせてくれる指導者や教員は生徒から好かれる。友達感覚ですから。が、本来はその形では意味がないと思っています。ダメなものはダメと伝えられなければ効果はないからです。結局最後に困るのは誰なのか。考える能力を高めなければいけない。ここが一番難しいのかもしれませんが。

一進一退。そんな感じです。理想的な世界はなかなか存在しません。改めて感じています。どう進んでいくか。
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トレーニングを続ける

2022-01-15 | 陸上競技

木曜日。県内のコロナ感染者が増えてきたこともあり週末に実施するよていであったハードル練習会を実施できなくなりました。仕方ないかなという部分もあります。元々「個人的」にやろうと思っていた部分が「高体連」の冠がついて行うことになりました。これに関してはどちらでもよいなと思っていましたが、「公式」の形になったのでお伺いを立てて「やっていいか」を確認する必要があります。ogw先生には負担をかける形になりました。結局、「集まるのはよくない」ということで中止です。

 

練習に関して。この日は前日の続きという感じでした。体力的な部分の改善というのがテーマ。冬休みの最後の日に各学年で補強を提案しています。それを練習の中に取り入れようということで。この日は2年生女子が提案した腹筋で。音楽にのせて腹筋をするというもの。時間が余る感じだったので2セット実施。そこからシャフトKで。上半身と下半身のタイミングを合わせる。細かい部分が重要ですがなかなか意識がそこまでいきません。どうするかなという感じですが。

 

ハードル股関節回しから金網ハードルへ。これまでは「壁」を使ってやっていた部分が移動などのことも考えてハードル股関節回しと同じ場所でやるようになりました。それにより名前が若干変更。重心移動を確認してからそのまま片足での膝締め。足だけで行ってしまう選手にとってはこの流れのほうがいいのだと思います。進むと崩れるというのが常ですからこの辺りは確認しながらやらないといけませんが。終わってからハードルDで切り替えを意識。ちょっとグランドを離れましたが戻ってきてから「身体の前で動かす」という話を少し。何のために切り替えるのか。とにかく「身体の前で動かす」というのが必要だと思っています。そのための動き。

 

シャフト補強へ。剣道部が一緒にということでした。skyではシャフト補強は5種目に絞られています。これまで私は16種目くらいやっていました。かなりハード。今は練習の終わりに入れるようになっているのでそこまでの時間の確保ができません。当然ながらこの形になります。2セット実施。

 

全体のメニューとしてはここまで。そこから2年生男子が提案していた補強をやることに。ランジをしながらDMを投げる練習とDMを使っての股関節補強です。ペアワークになるので時間が普段の倍かかります。こういうときであればできます。木曜日は「休養日」のような形になっていますが、「補強系」に関しては2時間程度やってもいいのではないかと思っています。足りない部分を補うためにどうするかだと。

 

決められたメニューが終わったのでプラスアルファで。先日から「腸腰筋」が弱いのではないかという気がしていました。それを補うために色糸なものを入れていきたい。できることをしっかりと取り入れていけたらと思っています。少し段階的にやりたいと思ってDMを踝に挟んで上に引き上げる動きを。できるだけDMを高く引き上げる。腰をかがめて取りに行くのではなく、上まで上がってきたものを取るという形にしました。そのままの動きで2人1組の補強。オーソドックスな補強かもしれませんが踝でDMをはさんでの補強。それを地面と平行になるまで膝を伸ばしておろしていきます。そこで一旦停止。で、またもとの位置に戻す。早くやるのではなく丁寧にやることで腸腰筋の強化になります。目新しさはないですが(笑)

 

で、「キックをしたい」という申し出があったのでそれにこたえることに。DMを投げてそれを両足でキックして返す。以前はこれもよくやっていました。タイミングの部分もあります。できない選手は上手くキックできません。色々なことをしながら必要な筋群を強化。本当は地味な練習を徹底的にやり続けるのが一番効果が高いと思っています。遊びの要素をすべてなくしてひたすら補強。これができるようになるとまた違ってくるとは思うのですが。

 

