あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

すべての言葉は通り過ぎてゆく 第68回 

2019-05-03 09:23:49 | Weblog


蝶人狂言綺語輯&バガテル―そんな私のここだけの話op.309



「令和」とは、民草が自発的に創造する平和ではなく、安倍蚤糞が下々に命ずる上からの平和の謂いである。万葉集から採ったというても、意味はなく、前後の2連の2語をとってつけたものにすぎない。4/1

従来の和暦の典籍は漢書だったので、今回はなんとしても和書由来にしたかった国粋主義者の安倍蚤糞と日本会議。しかしその万葉集の序文も漢字だし、その詩文は漢書「帰田賦」や「蘭亭序」の孫引きだから所詮はメイド・イン・チャイナずら。4/2

私は元号制に反対だし、西暦があれば和歴は不要と考えているが、今回の6案の中では「万和」というのが読みもちょっと粋だし、意味内容も上から統制された平和という「令和」よりも普遍平等的で好ましいが、それを選ぶ識者が皆無だったということだろうね。4/3

2014年に私のせいでパニック障害になった妻。長い月日を経て薬物に依存せずにようやく完治したと思っていたのだが、あれからずっと耳の中でアブラゼミが鳴いているような騒音が聞こえているとは知らなかった。ヤベイ。
4/4

ソンタク副大臣がようやっと辞任。自民党には、こういう非常識で反国民的で夜郎事大な連中が、ほかにもワンサとたむろしているんだろうなあ。4/5

朝、図書館と散髪屋さんに行ったが、どこもかしこも桜が満開。道路は全国から観光客や車が押し掛けて渋滞が始まっていた。阿呆莫迦安倍蚤糞が人気取りで仕掛けた10連休になったらどうなるんだろう。みんな海外や遠方に行くからかえって空いたりするんだろうか。4/6

県知事と県議会選の投票をしてから近所を散歩。あちこちの「歩こう会」が小道を怒涛の勢いで歩いてくるが、これらの老人たちは投票を済ませたのかしら。あちこちでウグイスが鳴くが、語尾の発音とイントネーションが間違っているので、正しい鳴き方を口笛で指導してやる。(笑)4/7

親の因果が子にどう報いているのかさっぱり分からない大阪維新を除けば、全国どこをみてもジミンジミン&ジコウ。ジミンが負けたとこだって、そもそもジミンなのだから始末に追えない。もはや保守にあらざれば人にあらざるがごとき日本人が、私には見知らぬ外国人のように思える。4/8

大阪があの醜悪な「維新」という形をとって目指しているもの。それは首都東京に追いつけ、追い越せという野望だろう。しかしその意識的無意識的な欲望の核心にあるものは、大坂独立の願いなのである。4/9

安倍蚤糞の理不尽かつ問答無用な「令和」を遠く離れて、自主独立したい衝動に駆られているのは、大坂だけではない。軍事基地を押し付けられてどまに来ている沖縄も、なんなら北海道も、かの「吉里吉里国」 のように独立して共和国になればいいのだ。4/10

ソンタク副大臣を任命したのも、犬猫にも劣る桜田五輪相を任命したのも安倍蚤糞。そろそろあんたも年貢の納め時だな。4/11

以前は国民の2割が安倍蚤糞を支持しているに過ぎないのに、選挙制度や野党の力不足と戦略のなさで政権を保持していると思っていたが、あにはからんや、阿呆莫迦日本人の多くが、マジで彼奴を支持しているのだった。4/12

吉本隆明をちと批判しただけで、わが神、わが仏に泥をかけられたごとくに怒り狂う吉本主義者がいた。「吉本隆明イコール自分」という訳だが、こういう自他同一化を許可なくされた泉下の吉本自身も、ある意味では迷惑しているのではないだろうか。4/13

1942年11月2日未明、家人に窓を開かせ、「新生だ」との一言を遺し、北原白秋は午前7時50分に逝った。享年57。4/14

悲惨な現状にひたすら耐えて、それらの一つをあたかも「運命」のように甘んじて受け入れる。それはつまり、「奴隷の生活」というものではないだろうか。4/15

「いつまでもあると思うな親と金」、というが、それだけではなくて、ノートルダム寺院や、我らの身の回りの家や庭や何げない風物、そして我われ自身も、あっという間にこの世から消え去ってしまうのである。4/16

