東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

稼プロ!とソーシャルディスタンス

2020-04-05 12:00:00 | 事務局からのメッセージ

稼プロ!事務局(17期)の金岩由美子(かねいわゆみこ) です。

 

新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延で、皆様それぞれ影響を受けていらっしゃると思います。

診断士活動においても、研究会や部活動の中止、そしてこの稼プロ!も講義を延期して様子見をしています。

スプリングフォーラムも中止となり、診断士に合格されて今後の活動を検討されている方は情報不足でお困りではと拝察します。

 

今回は、この記事を目にして下さった、稼プロ!を検討されている皆様に、私の体験談をご紹介します。

 

●稼プロ!が私の礎!

実は、合格初年度は合格の達成感、勉強からの開放感で、何も活動をしていませんでした。

2年目になり、このままでは頑張った3年間が無駄になってしまうと、活かす方法を模索していた時に出会ったのが

「稼げる!プロコン育成塾」です。入塾を決めたのは「稼げる!」ということで、お金に目が眩んだ訳ではありません。

稼ぐためにはスキルや知識の他に、お客様から選ばれるためのコンサルタントとしての“ひととなり”が大切という教えであり、

それを説く塾長やOB生が本当に素敵なお人柄だったからです。

ここで学んだ「三姿勢」がコンサルタントとしての価値観の拠り所となっています。

 

スキル面では「診る・聴く・書く・話す」を体系的に学ぶカリキュラムで、企業の診断実習、経営相談ロールプレイ、

執筆出版企画、プレゼンテーション演習やボイストレーニングなどがあります。

一年かけて基本となるスキルを満遍なく学ぶ過程で、「話す」ことが楽しいと思えるようになりました。

キャリアは、①好きなこと、②得意なこと、③必要とされていることの重なる部分を伸ばすと良いと言われており、

「話す」を強みにしたいと自己発見に繋がりました。

 

診断士の仕事は紹介が7割以上と言われています。

ここで学んだコンサルタントとしての姿勢やネットワークのお陰でお仕事のお声がけを頂くようになりました。

また話すことに興味を見出せたことで、200人を超える大学生を前に中小企業診断士の魅力を伝える講演をしたり、

副業で予備校の診断士講座の講師をさせて頂いたりしています。春からは創業塾の講師も担当することになっています。

この稼プロ!との出会いが、今の私の礎となっています。


●稼プロ!とソーシャルディスタンス

さて、再びコロナウイルスの話題に戻ります。

マクドナルドやフォルクスワーゲンなどの各社がロゴを改変することで、感染を拡大させないよう

人との距離を置くよう求める「ソーシャルディスタンス」が話題になっていますね。

中でもコカコーラは「距離を置くのが、つながり続ける一番の方法」というスローガンが記されていて、ぐっと心を捕まれました。

 

稼プロ!は20年近くの歴史があり、多くのOB生が各方面で活躍しています。

私は17期生として1年間、事務局として2年間 稼プロ!関係者の皆様にお世話になりました。

自分が先輩にお世話になったように、今度は自分が活動の場を広げて後輩にもその場を提供する側に回らねばなりません。

稼プロ!ファミリー全体の活躍の場を拡大するためには、距離を置き、成長することで恩返しすることが、

繋がり続ける一番の方法ではないかと思っています。

 

みなさまも、稼プロ!ファミリーとなって一緒に診断士活動を楽しみませんか! お待ちしています!