補強をしっかりと。本当は家でもやってほしいなと思います。10分だけでもいいので。時間が足りなくなるのでそれをどのように補ってくれるか。変化を生み出すのは自分自身。そこまでの「気持ち」になれるかどうか。変化を期待し続けたいと思います。

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戸村飯店青春100連発

2022-01-14 | 陸上競技
1月13日。練習のこともですが忘れないうちに読書の話を。
 
この日は舎監でした。移動時間が節約できるので読書ができます。図書室で本を借りました。ありがたいことに今読みたいなと思っている「瀬尾まいこ」さんの作品がかなりそろっています。これまで読んだ表紙とは印象が異なる本があったのでそれを借りることに。すでに図書室で本を借りるのにも慣れてきました。自分で手続きをしています。頻度としては生徒よりも多いかもしれません。無趣味なので(笑)。
 
今回は「戸村飯店青春100連発」です。
 
 


 
大阪で生まれ育った兄弟の話。「町を離れたい」と思っている兄と「お店を継ぐ」と町に留まることを考えている弟。その二人がそれぞれの視点から「町」を見ている。兄は町を離れ東京へ。弟は「町」で生活するために最後の「学生生活」に力を注ぐ。「表面的に見えるもの」と「実際の感情」の違い。ずっと一緒の部屋で過ごしていたのに「お互い」のことを知らない。それぞれが見ている「相手」と本人が考えている「自分自身」のがギャップ。
 
大阪弁で話が進んでいくというのもあり非常に楽しく読むことができました。登場人物との距離が「近い」部分もあれば「微妙」に離れていたりする。「故郷は遠くにありて思うもの」という言葉が思い浮かびました。近すぎると気づかない。「新しい環境」に身を置くことで自分自身気づくことがある。前回読んだ「傑作はまだ」も同様だった気がします。「自分の生活」から抜け出したときに何かに気づく。大切なものを知る。その中で「人と人とのつながり」を感じる。毎回ですが「つながり」について感じることが多くあります。
 
これもよい作品でした。「出会い」と「別れ」の部分もある。「誰も傷つかない」というのが理想の社会なのかもしれませんが実際はそんなことはありえない。少なからず「誰かを傷つけながら生きている」ことは避けては通れない。「美しい世界」という幻想だけではなく「距離を置く」ということも必要になってくる。うーん、面白いですね。心の動きを感じながら読めるというのはありがたいなと思います。時間を作って読むことができてよかったと思います。
 
また読みたいと思います。
 
陸上関係のことでこのblogを訪れてくださる方もいらっしゃると思います。もちろんそちらについても書いていきます。そこがメインですから。とはいえ、すべてが私だというのもあります。指導することもあれば本を読むこともある。調子に乗って走って足を痛めることもある。「きれいなこと」だけを書くのも違うかなと思っています。自分らしくありたい。飾らず。
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身体づくりをする

2022-01-13 | 陸上競技

水曜日。この日は基本身体づくりの日。本来であれば合宿に行ってヘロヘロになっているはずだったので休養日に充てるかなというくらいの週ですが実際にまだ動けそうなので通常通りの練習に。週末には走る本数を増やしていきたいのでひとまずは身体づくりということで。

 

色々な刺激を受けてはいます。が、大きな変化が生まれません。難しい部分です。故障者が年間を通じて多いというのも問題点だと思っています。特別練習量が多いという気はしません。逆に私が単独で指導していた時には短い距離中心ではありましたが「本数」それなりにありました。特別無謀な練習をしているとは思いません。それでも「故障」が続く。そこには間違いなく「理由」があるはずです。そこから目を背けてはいけない。

 

「自分は頑張っている」という雰囲気は必要ないと思っています。何度か書いていますが「一生懸命にやる」選手は自分自身が「一生懸命にやっている」とは思わないのです。本当に「真面目」な選手は自分自身が「真面目」だとは思いません。なぜならそれが「当たり前」だからです。逆に「まだ足りないのではないか」という感覚の中で活動をする。それくらいの「渇望」がなければ本当の意味での「強さ」は身につかない。

 