「否定性の確立とは、なまなかの希望に対してはもとより、いかなる絶望にも同調せぬことだ……ここにいる一歳の無垢なるものは、すべてにおいて新しく、盛んに手探りしている。私のなかで母親の言葉が、はじめて謎でなくなる。小さなものらに、老人は答えたい。
私は生き直すことができない。しかし、私らは生き直すことができる」大江健三郎4/17 

「駅ピアノ」のロンドン編を見ていたら、90歳の巴里の花屋のお爺さんの演奏がしみじみと胸に迫って、つい涙が出た。駅に置かれたピアノを弾く、というただそれだけの番組なのに、忘れ難い人々が次々に登場して、世界と人世についての新たな感慨が湧いてくる。4/18

天皇が「先祖の」天照大神に退位の挨拶をするために、伊勢神宮に行ったと皆さまの公凶放送が報じている。おいおい、いつから神話の人物が実在することになったんだい? それとも誰かがこっそりDNDで鑑定したのかな。4/19

いつも一緒に餌を探したり、昼寝したりしている番いのカモの平和な姿を見ていると、こういうのどかさに憧れて、人類は一夫一婦制にたどり着いたのかなと思ったりもする。4/20

令和の命名者、中西進選手の我田引水ぶりには困ったものだ。令という言葉から自然に発生する命令というニュアンスを打ち消そうとして、「令は麗である」と力説するが、随分一面的な解釈をするものだ。万葉集の中の下層階級の詠み人の歌に対する疑義とも、まともに向き合っていないようだ。4/21

そりゃ自民だって補選で負けることはあるだろうよ。だけど彼奴等は、市議戦と区議選では、めちゃくちゃ当選者数を増やしているんだから嫌になっちまう。4/22

fbの書き込み禁止令が1週間ぶりに解除になった。私の「差別用語」を日夜検索する人工知能。今度そいつにやられたら10日間の刑で、その次は破門追放処分かいな。さすが令和時代だ。4/23

完璧な美しさの前で、思いがけない退屈を覚えることがある。例えば「モナリザ」や「ミロのヴィーナス」やモザールの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。4/24

政府の責任者がわざわざ海外出張している時を選んで、自分と自分の政の誤ちを、たった一枚の作文を発表して「被害者と国民に謝罪する」というのは、きちんと謝罪したことにならない。4/25

「ハイカラ野郎の、ペテン師の、イカサマ師の、猫被りの、香具師の、モモンガーの、岡つ引きの、わんわん鳴けば犬も同然な奴とでも云ふがいい」という夏目漱石の「坊っちゃん」の言葉を、安倍蚤糞とトランプに進呈したい。4/26

けさの朝日新聞の横尾忠則の「読めない書評」、最高だなあ。活字が重ね刷りになっていて読めない。夢から生まれた美術作品とかいうておるけど、普通に印刷してあっても誰も読まないんだから、ちょっと目立っていいんじゃない。https://book.asahi.com/article/123265494/27

ゴーンとか大塚家具とか平成最後とか令和とか10連休とか安倍蚤糞とかトランプとかプーチンとか習とか金とか、もうたくさんだ。この連休中に、全部消えてほしいずら。4/28

深沢七郎にとっても、私にとっても「ボーッと生きてること」こそ最高の人生なのに、誰彼なく「ボーッと生きてんじゃないよ!」と偉そうに叱りつける莫迦者がいいる。チコちゃんの仮面の下に隠れているのは、「一億総活躍社会」を喚き散らす安倍蚤糞に忖度して令和秩序を鼓吹する公凶放送である。4/29

今朝の朝日新聞によると、3月下旬に安倍蚤糞が元号案を追加したらしい。なんだ結局こいつの意向で令和に決まったようなもんじゃんか。どうせオラッチは使わないからどうでもいいけど。4/30

  悪童も議員となるや万愚節 蝶人  
 八重桜嫁の分まで咲いており 蝶人

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