 

https://www.kasepuro.com/recruit.html

#中小企業診断士 #稼プロ #マスターコース #プロコン塾

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ストレスとなる「責任」から、バイタリティとなる「責任」へ

2020-02-23 11:58:30 | 事務局からのメッセージ

稼プロ!事務局(17期)の金岩由美子(かねいわゆみこ) です。

今回は「責任」について記載します。
先日、「ストレスとなる責任から、バイタリティとなる責任へ」というタイトルのセミナーに参加してきました。
過去に部下に「期待している」と言ったら、それが「重荷だった」と後から知らされた事がありました。
遣り甲斐につながる役割を担ってもらい、個人も組織も成長できるようにするにはどうしたらいいのか
そんな課題感を持っていたからです。

セミナーの講師はコミュニケーショントレーニングネットワーク 統括責任者の岸英光氏です。
冒頭に「責任の意味は?」と問いかけられました。改めて問われると明確に答える事が難しいです。
参加者からの返答も様々。以下の答えば滅多斬りにされました。

任せられる・与えられる→「やらされ感」につながる
役割→役割は分担するもの責任は重ねるもの(子育てにおける父と母が例)
自分で最後までやり切る→自分の力に及ばない時は移管すべし
結果を出す→結果が出なかったらネガティブな評価につながる
尻拭い、怒られる、切腹、重い→だから日本で使われる「責任」はダメ!

「責任」という言葉は明治時代に生まれたそうです。
英語には日本語の「責任」にあたる言葉が3つあり、そのれが複合して1つの単語で表現されるようになりました。
①Responsibility 遂行責任
 責任ある立場とは不確定なことに対応を求められる立場であり、失敗したり予想できない困難にぶつかっても
 あれこれ手を尽くしてやり遂げること。
②Accountability 説明責任
 方針や状況を関係者に説明し、納得させる。曖昧な状態で放置しないこと。
③Liability 賠償責任
 何か(金銭、労働など)を差し出すこと。

日本で「責任を取る」というと、職務をやり遂げず、物事の経緯や真実を説明することなく、ただ辞めるだけのことが
多いように思います。非常に「無責任」ですね。

また「義務(duty)」と「責任」も違います。
義務は着手するスタートの意味合いが強く受け身、本来の「責任」はゴールを主体的に目指すこと。
「(自ら)立場をとる」という表現が本来の意味に近いように思います。

お付き合いのあるお客さまの会社では「お前はどうしたい?お前だったらどうする?」という会話が日常的です。
自ら立場をとって仕事を進める社風なので、立場をとる領域もどんどん大きくなり、バイタリティとなり
独立開業される方が多いことに納得しました。

私もそれぞれの場面で能動的に「立場をとり」、バイタリティに繋げたいと思っています。

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マインドマップ

2020-01-12 12:00:00 | 事務局からのメッセージ

皆さん こんにちは。

稼プロ!事務局(17期)の金岩由美子(かねいわゆみこ)です。

 

明けましておめでとうございます。もうこの挨拶も今日あたりが最後でしょうか。

来週からは仕事も2週目。2020年 順調なスタートを切られていますか?

 

この時期、昨年の振り返りや、今年の目標を立てる方が多いと思います。

私は「マインドマップ」を使って、昨年の振り返りを実施しました。

 

マインドマップとは

マインドマップとは、トニー・ブザン(Tony Buzan)が提唱した思考・発想法です。

頭の中の思考プロセスを目に見えるようにしたノート術として紹介される事もあります。

マインドマップは、中心に主題を書き、そこから枝を伸ばし、その枝の線上に言葉を記入します。

ブランチを四方に伸ばし、言葉の関連性を記述します。

 

マインドマップのメリット

マインドマップを使うメリットは、頭の中を見える化できる事です。

まるでニューラルネットワークのごとく、思いついたことを連鎖的にどんどん記載する事で思考を発散させ、

意識していなかった自分自身に対する気付きが得られます。

 

マインドマップによる振り返り

昨年は仕事に注力し、本業では大規模案件のPM、独立準備として診断士活動にも力を入れたつもりでいました。

ところが、マインドマップで1年を振り返ってみると、意外にも故郷である徳島(両親や阿波踊り)に対する思いや、

プライベートの交流が重点を占めていました。

自分にとって大切なものが浮き彫りになり、周囲に対する感謝の気持ちを新たにできました。

 