冬休み最後の練習の時に「足が痛い」という選手がいました。他の選手が練習をしているのを「見ている」という状況が。「できる種目」と「できない種目」があると思います。「できる種目」の時には参加する。「できない種目」の時には見ている。これでは本当に時間を有効に使えているかどうか分かりません。「できない種目」があるのならその種目の間には「できること」をやれば済む。何が何でもやろうと思えば自然にその形になります。「できないから仕方ない」ではない。「できないこと」を考えるのではない。「何ができるか」を考えるのです。その部分は言い続けないといけないのかなと思います。明らかに足りない。

 

練習に関しては「プランク」に負荷をかけて体幹を意識するメニューから始めて、アップサーキット。そこから基礎ドリルⅠを実施してハードルジャンプ。さらに立5段。この時に「できないので」と砂場の整備にきた選手がいましたが上述のような話をして他の補強をするように伝えました。「他の人の練習の手伝いをする」ことが目的では困ります。その時間帯に何ができるのか。準備や片づけは全員でやればいい。それ以外の「自分のためになること」をしっかりとやるべきだと思います。

 

そこからは「ウエイト」と「サーキットB」です。女子は「ウエイト代替種目」で。男子のほうにはkbt先生が付かれているので私は女子のほうに。最初にサーキットBから。これは「股関節周辺の強化」がメインになっています。これはすでに何度かやっているので流れができてきているかなと。私は「間の移動」のことを言い続けました。例えば「カニ歩きwithMD」をやった後には「股関節回し」を入れています。その時に「ハードル」のところに早く移動する。刺激を入れたとことを大きく動かす。「意識の高い順」と言っています。他でも「パワーランジ」が終わってから「ハードル4方向」をやる。これも「意識の高い順」に入るように。前の種目が終わってからすぐに次の種目に移る。歩いていたらそれができません。

 

とにかく「時間を作る」という感覚です。行動が遅いとよくない。もちろん、「早く終わらせる」ことが目的になってしまうと意味がなくなります。しかし、「間を早くする」ことはできます。「意識したらできること」をしっかりとやらせたい。それなりにと競って移動します。そういう姿勢が「当たり前」になるようにしたい。

 

ウエイト代替種目に関して乗せるは2セットから3セットに増やしました。時間の関係です。男子はウエイトの中にベンチプレスを入れることになったのでその時間分練習ができるようになりました。3セットにしてしっかりと負荷をかける。基本的に高校の女子にウエイトはなくてもいいのかなと思っています。基礎筋力を上げることが最優先かなと。もちろん、ウエイトをやるほうが手っ取り早く記録が上がる部分はあると思います。が、太くなるのは避けたい。そのあたりの視点から「ウエイト代替種目」の導入に至りました。

 

これまでのウエイトは本当に「軽いもの」でやっていました。スクワットなどに関してはも20kgとか30kgとか。これなら他の種目で必要なところに刺激を入れるほうがいいかなと。重くするようにしていましたがなかなか重さも変わりません。台を使った腕立て伏せとブルガリアンスクワット。サイドランジやスナッチをやる。この辺りを何度も繰り返していくことで必要な筋群の強化につながっていくと思っています。ウエイトとどちらが良いかというのは考え方だと思います。今の状況であれば「代替種目」で十分対応できるのかなと。

 

しっかりと負荷をかけたい。これだけやって「筋力」が上がらないというのは考えにくいと思います。体幹の力を抜かずにしっかりとやっていけば間違いなく上がるはずです。それでも上がらないようであればまた考えないといけないと思います。「しっかりとやっている」と思っていてもそれが「自分の基準」だけになっている可能性も十分あります。本当に必要な負荷をかけられるかどうか。そこが重要だと思っています。

 

まだまだ足りないものがあります。「何がなんでも強くなる」という気持ち。それがあればすべては変わるはずです。誰が見ても「これまでと違う」と言われる取り組みが必要。何度も何度も言っています。それが本当に必要だと思えるか。甘い部分がすべてなくなるかどうか。言い続けていくしかないと思います。

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傑作はまだ

2022-01-13 | 陸上競技

読書の話。

 

前回借りた本を返す時にまた本を借りることに。「星を掬う」が少し重たかったので優しい気持ちになれる本がいいなと思って。またも瀬尾まいこさんの作品を。読みやすいですし気持ちが穏やかになるので(笑)

 
今回は「傑作はまだ」です。
 


ある小説家の話。他者と関わらない中で生きてきた「小説家」が写真でしかあったことのない「息子」と出会う。1か月の共同生活の中で「狭い世界」にいたことに気づかされる。「自分の視点」だけで物事をとらえていて、他者に対する「視点」が持てない。それなのに「小説」は書き続ける。
 
 
「閉じられた世界」から「外」に出る。自分中心の活動の中に「血のつながっている他人」が入ってくることが刺激となり、いろいろなことが変わっていく。そして「大切なこと」に気づく。世の中のことは「小説」ではないし、「ドラマ」でもない。人と関わることで傷つくこともある。それでも「他者との関わり」があるから様々なことが見えてくる。
 
とにかく「優しい」気持ちになれるのです。読んでいて「悪い人」が出てこない(笑)。もちろん、本当の社会で「悪い人」がいないということはない。悪意を持っている人もいるし、自己中心的な生き方をしている人もいる。それでも「作品」の中にはそれを感じさせないものがある。穏やかになる。
 
「父親」と「息子」という関わり。なぜ、突然息子が父親を訪ねてきたのか。そこに触れなくても「何気ない日常」がそこにある。普通のことから「気づく」ことも多い。そんなことを感じさせる作品でした。
 
良い作品でした。またその流れで瀬尾さんの作品を読みたいと思います。
 
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星を掬う

2022-01-12 | 陸上競技
久々に読書を。
 
新学期が始まりました。時間がほとんど確保できない状況でしたが学校が始まると少し落ち着きます。時間を作って本を読もうと図書室へ。何を借りようかなと考えていると「新刊」の紹介の場所に「星を掬う」という町田そのこさんの作品が置いてありました。本屋大賞を受賞した「52ヘルツのクジラたち」の作者です。あの本を読んだときかなり気持ちが重くなりました。とはいえ、考えさせられる部分も多い内容でした。
 


せっかくなので読んでみようと。が、読み始めてしばらくして内容の重さに心が沈みました・・・。私は本を読むときに常にその情景を思い浮かべながら読みます。たぶんほとんどの人がそうだとと思うのですが。この作品の冒頭の内容。もうね、心が張り裂けそうでした。そう思わせるような表現の仕方や描写の仕方がすごいなと思います。すでに読んだ方がいらっしゃったので「冒頭」の話をしましたが、同じ感覚だったようです。いや、本当に衝撃的に重かった。
 
若年性痴呆、DV問題だけではなく「母と娘」の関わり方。どこにもぶつけることのできない「感情」を抱えたまま生きている。自分自身が「変わる」必要があるのに「現状」は「他の人の責任」で作られていると訴える。本当に目を向ける部分から背けていく。「なりたくない」と思っていたモノに気が付くと近づいている。それを避けるための「別離」だったりする。それぞれの立場で見ると「1つのこと」にも複数の側面がある。何をもって「正しい」というのか。この部分を考えさせられました。
 
いや、いい作品だと思います。が、重かった・・・。ここ最近は「ダーク」な部分がほとんどない作品を読んでいたのでこのギャップが。ぜひともタイミングがあれば読んでみてください。考えさせられます。
 
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強化練習最終日

2022-01-11 | 陸上競技

1月10日。この日は冬休み最後の日。さらには強化練習の最後の日となっていました。本来合宿に参加していたら練習が4回実施される。そこを踏まえて3日間で4回という設定になっていました。1日目に2回、2日目に引っ張っての1回。最終日に体づくりを含めて引っ張って1回。トータルで4回の練習。

 