マインドマップの活用

マインドマップは、関連を見える化できるので、プレゼンテーションのシナリオをメモすることにも

活用しています。骨子を大きな幹として描き、補足説明するキーワードを枝として記載します。

時間がオーバーしそうな時は、枝を省略し、幹にもどることで迷子にならずにスムーズに話せます。

話す言葉を全て文章にした原稿を手に発表すると、原稿を読んでしまいがちです。また、目を話したら

どこを読んでいるのかかわからなくなり、頭が真っ白になりがちですが、マインドマップのメモなら

図として目に映るのでそんな心配はありませせん。

 

その他、読んだ本の要点を整理する、ブレストで意見をメモするなど色々な活用ができます。

文章ではなく、キーワードだけで関連が整理できるので記憶しやすいのがメリットです。

みなさんも活用してみてはいかがでしょうか。

 

お知らせ★

稼プロ!運営チームが、「診断士はじめの一歩セミナー」というセミナーを実施いたします。

開催日:2019119日(土) 15:0017:00

場所:京橋区民館 

・診断士を受験中の方

・診断士に合格したばかりの方

・診断士に合格したけど、何から始めれば良いかわからないという方のためのセミナーです。

合格後にやるべき事が見えてきます!

時間や場所などの詳細は、下記からご覧ください。

お申込もこちらからお願いします。

 http://kasepuro.com/LP/ippo2020/

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SDGs×幸福×経営

2019-12-01 00:00:00 | 事務局からのメッセージ

皆さん こんにちは。
稼プロ!事務局(17期)の金岩由美子(かねいわゆみこ) です。

11月15日に慶応技術大学で開催された「SDGs×幸福×経営シンポジウム」に参加してきました。

最初はこの3つのキーワードに違和感がありましたが「SDGsは従業員が幸せになるため」と
話された「幸福学」研究の第一人者である應義塾大学 前野 隆司教授の講演で腹落ちしました。
以下はその概要と所感です。


◆概要
SDGsはそもそも人間の「Well being」な状態を目標とする。
幸福は、精神的、身体的、社会的に「良好な健康状態」であり、
SDGsの目標「Well being」と一致する。
企業がSDGsに取り組むのは働いている人々がより幸せになるため。

幸福感の高い社員の創造性は3倍、生産性は31%、売上37%高く
欠勤率や離職率も低いというデータがある。
企業経営で一番大切なことは働く人の幸せ。

「幸福」とは? 色が3原色から構成されるように、幸せは4因子ある。
 第1因子:自己実現と成長の因子(やってみよう因子)
 第2因子:つながりと感謝の因子(ありがとう因子)
 第3因子:前向きと楽観の因子(なんとかなる因子)
 第4因子:独立と自分らしさの因子(ありのままに因子)

 地位財(金、物、地位)による幸せは長続きせず、
 非地位財(安心、健康)による幸せは持続する。

 個人の心の在り方としては「やってみよう」「なんとかなる」「ありのままに」
 関係の質を向上させるには「ありがとう」

◆所感
個人的には、座右の銘は「為せば成る(なるようにしかならん)」であり、
幸福の第3因子である楽観さは持ち合わせていると思いますが、
第4因子である独立や自分らしさは若干不足していると感じており、
幸福度は、ぼちぼち といったところです。

管理職としては、部下に「(失敗してもいいから)やってみよう」「なんとかなるよ」と促し、
やってくれたら「ありがとう」と感謝しようと改めて思いました。
そして「ありのまま」を承認して長所を褒めたいと思ってはいますが、すぐ欠点が目に行き
カイゼンの意識になってしまう事は、自分に対しても部下に対しても注意したいところです。
自分と組織の幸福のために。そして、悩みながらも意識することで、より良い社会になるために。