最初の段階でかなり筋肉痛になっているということでした。前日は補強をしていません。走る中での筋肉痛ですから必要な部分だと思います。環境が坂だったので普段使わない筋肉も総動員されているのだと思います。本数も多く更には最大スピードで走り続ける。自信にもなると思いますね。アップでDMランを。この時点で「悲鳴」が(笑)。動かしたら筋肉痛が激しかったのだと思います。それでもワイワイいながらやるというのは重要かなと。これまで声も出ずに淡々とやっていた部分から少しの変化はあるかなと。縄跳びも実施。

 

アップ補強して体幹補強Kを。男子はある程度のペースで実施できていました。筋肉量が多いというのもあるのか耐えられるようになってきています。1年生女子はヘロヘロ。いつもの1.5倍くらいの時間がかかっていたような気がします。ある程度トレーニングは継続しています。それでもこの感じになるというのはまだまだ足りない部分があるのかなと。見極めながらだと思いますが、筋力向上のために何ができるのかを考えていきたいですね。

 

前回に引き続き「股関節回し」から初めてハードルDへ。ハードルDは従来前任校でやっていた種目を入れさせてもらっています。歩行での連続抜きからリズムをつけての連続抜き。横向きの切り替え。ワンステップハードル。元々「切り替え」に重きを置いていたのでそれを練習に入れさせてもらいました。そこから「走りにつなげる」部分が今の課題です。そこをkbt先生と相談しながらやっていく。見ながらどう修正するか、動きをどのようにしていくか。練習を見ながら話をしていくことで方向性も見えてきます。この日も筋肉痛などもありましたがひたすら実施。

 

「速く」と「早く」の部分。何か動きをしようとすると「速く」進んでしまいます。スプリントなので当然必要なことだとは思うのですが。しかし、こうなると「やりたい動き」が「速さ」で誤魔化されてしまう。本当は「タイミング」を意識したいので「速さ」は求めていないのです。どうしても「速く」進んでしまって「タイミング」ではない部分が出てしまう。この部分もしつこく言い続けていきたいと思います。「できている」ように見えるだけで本当にやりたいことと離れてしまう部分が出てきます。間違えないようにしたい。

 

同時に「進む」と途端に「足が回る」ようになる選手も出てきます。もも上げも含めてです。マークがあってもそれを「越えようとする」ことで開いてしまう。これが高いミニハードルなどになれば顕著になります。慌てずにやる。直線的に運ぶ。「何が狙いなのか」を明確にする必要があります。どこでもやっている練習かもしれませんが「意図する部分が違う」というのがあります。見た目を真似るのではなく「やりたいこと」を正確にやることが重視されるべきです。

 

ここまでやってかなりの時間が経過していたので走るメニューを省略。少し走っておいたほうが良いかなというのもありますが時間の関係で。身体づくりメニュー。この日は「ウエイト」と「サーキットA」で。女子はウエイト替種目で実施。12月末に実施していますがそれ以来。「ブルガリアンスクワット」を入れています。前回はシャフトを使ってでしたが今回はシャフトを使わずに。少し身体を傾けて行うことに。前日にkd先生が故障者に実施していたの部分を確かめながらです。重さを使うのかしっかりと負荷をかけるのか。女子であれば重りがなくてもいいかもしれないなと思います。この辺りも確認しながら。他の種目は少し重りを使いながら。バランスを見ながらどれだけやれるかですね。

 

男子はウエイトの中に「ベンチプレス」を入れていこうと。この辺りはkbt先生の判断です。元々ベンチをやりたかったが場所と時間の関係で入れていなかったとのこと。女子が「代替種目」になったことで男子のベンチプレスの場所が確保できるようになりました。その分、女子が早く終わることになりました。これを代替種目を3セットにするか、別の種目を導入するか。この辺りも考えながらかなと。最大負荷をかけられるようにしたいですね。女子に関しては「筋肥大」ではなく「出力を上げる」というのでいいと思っています。太くなると重くなるので。このバランスを考えながらやっていけたらと思います。

 