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気候危機

2019-10-20 04:00:22 | 事務局からのメッセージ
皆さん こんにちは。
稼プロ!事務局(17期)の金岩由美子(かねいわゆみこ) です。

台風15号の爪跡が残る中、台風19号は各地に甚大な被害をもたらしました。
被害に遭われた方々の、1日も早い復興をお祈りします。

このところ「地球がおかしい」と言わざるを得ないような現象が多く発生していますね。
私が子供の頃は夏に30度を超えたらニュースになりました。
ところが、今では35度を超える猛暑日は当たり前。
まさか、東京でマラソンが開催できなくなるほどとは、想像だにしていませんでした。

実際、日本の平均気温は、100年あたりおよそ1.1℃の割合で上昇しているそうです。
日本は地球温暖化による気温の上昇率が比較的大きい北半球の中緯度に位置しているため、
気温上昇が世界の平均に比べて2倍程度大きく、1日に降る雨の量が100ミリ以上の大雨の
日数も増える傾向にあると言われています。

スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさん(16)が、9月23日にニューヨークで開かれた
国連気候行動サミットに出席し、地球温暖化に本気で取り組んでいない大人たちを叱責した事や、
サミットに合わせて世界中で「グローバル気候マーチ(Global Climate Strike)」が開催された事は
ご存知の方も多いと思います。
科学が示す気候変動のリスクには耳を背けたくなりますが、もうそんな猶予はないと感じています。
一人一人が自分ごととして考え、そして行動しなくては!

個人で実施可能な日本での具体的なアクションとして以下があります。
①ダイベストメント:インベストメント(投資)の反対の意味で資金を引き揚げること。
地球温暖化を悪化させる石炭・石油・天然ガスを含む石炭燃料ビジネスや、地域にとって安全でない原子力にお金を流す銀行にそれらの事業からお金を引き揚げさせる。
②パワーシフト宣言:パワーシフトとは、自然エネルギーが中心となった持続可能なエネルギー社会にむけて、電力(パワー)のあり方を、変えていくこと。電力会社を選ぶ。
③横須賀の石炭火力発電所建設計画の中止を求める署名

私も行動していきます!

<追記>
行動し始めたら、こんな事実を知りました。ネットの引用ですが共有させて下さい。
タイトル:グレタさん演説のウラで、日本メディアが報じない「ヤバすぎる現実」

記事によると、政府、投資家、企業から、ものすごい数のコミットメントがあったにもかかわらず、日本の報道機関はその内容をほぼどこも報じないという異常事態が発生しているというのだ。下記は、その内容です。
①投資家のコミット
2020年までに削減目標を引き上げること。石炭火力発電を段階的に全廃し、さらに化石燃料の消費量を削減するための政策課税である炭素税を導入する。
日本からも、三菱UFJ信託銀行、三井住友トラスト・アセットマネジメント、野村アセットマネジメント、ニッセイアセットマネジメント、日興アセットマネジメントなどが宣言。
②銀行のコミット
銀行の融資が、環境や社会にどのような影響を与えているかを自主的に測定し公表していく「国連責任銀行原則」が発足。日本からはメガバナンク3行と三井住友トラスト・ホールディングスが参加。
③企業のコミット
投資家・銀行の動きに連動して投資を受けられなければ経営危機につながると、パリ協定で定めた「2℃目標」よりも高い「1.5℃目標」を達成するためのCO2削減目標を自ら課すと宣言した。日本企業では丸井グループ、アシックスの2社が加わった。
④業界団体のコミット
自動車業界では乗用車からのCO2を95%削減する活動が発足。
不動産業界からも、2050年までにCO2排出量をゼロにする活動が9月23日に生まれた。
食品・小売業界では、2030年までに食品廃棄物を半減させる活動が発足し、日本からもイオンが加盟。加盟企業は、仕入先企業にまで削減をコミットさせにいく。

記事は「投資家も企業も政府も、経済成長とわたしたちの生活を守るために気候変動対策を進めている。さて、日本国民はいつ目覚めるのか。」と締めくくられています。

この動きは中小企業にも大きな影響を与える事になります。目覚めないと!!
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