そこから1時間は各学年の男女別に「補強」を考えてきて実施するという時間でした。我々は見守る。必要な練習が何かを考えながらですね。15分区切りで行うことになっていました。合宿などで習ったことも含めてです。中には「これは取り入れよう」というのもありました。個人的には「腸腰筋」を鍛える種目が不足している感じがするのでそれをどのように入れていくかかなと。補強に関しても「どこにポイントがあるか」を感じ取れる選手は強くなります。この部分も大切だと思っています。言われて気づくのではなく「どのようにやるか」をしっかりと見極められる能力も重要だなと思います。

 

12時半過ぎまで実施。4回の練習終了です。足りない部分もあったかもしれませんが単独でしっかりとできたかなと思います。自分自身に厳しくなれるか。ここは常に言い続けていきたいと思います。どうしても「甘え」が出ます。そうなると「本来できることもできない」と判断して諦めてしまいます。良い感じで練習をすることができたとは思います。どれだけ継続できるか。気分でやることなくやっていけるかどうか。


あっという間に冬休みが終わってしまいました。うーん。ある意味充実していた気はします。またぼちぼち書いていきます。

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強化練習2日目

2022-01-11 | 陸上競技

1月9日。この日は強化練習2日目。単独での実施なので環境を変えながらということでセミナーパークで。いつも通り駅に集合してジョグで移動。練習開始が8時半くらいだったでしょうか。

 

この日は本来であればめちゃくちゃ走る日でした。前回合宿に参加した時には200mを25本という感じだったと(笑)。「そんなことできない」と思う部分があるのでしょうが、それでも「やる」というところです。何度も書いていますが「ハードワークを毎日やる」というのではありません。時には「無理だと思うこともやる」というだけです。小さな枠の中でまとまってしまうのではなく「絶対にやり遂げる」という感覚を持つことが重要。考え方の部分だと思いますが。練習自体を任されたのでやれることをすべてやっておきたいなと思っていました。

 

少しだけ話をしてから。サッカーの山口県代表の試合のこと。ニュースで何度も取り上げらえれていましたが「トルメンタ」というフリーキックなどで円になってグルグル回って「マークを外す」というのをやっていました。これ自体の発想は非常に面白い。マークに付かれなければフリーでプレーできることが増える。そこに対して「どうやってマークに付くか」を考える必要があるのかなと思っていました。強豪校との試合でその場面がどう生まれるか。それをちょっと楽しみにしていました。が、対応策は「そういう場面を作らない」ということでした。フリーキックになる場面を作らない、シュートを打たせない(笑)。「トルメンタ」にどのように対応するかではなく「根本的な部分」から覆されました。

 

常識的な「考え方」ももちろん必要だと思います。が、時としてその「常識的な考え方」が「枠の中から出れない」ということにつながる。上述したように「無理だ」と思って最初からあきらめるのではなく、「常識を覆す」中から生まれることもあるのではないか。改めてそう感じました。

 

3年生が練習に参加してくれています。今の状況で考えるとチーム内では圧倒的に強い。しかし、大学に進んだ時には「相手にされない」レベルになります。「3年生には勝てない」と思っていたらずっとその「枠」の中から抜け出せない。何が何でも。なんとかして勝つ。ここをどうするかだと思っています。さらには3年生は強豪校に行って「試合に出れない」という状況からどうやって「覆すか」というのが大事。「無理だ」と思っていたらこれから先も勝負できません。こういう部分も踏まえて「無理だ」と思うことに対してどのように取り組むかというのをこの日はやりたいなと思っていました。

 

ということでアップも何もなく「馬跳び」を。ちょっとの距離ではなく「坂の一番下から一番上まで」という距離で。250mくらいはあるでしょうか。これくらいのことはやりたい。一番上まで行った時にはすでに汗だく。が、ジョグで降りてもう一回。「終わりだろう」と思っても終わらない。「馬跳び」を長い距離やることにトレーニング効果があるかどうかはどうでもいいと思っています。それよりも「ひたすらやる」ことができるかどうか。常識的な話ではなく。少し休んで今度は「急な坂」を駆け上がることに。時々やるのですが「急坂」です。それをひたすら。競争をしながら何本も。何度も言いますが「意味があるか」ではない。どんな環境であってもやりきる。そこを重視。本数は何本やったか分かりませんが、駆け抜ける。

 

さらには運動広場の近くにある場所でひたすら動き続ける。円のようになっているので下り坂を両足スキップで競争。そのまま反対側をスピードバウンディング。5mくらい歩いてそこからケンケンで。これを何周もやるという感じでした。さらにその場所を使って「手押し車」の往復。下り坂を降りて上り坂を上がってくる。交代なく1往復。片道40mくらいはあったでしょうか。それを3往復。この中で「なんとかやり切ろう」という感覚を持てるか。声をかけながらですが。我々も声をかける。選手同士でも声をかける。

 

スパイクをはいてから移動。年末に使ったなだらなかな坂をひたすら走る。単純に走るだけでは面白くないので「往復」の形で。距離は70mくらいでしょうか。10往復。2人1組での競争。全てペアを変えながら。とにかく「がむしゃら」でもいいので勝負する。相手に負けない。どうやって勝つか。そういう「野性的な部分」を出せたらないなと。きれいに走るという部分も必要だとは思います。かなり気持ちに変化が生まれる選手も。ここは重要だと思います。10往復走ったところで距離を50m程度伸ばしてもう1本。「終わった」と思ったところからもう一押し。

 

さらに移動。吹き溜まりのようなところがあります。ここも周回で走れるのでそちらへ。kbt先生が1周の距離を測ると140mくらいでした。ひとまずそれを縄跳び走でリレー。気分転換も含めてです。そこからは7人1組でのリレー。前回はエンドレスリレー形式でずっと走り続けましたが今回は7人目がフィニッシュしたら1走を並ばせて再スタート。選手には1周100mと伝えていましたが、「もっと長い」と言い続けていました。もちろんスルー。最初は1周半でリレー。投擲選手もいるので差が付く部分はありますがそこも含めてチームを組みました。1周半を3セット。ここで終わらずに半周で交代のリレーを4周。毎回毎回リセットなので常に競争になります。男女組み合わせているので差が付いていても追いつける部分も出てくる。とにかく走る。

 

休憩は8分。そこから同じチームで1周を3セット。また半周に切り替える。途中足が痛いという選手も出てきたので私も代わりに走る。この半周に関しては「終わりを示さない」形でやりました。前のセットが4周だったので「終わった」という雰囲気になりましたがここもスルー。とにかく走り続けることにしました。半周終わって「もう終わった」という感じになりますがまた1走にバトンを渡す。時間が許す限り走り続けました。お互いに励ましあいながら。競争をしながら。7周は走ったのではないかなと。単独の練習ですからなかなか追い込めません。それでも工夫次第で走れる。きつそうな姿を見るとこちらも「そろそろやめようか」という気になりますが心を鬼にして。

 

「終わり」が見えない。残り何本というのが分かると力をセーブする部分も出てきます。あえてこの部分を伝えない。毎回毎回全力。先のことを考えないというのも重要だと思っています。大分の合宿でも強い選手は最初から走っています。この選手たちだってしんどいことには変わりありません。それでもこうやって走る。「競争」があるチームであれば「チーム内で負けない」というのは非常に重要です。なんとしてもリレーメンバーに入るという強い気持ちがあればやはり「何が何でも」という雰囲気になります。人数が少ないので「リレーは走れる」という慢心からは何も生みだしません。走力だけではない部分もあります。気迫がある。なんとかしてくれそう。そういう雰囲気を出せる選手が育たないと絶対に変わらないし、戦えない。そんな話をしながらも競争させました。

 

終わった後は良い表情をしていました。所用で走る場所を離れたkbt先生も「良い表情をしている」といわれていました。ここに全てが出てくると思います。単独ですがかなりの本数、かなりの量を走れたと思います。決して「きれいな練習」ではありませんでした。それでもこうやって走れる。「できない」と思うことから抜け出せば色々なことが変わると思います。

 

12時半まで走ってそこから駅までジョグ。午前中の練習を引っ張ってという感じでした。8時半から12時半まで動き続けました。かなりきつかったと思いますが、よく走れたと思います。気持ちの変化を本物にしてもらいたいなと思いますね。

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